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2025年の6月に

  • 2025/06/07

 

 

2025年6月6日 小さな確信

 

このページを思い出した。わたしが断続的に続けてきた日記のページだ。見てみると、テーオが16歳で亡くなってから書いていない。その後noteに場所を移して日記のようなものを残してきたけれど、それも昨年の忙しさにかまけてやめてしまった。思えば、テーオが亡くなってわたしの生きる世界が寂しくなったものの、だんだんとテーオの姿は見えないがいつもこの家のどこかにいるような気がして、そこからさまざまなことの見方が変わったような気がする。命の尊さや、死んでからも命が続くことへの確信みたいなものかもしれない。いないけれど、いる気がするという小さな確信を持つまでの時間とともに、わたしたちは生きていくのだというさらなる確信だ。テーオは片目だった。テーオの目が好きだった。その目がどこかでわたしを見ている気がしてならない。そう思うと、声が聞こえてくる気がしてならない。

 

ナフルは先日20歳になった。我が家に迎え入れてから20年になるなんてびっくりだ。そして20年前、わたしは29歳だったなんてこれまたびっくりだ。49歳まで一緒に生きてこれたなんてさらにすごいことだ。そして今、このような毎日を生きているなんて。老猫ナフルとの日々を含め、これからの日々を生きていくために、再び日記を書こうと思う。どうでもいい記録になるかもしれない。そのどうでもよさが、自分を形作っている。奮い立たせているという、またしても小さな確信が、一ミリの強さを育むだろう。わたしだけではない、全ての人が、朝から夜まで、生きている。いろいろなことをあれこれ想像しながら、自分の日々をまた残していこう、書き残していこうと思う。

 

というわけで、また断続的にはなりますが日記を再開しようと思います。基本的にはどうでもいい日常の記録です。20代から書き連ねていた約20年分(!)の日記が残っていたのですが、テーオが亡くなった日以前のものは非公開にさせていただきました。

これからもスヌーヌー/笠木泉をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2025年6月 笠木泉

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