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Posts Tagged 福島

柴田くんはやはり大きかった

  • 2007/04/08

チェリーブロッサムハイスクールの公演を見るため大塚に。遊園地再生事業団で共演した柴田雄平くんが演出、岩崎正寛くんが出演している。

今回が二回目の公演で、前回も見た後にいろいろ考えたのだけど、今回も考えました。様々なことについてです。私が演出をした舞台が終わってから初めての小劇場と言われる劇場での観劇だったということもあるのですが、本のこと、演出のこと、役者さんのこと、様々なことを芝居を見ながらいろいろ考えました。岩崎くんの「間」の取り方の絶妙さ加減について、柴田くんが激痩せしていることについて。小さな違和感の発生。音楽。映像。役者さん。江尻くんという知り合いがどうやら遅刻して客席に遅れて入って来たことで集中が切れて気がぶれたことも含め、演劇について。考えて、結果今日はすがすがしい気持ちになりました。前回も同じことを思った。すがすがしさ。だからこれはこの劇団の持つ特性になっていくのではないかと思うのだけど、どうだろうか、柴田くん?読んでいるかわからないのに語りかける、この勇気、自分を誉めてあげたい。冗談はさておき、劇団を立ち上げ公演を打つということがどれだけの労力がいることか私も少なからず知っている。技術的に何が簡単で何が難しいことなのか、1番労力を使うことは何なのか、決断はいつ下すのか、考えると甚だ面倒なことだろうと思う。それでもなお作っているという事実を私はきちんと見ることができた気がする。こんなことを考えるなんて大きなお世話なのかもしれないしえらそうに思われるかもしれないけど、演出修行中の身として思う所はたくさんあったのだ。真面目で、不誠実さがない。やりたいことを誠実に考えて形にするという作業を怠っていない。そういう点で私は激やせしている柴田くんを俄然支持。柴田に一票。私も柴田くんに負けないように出来ることを頑張ろうと思った。もっと痩せようと。

ともあれ、茨城弁が皆上手だ。ネイティブの柴田くんは別としても、皆さんきちんと稽古されたのだなあ。難しいんですよ、茨城とか栃木とか。あまり訛り過ぎてもちょっと離れてしまうし。しかし、葬式のシーンなどはまるで実家に帰っているような気になって感動した。って私は福島だけど。

今回のお芝居のベースになっている話の一つに「つくば万博」がある。私もつくば万博にはかなりの思い入れがある。福島→仙台→千葉県柏市とジプシーのように引っ越しを繰り返していた時期に「つくば万博」がありまして、柏市から車で1時間もかからなかったのと親の過多な愛によって、私はなんと7回も行ったんですよ!つくば万博に!それなのにいつ行ってもどこのパビリオンも長蛇の列。気の短い父は行列に並ぶことを最も苦手とする部類の人間なのでほとんど何も観ることが出来ず、思い出は「コスタリカ館」に人がいなくてほっとしたがかなりつまらなかったことと「コスモ星丸」のキーホルダーを何個か買ってもらったこと。一個でいいだろって話です。

岩崎くんは、またもや「悪い男」を演じていた。悪いなあ。悪いよ。同世代であんなワル演じている人を知らないよ、わたしは。そういうところが好きだなあと思って見てた。もっともっと悪くなる方向で!そして前回に続き荒川修二さんと渡部ラムさんが気になっている。何かを誰かを見て「ひっかかる」というところがすごく貴重なことだ。「ドアをノックするのは誰だ?」ということなんだが、歳を重ねるとドアノックの音を聞き漏らしてしまう場合があることに最近気がついた。誰だ?ということよりも、私自身が耳の穴をかっぽじいていなくちゃいけん。

こうじ屋のおばあちゃん、さようなら

  • 2007/02/24

子供の頃からずっと大切にしてくれた親戚のおばあちゃんが亡くなった。忙しくて葬儀に行けない。もちろん用事をキャンセルして行ってもいいが、母が「大変だろうから来なくていいよ」と気を使って言ってくれた。

そのおばあちゃんはいつも母方の実家である自転車屋の家にいた印象だ。どういうことかというと、ものすごく近所に棲んでいて毎日のように自転車屋の我が実家にお茶を飲みに来ていたのである。私がおじいちゃんの家に遊びにいくと必ず会う。宿泊して朝起きるともう居間でお茶を飲んでいる。ものごしのやわらかな、優しい人だった。小さい頃から私たち姉弟のことを自分の孫のようにとても大切にしてくれた。

もう長寿だ。私の祖母が亡くなってからもほぼ毎日のように自転車屋には来ていたらしいが、今年の夏にあったときはもうすっかり耳が遠くなっていた。言葉が間違っているかもしれないが、とても小さくなってかわいくなったなあと思った。

彼女が亡くなったと知らせを受け、姉に電話した。お香典の話等々。その中で話題になったのは「いったいどんな親戚だったのか?」ということだ。よくよく考えてみると関係がイマイチわからないのだ。名字は一緒だし、親戚なのはわかるが、一体どのような血のつながりになっているのか私も姉もよく理解していないことにびっくりした。「おじいちゃんのおねえちゃん?」「いや、それはない」
「本家?」「え、うちは分家なの?」と全くもってわかっていないバカふたり。そんなことはどうでもよくて、ただ昔から近くにいた人なのだ。ただただ、寂しい。私が31歳にもなれば年寄りが死ぬのは当然のことであったとしても、やはりただただ今は寂しい。

親戚マップは母に聞けばすぐにわかることだが、田舎のお葬式は都会の方が思っている以上に派手で大変な行事だ。母は今頃ものすごい勢いで福島県いわき市泉地区を仕切っていることだろう。私の仕切り魔は母譲り。仕切りだすと睡眠もとらないところまで似ている。そんな彼女にエールを送りたい。全身全霊で頑張って欲しいのでその質問はまた後にする。

田舎の親戚事情は思ったよりも奥深く、面白い。

なふ

南波典子降板のお知らせ/期待してくれた皆さんにお詫びです

  • 2007/02/15

実は皆さんに残念なお知らせをしなければなりません。

今回の舞台で出演者として名前を連ねておりました南波典子が都合により降板することになりました。

オールツーステップスクールの頃から私と出演者である南波典子はいつもいろいろな話し合いをしながら舞台を作って来ました。今回都合によって南波さんと一緒の舞台に立てなくなってしまいとても残念です。

今までいろんな舞台を経験してきた私たちがこのようなハプニングに見舞われお互い非常にてんぱりましたが、でも、大丈夫!超残念だけど、都合があったら仕方ないのさ!「しゃんめー!」(福島県いわき市泉地区の方言で「仕方ない」という意味、っていうかうちのじいちゃんの口癖)ってことでお互い納得の結果です。
私は基本的に超ネガティブ人間ですが、今回ばかりはこのハプニングをのりこえて行こうと思っています。淋しいけどね!

そんなことがあったもので、南波さんと共になかなかスリリングな日々だったのですが、実は新しく参加して下さる役者さんやスタッフさんが増えまして、また違った新しい「アデュー」が始まっております。新しい役者が誰かって?・・・明日発表しますね。スタッフは誰かって?・・・それは・・・私のお・と・う・と!もしかして皆興味ない?ないよね。でも面白いから今度スタッフ紹介のなかで弟とのツーショットを公表します。笑えるよ。似てるから。

そんな訳で(ってどんな訳だ)、南波典子のファンである皆様に大変申し訳なく思います。この件につきましてチケットの払い戻しやお問い合わせ等ございましたら、 alltwostepschool@yahoo.co.jpまでご連絡下さい。入金していただいたお客様には速やかにご返金させていただきます。

以上を持ちまして南波典子降板のお知らせとさせていただきます。
これからも南波典子を応援よろしくお願いします。そして笠木泉のことも、高山玲子ちゃんも本多麻紀ちゃんも新しい共演者も応援してね。あと、私の弟(27・独身)も応援してね!

私、初作初演出初ハプニング。見に来て下さるお客様に楽しんでもらえるように、演劇に可能性があるかぎり、精一杯本番まで頑張ります。

2007年2月15日 アデュー主宰/笠木泉

※このお知らせを含めて「アデュー稽古日記ーadieuが始まるー」がスタートしました。これから稽古の日々をどんどんレポートしていきますので是非お楽しみに!

ナフと母/ハワイアン/追記

  • 2006/11/26

おれ?

母が家に来た。包丁を研いでもらった。切れ味が抜群によくなった。

なかなか上手く作れない「厚焼き玉子」を作ってもらった。大量に油を引くのでビックリした。

ナフルは母のことが嫌いではないらしい。同じ部屋で二人仲良く眠っていた。

映画「フラガール」をようやく見た。もちろん鼻水ダラダラの大号泣なんだけど、いろいろ思うことはあった。方言とかね。「〜してくんちぇ」(〜してください)って言うかなあ?昔は言ったのかな。蒼井優ちゃんの訛りは自然でリアリティがあった。池津祥子さんは福島県出身だからおてのものだ!でも本当に難しいものだな、地の言葉は。方言指導の目で映画を見てしまった。誰なんだあたしゃ。

「福島県いわき市」「常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)」がこんな風に注目される日が来るだなんて、どういうことだ。さえない街だよ、本当に。だからドラマになるんだろうけど。でも、なんだかんだ言って非常に嬉しい。エンターテインメントの大きな可能性を感じる。すごいなあ、映画って。今だってものすごく寂れている街だけれど、確かに生きている人達がいて、その中の一人であるうちのおじいちゃんの自転車屋の前には今もハワイアンセンターの看板がかかっている。そしてその中のもう一人が、我が母。東京に来て、娘の包丁を研がされて、いわき市に帰った。
私の原風景の中にあるハワイアンセンターが画面の中にあった。嬉しかった。

借金問題で大変な思いをしている北海道夕張市も文化の力で生き返らせて欲しい。炭坑つながりで心から応援している。

※※※

追記/そう言えば「フラガール」には我らが大先輩・大河内浩さんが出演していた。今の日本で「とにかく悪役」と言えば大河内浩、「借金取り」と言えば寺島進。画面に二人がいれば間違いないと思った。皆も同じ気持ちだと思うが、私は寺島進の日本酒のCMがもちろん好きだ。川べりをパック酒を持って嬉しそうに歩いている姿、通りすがりのお姉ちゃんに「晩酌しない?」と可愛く肩をすくめるその姿たるやもはや芸術だ。そしてもちろん遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」で大河内浩さんの十八番である「酔っぱらいのおっさん」を稽古中から思う存分堪能できた私は幸せ者である。頭にネクタイ巻いてたもんなー。最高!

おおこうちさん
本当はすごくやさしい人なんです。大河内さん。

会ったことがないので何とも言えませんが、このCMはたまりません。

待つ女3

  • 2006/11/16

今日は富士山に雲がかかっていた。午前中奇跡的にフリーだったので散歩する。知らない街を歩くのは楽しいが、あまりに何もないので奇妙な気持ちになる。複雑な気持ちだ。福島もそうだけど、この山とたんぼのみの風景を見ていると過密な場所に住み続ける自分が馬鹿馬鹿しくなる。かといいつつもコンビニを見ると何故かほっとするのは根っから都会の子だからか。もう子じゃねえっつうの。
突然現れる商業施設に呑まれ、買い物した。ささやかに散財し、すっきりした。全くもって安物買いの銭失いだが、反省していない。何故なら「反省するなら買うな」と心に質問してから買ったから。これからも全てのことをいちいち自分に質問しよう。

ロケ/追記など

  • 2006/11/06

from ktai

今日は某ロケで静岡に来ている。昨日まで福島にいたのに。ずっと乗り物に乗っている感覚を覚える。静岡市は今雨が降っている。

書きたいことがたくさんあるけど、忙しいからまたにしよう。何かを省くことで私はわかりやすくてんぱらないで済むらしい。これも一つの「生きやすくする術」です。本当は何でも出来る敏腕女子になりたいのですが、無理!

今ようやく家に帰ってきた。朝始発で家を出て、今次の日の0時。疲れたね・・・。狭いながらも落ち着く我が家である。ナフルの顔を見たらちょっと泣きそうになったのは、笙野頼子さんの、これ、

を読んだからかもしれない。今年間違いなくベスト5の中に入る傑作。まず、題名がいいでしょ。かっこいいでしょ。かなり心の奥底に食い込んでくる言葉です。私の近くに笙野ファンは一人しかいないのだけど(もちろん隠れファンは知る由もないが)、その人とも笙野さんの文学について話したことがない。今度ゆっくり話がしてみたいなあ。私の意見は「笙野さんそのものが文学である」というかなり強引なものなのですが。

で、ユリイカ「宮沢章夫総特集」、是非読んで下さい。わたくし、笠木泉の文章「宮沢章夫の変貌」が掲載されています。非常に拙い文章でお恥ずかしい限りですが、寝ても覚めても宮沢さんのことばかり考えてそれこそ死にものぐるいで書きました。誤植もありますが。間違いもありますが。でも大変光栄なお仕事でありました。書いてよかった。そして何より他の方の「宮沢章夫論」がすごいです。愛を感じます。ってまだちゃんと読んでないけど。早く三坂さんの「宮沢さんストーカー日記」を読まねば・・・・だって、面白そうだから。これ一冊で宮沢さんの全て(とまでは言わないが)が詰まっております。是非購入しよう!私も5冊ぐらい買うよ!1冊は親に送るよ(福島のど田舎に、ユリイカが売っているかどうか、・・・心配で)。「文章がせこい」「面白い」「面白くない」等個人的にダメだしのあるかたはどんどんメールください。今後何かに役立てていきます。

ゆりいか

エジリのことは忘れて、週末のことを

  • 2006/10/12

風邪がようやく終焉の方向へ。長かった。非常に疲れる風邪だった。

先週までさかのぼる。風邪のせいで(ということはイコール私のせいで)何人かとの約束を反古にしてしまった。ごめんなさい。宮沢さんの舞台、「鵺」の代役も頼まれていたのだけど、急遽「出演者が休まなくてすむことになりました」との連絡を貰って、実はこっそり代役のセリフも暗記しておきながらもほっとした。みんなに風邪をうつしてしまうようなすっとこどっこいにはなりたくなかった。体調を万全にして、たくさん着込んで、手土産持って、また見学に行こうと思う。

風邪を引いているとこの日記で知った上村くんが電話をくれた。そういう優しさが心に沁みるなあー、とか思いつつ、くだらない話ばかりしてしまう。友達は宝だなあ。だってくだらない話が心おきなくできるのだもの。

友達といえば、「ドカベン」の貸主、イガリくんともメール。私が「いわき東高校に感情移入している」(いわきは私の地元なのです)件を送信すると、長文にもかかわらずとてもわかりやすいドカベン解説メールが来た。ここにもくだらないことに時間を費やすことを惜しまない輩が。

それにしても「ドカベン」における福島県いわき市の描かれ方はひどいが故に笑える。多くの炭鉱が閉鎖してお先真っ暗、住んでいる人全員貧乏の町という描写。すごく悲しいイメージなんだなあいわきって。確かになんだか冴えない場所ですが、そこまでの描かれ方をされているとは思わなかった。あ、映画「フラガール」もそういう話なんですけどね。

炭鉱の閉鎖が多くの人の運命を狂わせたのは確かで、実は我が家の歴史にもそれは色濃く残っている(らしいが詳しいことは自分が体験していないので書けない)。父に「フラガール、見ないの?」と聞いたら「意識して見ないようにしている」とのこと。変な答えだ。理由は「あまりにも思いが強すぎて号泣してしまうに決まっているから」だって。まさにその時代の人だから、仕方ないね。寅さん見たって号泣するくせに、という言葉をぐっと飲み込んだ私。せっかくだから思う存分号泣してほしいものです。

その父に「次の連休にはお前の息子を田舎につれて来たらどう?」と言われ一瞬どうしちゃったんだと思ったら、ナフルのことだった。

※※

今週前半はパーマをかけなおし、働き、友達と一緒にラーメンを食べた。私はラーメンよりも話をする方に気がいってしまい、気がつけばのびのびの麺を食べていた。その後二人でコーヒーを飲みながらいろいろな話をする。笑いすぎて呼吸不全になった。お店が終わっても店の前で二人で立ち話をしていた。その人のいいところを私はたくさん知っていて、その人もきっと私のことを客観的に見てくれていて、もうある程度の評価はお互い確定しつつあり(推測だけど)、そういう「探りあいのない関係」というものは本当に嬉しいことのように思う。土台があって話ができることの喜びがある。もちろん新しい出会いは大切だけど、新しくない出会いだって必ずある。何度でも何度でも繰り返す出会いがきっとある。また、新しい友達に出会えた。もうずっと前から知っている人なのに、また新しい人に会った。そういう感じでとても気分がいい。

おわりがくる

  • 2006/08/23

私の夏休みが終わりました。お仕事再開。
今年の夏は小学生みたいな夏休みを過ごしたように思いました。
食べたり遊んだり笑ったり泣いたり歌ったり動いたり。
・・・結構食べたな。本能の赴くまま。

楽しかった夏休み、なんて本当に何年ぶりでしょう。

総合して、「楽しかった」、言い換えれば、「幸せだった」ってことだろうか。

ある人に「すべて100%だと疲れてしまうよ」と言われたことがあったのだが、最近になってようやくその意味がわかってきた。私は100%の力を尽くして生きているわけではないのに100%の結果を求めてしまうのだった。そんな都合のいい話があるか!と思う。

もっと丁寧に生きていこうと思ってもいつの間にか忘れてしまう私はバカ。仕方がない。忘れてしまうのだから。忘れたらまた考えればいいや、と開き直る。

そんなことを考えた夏も終わり。本当に暑かったですね!外に出るとメガネが曇るのが本当にいやだったよ。ふざけるな、湿気。

夏の終わりといえば、先日あるユニットのある企画の現場に立ち会いました。この企画はもうすぐ彼らのHPで発表されるらしいです。どんな具合にくだらないのかお楽しみに。

福島民友新聞より
8月13日の福島民友テレビ欄。「クラシック界の一発屋を紹介」だって。妙に寂しい気分になりました。紹介されたくないよ。

先日初めての2時間ドラマに出演しました。ONAIRを見た福島のおじいちゃんは「あれは本当に泉なのか」と訝っていたそうです。老人にはわからないぐらいのちょこっとだけ。でもすごく勉強になった現場でした。

母方の田舎から

  • 2006/08/16

勝手口
変わってこちらは母方の実家で、元自転車屋。父方の実家から車で30分くらい。この家はかなりファンクな寂れ方をしている。
いつの?
私が幼いころからある段ボール。仮にぜんそくの薬が入っていたとするならば、私が子供の頃に飲んでいた薬だろうか(私は小児ぜんそくだった)?
ハワイアンズ
9月公開予定の映画「フラガール」は、福島県いわき市の誇りである「ハワイアンセンター」創設期の話だそうで、市をあげて応援しているようです。出演したかったよ。めいっぱい訛りを生かせたのに残念。実家の前には私が子供の頃からずっとハワイアンセンターの広告が貼ってある。毎月毎月、センターの社員が貼り替えに来るらしい。
いつのだ
今はおじいちゃん一人で暮らしている。2年前に亡くなったおばあちゃんが使っていた乳液のびんが今もテレビ台の下にある。
なにに使うかはわからない
こんな機械が、もう全く動かないままずっと放置されている。

過疎化が進む小さな商店街。私が子供の頃はまだまだ栄えていた。夏休み、おじいちゃんとおばあちゃんとのコミュニケーションに飽きたら、自転車屋の向かいにあった本屋に行って漫画を立ち読みしていた。がんがん読んだ。この頃から私の漫画好き人生がスタートしたといっても過言ではない。りぼんマスコットコミックスはだいたい立ち読みしたが花とゆめコミックスは全体的に不穏な絵が多かったのもあり手をつけなかった記憶がある。三原順「はみだしっ子」とかね。三原順は絵が怖過ぎるよね。あと魔夜峰央はスクリーントーン貼り過ぎで怖いよね。まあ、それがいいんだけど、とマニアックな話になってしまった。で、その行きつけの本屋も私が大学生になった頃は「エロ雑誌のみを取り扱う」変な本屋になった後あっという間につぶれた。そしてうちの自転車屋も消えていった。
85歳のおじいちゃんと二人で野球談義をした。皺だらけで耳の遠いおじいちゃんと向かい合っていると時間の経過を感じる。しかしそれと同時に変化しないどこかにいるような気がした。私の大好きな人。

子供心にこの表紙が怖かった。題名のフォントとかも含め、霊に似た怖さを感じていた花とゆめコミックス(と、三原順先生の絵)。大人になってから「はみだしっ子」、読みました。予想通り悲しい怖いお話でした。大好きな漫画です。
怖い絵

田舎

  • 2006/08/12

from ktai

お盆のため福島へ帰省。蛙が表札の上にいた。朝も昼も夜も、全く動かない。蛙だらけの土地です。

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