そのあたり、なかなかできない/ミッキーマウスマーチ
- 2007/07/24
■筒井康隆を読んでいる。本屋で「朝時間のすすめ」とか「自然と暮らそ」とか「ほっこり和のくらし」とか「エコ」とか「ソーイング」とか、ゆるーくのんびりみたいな本(中途半端なものも硬派なものも含めて)があまりに多くていらいらする。そんなにか!お前もか!お前もなのか!と勝手に憤り、結果筒井康隆。別に真逆とかそういうことではないのだが、私なりに「流行に左右されない」という観点を持って本選びをしてみた。筒井康隆が正解とは到底思えないのだが、私なりの反逆精神なので、しかも中途半端な、ね。
■心が震える程のものが欲しいのはいつだって誰だってそうだ。自分が一体何で心が震えるのか、何を大切に思うのか、そのあたりなかなかできない。大人なのに、見極められないからふらふらする。しかし心の奥で何かを知っているのだ、それを口にすれば何かが面倒くさいことになるから誰も言わないだけだ。皆心の奥で自分が本当に大切なものは何なのかあらかじめ知っている。
■小さな声で言ってみるのか、大声で叫んでみるのか、はたまた言わないのか。それはゆっくり考えて決めればいいだろう。ただ、あらかじめ知っているということを忘れてはいけない気がする。知っていることを忘れている人はきっとたくさんいる。私も忘れないために問いかけようと思うのだ。
※※
■姉、弟と所用で渋谷に出かける。マークシティの中にあるコールドストーンクリームという名のアイス屋がすごいことになっていた。
■3人でちょっと甘いもの食べたいねということになり、私が代表して買うために列に並んだ。お店の形は、ハーゲンダッツとかサーティワンみたいな感じだと思って下さい。私は食べたいアイスを注文した。注文を受けた店員さんが目の前でバニラアイスとかスポンジケーキとかいちごとかを手際よくミックスしてくれてとても美味しそう。が、突然店員の一人が「ヘイ!」だか「ホイ!」だかよくわからない声を出した、その直後店の中に10人程いる店員が皆で一斉に歌を歌い出したのだ。ミッキーマウスマーチの節だが、明らかにミッキーマウスという歌詞は削除されている。英語だから何て歌ってるのかよくわからなかったが、正直笑顔で「ハニャヤハニャヤハニャハニャー!ヘイ!ハイ!」とか歌われても困るわけなんだけど。私の注文したアイスをこねている店員さん、かなりノリノリ。私の目を見て歌ってるし、すごい歌上手いし。まるで「あなたも歌って下さい!」と言わんばかりの笑顔だった。辛かった。本当に。罰ゲームのようだった、あれ。
■列から離れたところで静観していた姉と弟は頭を垂れて戻って来た私に一言、「歌われてたね」と言った。辱めを受けた気分。アイスはとても美味しかったが、もうあの店には行けない・・・・行きたくない。
3 Comments
まき
24th 7月 2007 - 4:09:42なにそれー!
なにそのアイス屋ー!
わたしも歌われたいー!
Fumiko
25th 7月 2007 - 22:57:50東京にしかないんですね、このアイス屋。
今度上京の暁には是非友達に買わせて
横で見学することにします^^;
私も歌われるの絶対ヤダ!!
kasagi
29th 7月 2007 - 16:01:11まきさん、こんにちは。
まじすか。歌われたいのですか。
一度歌われてみて下さい。
その時あなたは知るでしょう、このつらさを。
Fumikoさん、こんにちは。
アイス自体は非常に美味しかったですので、是非友人を使って購入してみて下さいね。私もまた食べたいので、上記のまきさんと一緒に行き、彼女に買わせようと思います。私は後ろで見てる。