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淋しさ





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猫人生/シャット/コンナオトナノオンナノコ

  • 2007/11/24

ごはん

二人はずいぶん落ち着いて来たようです。

しかしまだ気になる事がいくつか。まずナフルの声がかれた。テーオと取っ組み合いの喧嘩をしている際に「ぐわーお!!!」という雄叫びをあげていたら枯れてしまったらしい。かわいい高い声だったナフルは今酒焼けしたおばさんのようになってしまった。様子見。

そしてこれは前から気になっている事、テーオのくしゃみと鼻水。拾ったときからひどかった。くしゃみをすると鼻水が飛沫をあげる程。ナフルにうつってしまうのかなあと心配していたのだけど、目の手術をして下さった先生が「これは慢性の鼻炎でしょう」と言っていたので安心していた。でも今回ナフルの声がかれたこともあり、もしかしたら悪性の風邪かもしれないので、よし!と一念発起して二人同時に病院に連れて行く事にした。

まずナフルをゲージ入れたら中で気が狂ったように暴れる。先週嘔吐した時に病院に連れて行ったときはゲージに入れても全く騒がなかったのでやはりあの時は相当体がしんどかったのではないか。「もうどうでもしてくれ」というようなあきらめが感じられた。今回は「出せこのやろー!!」とお怒りの様子だが、逆に嬉しい。

で、我が家にはゲージ一個。仕方なくテーオを無印の小さなショルダーバッグに詰め込む。ファスナーがついているから逃げないだろうと思って。おとなしく入ってくれた。

病院ではテーオの病気の可能性を告げられ、それは野良猫として過酷な状況で生きて来たテーオにしては当然持っているウイルスの話。少しずつだが治療することにした。

猫を育てるのには当然だけどお金も根気も気力も明るさも必要だな。帰り道タクシーを待ちながらクラブのママのような声を上げて鳴くナフルに話しかけた。「我が家に来て幸福かい?」そんなん、知らんわ。一生わからんな。・・・そんな漠然としたしかも難しい質問すんなや。はいそうですよね、どうも失礼致しました。

さー、がんばるぞー。受難のテーオとナフルと。

※※※

ずいぶん前に撮影したCMがオンエアされているようです。ジョンソンアンドジョンソンの「シャット流せるブラシ」。遊園地再生事業団やペンギンプルペイルパイルズで共演した山本大介くんと夫婦です。

そういや冨永昌敬監督の新作映画が絶賛上映中なのだった!「コンナオトナノオンナノコ」。イケブクロシネマロサニテレイトショージョウエイチュウ!と全部カタカナで書いてしまいました。実は私もエキストラとしてちょいと撮影に参加。わかるかなー?わかんねえだろうなー!って感じで出演しております。漫画家の魚喃キリコさんや安彦麻理絵さん(原作者)や大久保ニューさんや、役者の木村文ちゃん(撮影当時は妊婦で、今は出産し立派なお母ちゃん!)や、冨永撮影隊のリューちゃんやオオガワラ先輩とみんなでわいわい楽しく撮影。魚喃さんと私はコスプレしています。試写を見逃したので、まだ見ていない。楽しみだなあ。

コンナオトナノオンナノコ

図書館に行って、「へんないきもの」という本を借りた。UMA的なカタチをしたへんないきものたちに「うぎゃー!!」と叫びながらも楽しい楽しい。異形の神秘とでもいうか、常識の崩壊というか。ウミウシ系は危険なカタチやあり得ない習性のものが多いようだ。海の中なんて、まだまだ発見されていないおぞましいかたちのいきものもいるのだろうな。そんなことを考えると、楽しくて仕方がないのである!

友人の夢

  • 2007/08/21

山口小夜子さんが亡くなられた。ずっと昔から素敵な女性だなと思っていた。何だかとても淋しい。インタビューなどでしか知ることはないが、生きることを大切にしている印象を受けた。すごくかっこよかったよね。

昨日は遊園地再生事業団の稽古場を見学。本公演にむけて準備は着々と進んでいるようだった。あんなことやあんなことを稽古していた。楽しみです。パレスチナから無事帰国した岸健太郎とも久しぶりに話をして、彼は会う度に身体が大きくなっている気がするのだが、今回は身体だけじゃない気がした。

人はたくさんのことを知り、たくさんのことを忘れ、たくさんの思考を巡らし、たくさんの人と出会い、喋り、別れ、豊かになっていくのだなあと、帰り道にふと考えた。別れを経験しないと見えないものもある。

流れに身を任せつつ、時には抗いながら。ゆっくりでいいんだろうな、成長って。10年単位で大きくダイナミックに捉えていくべきなんだろうな。ただこつこつこつこつと準備する。日々を私なりに大切にしながら。私なりってところが大事よ。他の人なり(真似)は一週間と持たないから。様々なものごとや人々や考えに影響されつつ自分の中で噛み砕いて行動することが、本当の変化だと思う。

今日は考えていること(考えなくてはいけないこと、または考える必要のないこと)があまりに多いので、頭が破裂しそうな感じだったからか、夕食を作って食べたらすぐに熟睡してしまった。寝れば少しはすっきりするものですね、頭も身体も。で、ちょっとぼんやり朝焼けを見ています。

そんなわけでカウリスマキを初めて見たのは大学一年生の時、「マッチ工場の少女」だった。ビデオを借りてきて、日本女子大学の図書館にあるAVコーナーで観たんだったな確か。すっごく面白くて、どきどきして、大きな衝撃を受けて、見終わった後に呆然としたんだっけなあ。淋しさに賛同!という気持ち。それからカティ・オウティネンという女優にもある意味呆然としたのだった。それからカウリスマキは私の中の重要人物なのだが、「街のあかり」は賛否両論らしいけど、私にとっては俯瞰で映るフィンランドの町並みや、主人公の笑顔や、ラストシーンが今現在リアルな「救い」だったのだ。人は何に「救い」を感じるのかわからないね。

関係ないけど、今日は現在大阪に住む幼なじみの夢を見た。

彼女とは小学校5年生からの付き合いで、今も家は離れているけれど仲良くさせてもらっている。彼女とはずいぶんいろいろなことを喋った。ほとんどがどうでもいいことだが(小学校の頃は男子の話ばかりだった)たまに話す真面目な言葉もあって、その両方に私は幾度となく助けられた。100回は助けてもらっているかもしれない。いや果てしなく無限大に「救われている」。私がどんなどんづまった状況の時も、「いづみちゃんは大丈夫だよ」と根拠はなかっただろうけど、根拠なき励ましって最高じゃないですか?

その子がたくさんの思い出話をしてくれるという夢だ。その思い出は事実とはかけ離れていて、「ねー、二人で行ったハワイ面白かったよね」とか言われて「いってないじゃん」とか、「ねー、あの時さ私の秋田の実家でいづみちゃんが酔っぱらって私のおじいちゃんに殴りかかったじゃない?」「殴りかかってないし、実家に行ったこともないし、あなたの実家は秋田じゃなくて宮崎じゃない?」と私がつっこむという内容だったのだが、別にハワイに行っていなくても行っていても別にどちらでもいい話だ。ただ二人はたくさんの思い出を共有していると事実。それは離れていてもこれからもずっと変わらない。歳をとってもきっと変わらないと思える、そう思える友人がいて、そんな人生を積み重ねることが出来ただけでもちょっとよかった。

ナフル

戦後

  • 2007/08/16

from ktai

終戦記念日の今日は1日を読書と休息にあてた。図書館に行ったりしているので読む本がたくさんある。古い本があってページをめくる度にそれが剥がれそうになるからドキドキする。

昨日はある人からの連絡をずっと待っていたが、来なかった。最近の私は待っている。待ってばかりではいけないけど、待たないのは傲慢な気がする。そもそも私は気が荒れた人間、穏やかに待つしかないという時間に耐えられないのかもしれない。昔子供の頃、夜に家の近くの公園にある砂場に穴を掘って寝たことがある。私はあの時の気持ちをなかなか忘れることができない。あの時のようにただ地下に潜り穏やかに眠りたいという気持ちは、しかし衝動であって、反動であった。そうではなく平常心で、今土にでも潜り待ちたい。そうすれば待てる気がしている。

生きていることも死ぬことも同じように考えていきたいと思う。

忘れないために

  • 2007/03/27

家で小津安二郎「秋刀魚の味」を見る。

加東大介と笠智衆、岸田今日子の「軍艦マーチ」のシーンがとても面白かった。三人とも可愛い。このシーンはずっとずっとずっと忘れない気がする。そして「ひょうたん」こと東野英二郎とその娘役である杉村春子がお父さんの泥酔した姿を見て涙を流すシーンは、とても美しかった。小津最後の作品だと言う。秋刀魚が全く出て来ない。時折、町や家が映像に挟まれる。小さな団地の映像は私の郷愁を誘う。私は子供の頃から団地を点々としていたからだ。小さな鉄筋の社宅には哀愁が漂う。

脱力感に苛まれる。自分に全く自信がなくなった時、眠るか読書をする。今日は松本清張の「空白の意匠」や「遺筆」など短編(またかよ)。それから西原理恵子「ちくろ幼稚園」を読んだ。再読。

あと読みたかった三崎亜紀「となり町戦争」を購入。

明日は図書館に行って面白そうな本を借りてこうと思う。その前にアルバイトの面接。

もちろんいろいろ言われて、ゆっくり考えています。哀しくなるような感想にも耳を澄ませています。ところで、小説を書いてみたらいいのではないかととある人からメールを頂き、演劇より向いているのでは?という文面だったのですが、嬉しくもあり、頑張れるか、また新しき目標にもなりうるので、嬉しかったです。そして何故か映画監督の方には「この芝居は映画にした方がいいよ」と言われたのです。しかも二人に。へー。映画を作る自信はないんだけど、演劇を作る自信もないから、同じようなモチベーションで創作出来るといいのだが。

どうしても心が休まらない。頭の中が嵐のようだ。頭が疲れているんだ。それはわかっているのに。休めない。桜でも見に行き、何時間でもその木の下で座っていようか。そしていつか「秋刀魚の味」の加東大介が軍艦マーチを歌うあのシーンを演じたい。加東大介になりたい。佐田啓二は無理。ちょっと気持ちが悪いしね。

やっぱり風呂

きたみ

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