7月の日記1
- 2019/07/05
最近、ふと日々のことをごっそり忘れてしまう。気がつくと全然覚えていない。何をしていたのか何を食べたのか、忘れてしまう。
7月1日
横浜のここのみ鍼灸院へ。ここでセンセイに鍼をブスブス打たれている時、私は気持ちよくてほぼパーセントの勢いで眠ってしまう。ゴールデンスランバー。夜、映画「ひまわり」を30分位見て眠ってしまった。面白くなかったわけでは全然ないので、続きはまた見る。
7月2日
録画してあるドラマの「高原へいらっしゃい」(1976年/田宮二郎主演)第11回を観る。田宮二郎扮する面川が自分に課した規律を破り堕ちて行くシーンを見て、もうとても落ち込んでしまった。面川!頼むから踏ん張ってくれ!と心の中で応援していたのに、目の前で裏切られた…いや別にいいんだよな裏切られても、ドラマだから…と思いつつも、なかなか気持ちが戻ってこない。
7月3日
タイの映画監督アピチャッポンの演劇作品「フィーバー・ルーム」を観に池袋へ。
見ている最中脳内がいくつか分かれている感覚になりなかなか集中できない。でも例え集中しなくても、舞台のことを真剣に考えなくても、(当たり前だけど)誰にも怒られないような気持ち、おおらかな優しさをずっと感じていて、それは映画作品にも通じるというか…アピチャッポンさん本人の懐の深さかも!とか勝手に解釈する。映像部分、上下スクリーンに映し出されたただの道。海上の船から撮影しているであろう道の映像がよかったなあと思ったのは、その道がいわきの江名というところの風景にとてもよく似ていたからである。あの映像の姿、すごくよかったなあ。
7月5日
食事をしながら「高原へいらっしゃい」第12回を観る。前田吟さんがずっと怒鳴っているシーンがあり、見ていてすごく落ち込んだ。単純に怒鳴っている人を見るのが苦手なのかもな。前回今回と私は落ち込んでばかりだが、すごく面白いドラマだ。若き池波志乃さんが本当に可愛い。「おばやん」と呼ばれている北林谷栄さんもすごく素敵だ。テーマソングは小室等さんで作詞が谷川俊太郎さん、演奏がムーンライダーズ。1976年、私の生まれた年である。
ベランダのゴーヤを初収穫し、ゴーヤチャンプルーを作った。