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朝の多摩川


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演出のためのノート 006 5/21

  • 2018/05/23

5/21

稽古。昼間は別行動、私は別の仕事に行き、ありちゃんは自主稽古となる。

夕方、ずっと悩んできた舞台効果についての打ち合わせ。

心を決める。

当日の技術スタッフは私一人なので、

機械等の操作関係はできる限りシンプルにが目標だが、

稽古を見ているうちにどうしてもやりたいことが出てきた。

それを省く方が冒険なのか、織り込むことが無謀なのか、それがずっとわからなかった。

手数が増えるのは私のリスクが高まるだけなのかもしれない。

でも、迷った挙句、やってみることに。

失敗したら、まあ、仕方ない(ありちゃんには悪いけど)。

ともかく、操作など、不安要素が増えた。

全ては私の問題だ。

できるのか?

でも、うまくいけばとてもいいことになると思う。

打ち合わせで、その確信を持つ。

 

稽古場へ。1、2、3と呼ばれる、いわゆる前半の稽古。

後半に比べて、どうも書けていない気がする。

なんか、意気込んでいる気がするのだ。

書く人にとっては当たり前のことかもしれないが、

1から6、初めから終わりにかけて書いていくわけで、

1は、やっぱり緊張しているのだ。

まあ、そうでもない人もいるか。

パーツに分けて、あとで組み合わせる方式の人とか。

私は、初めから、オープニングから書く。

で、読み返した時に、

「やっぱ、1を書き直そう」となると、

全体のバランスが大きく崩れる気がして、

結果全体的に「書き直そう」となってしまう。

それもなんだかなあ、と思い、

で、放置してあったのではないか。

もう少し、楽にしたらどうかと自分に問う。

思い切ってメスを入れる時期が来た。

バランスよりも、もっと重要なことがあるのではないか。

それは、感覚でしかないのだけど。

感覚に確信が持てるか、そこで決断しようと思う。

 

ありちゃんの芝居で、私の本がよく見えるシーンがあって、

毎回とにかく大爆笑してしまう。

なんだろう、

これは世界の拡張だと感じる。

この大爆笑はもしかすると演出家である私だけのものなんだけど(稽古場で笑いが起きても本番ではどのお客様も笑わないことはよくあることだし、私自身は俳優としてはその落差をあまり気にしていない方だと思う)

それでもいい、

この笑いを独り占めできたことがまず大きな喜びだし、私はラッキー。

そして、見に来てくださったみなさんに、大爆笑ではなく、さざ波のようにこの芝居を作りあげることが私の仕事なのだ。

ありちゃんは、毎日、私にそれを気つかせてくれる。

頼もしい、そしてかっこいい。

 

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