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<告知>11月15日「鈴木慶一ミュージシャン生活45周年ライブ」に出演します

  • 2015/11/11

<告知です>

なんと、15日に鈴木慶一さんのミュージシャン活動45周年ライブに出演することになりました。

鈴木慶一さんとは宮沢章夫さん作演出の舞台、遊園地再生事業団「あの小説の中で集まろう」で共演させて頂きました。1997年か…21歳…輝いていたあの頃…まあ、私自身が本当に輝いていたかどうかはアレですが、あの舞台は今でもとても大切な宝物です。

そして時を重ね、今回こんな機会に恵まれ、また一つ大切な宝物が増える気がしております。感謝の気持ちでいっぱいです。

お時間ある方は是非渋谷B.Y.Gへ足をお運び下さい。

楽しみだなあ!

慶一さんのtwitterアカウントです。→ @keiichi_suzuki

ヒネミ日記 3/24 5日目

  • 2014/03/25

今日は夜公演のみ。
昼、ドトールでミラノサンドを食べる。
私はA派だ。
少しだけど、レタスが入ってるし。

舞台上でストレッチ。
身体が疲れていると感じる。
声を出しても思い切り出ない。
それぐらいがちょうどいいのかもしれないと思いつつ、ほぐす。

今日は自分の身体の状態を少し変えて舞台に立ってみた。
周りやお客様には一切伝わらないことかもしれないが、
とても腑に落ちた。
自分にとってはとても重要な回になった。

アフタートークを聞く。
中村さんと宮川さん。
そして宮沢さんの21年。

明日、私も登壇するんだけど、何を話すんだろう。
何着るべきか。
特にドレッシーな服もないので、いつもの服装で。

「ヒネミの商人」公演情報

  • 2014/02/08

宣伝写真2

宣伝写真3-1

 

遊園地再生事業団プロデュース「ヒネミの商人」

出演

中村ゆうじ、宮川賢、片岡礼子、ノゾエ征爾、笠木泉、上村聡、佐々木幸子、牛尾千聖、山村麻由美

スタッフ

作・演出・美術:宮沢章夫
舞台監督:川除学
音楽:桜井圭介
音響:中田摩利子(OFFICE my on)+半田充(MMS)
照明:木藤歩
衣装:山本有子(ミシン☆ロックス)
演出助手:山本健介(ジエン社)、興野汐里
宣伝美術:相馬称
宣伝写真:今野裕一郎
タイトルロゴ:児玉悟之
制作:金長隆子
主催:遊園地再生事業団、株式会社ルアプル
協力:ASH&D、E-Pin企画、エースエージェント、M3&Co.、ビタミン大使「ABC」、MY Promotion Inc.、ミシン☆ロックス、リバースプロジェクト、至福団、坂本志保
後援:杉並区
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺

日程

2014年3月20日(木)〜30日(日)2014年3月20日(木)19:00
2014年3月21日(金・祝)14:00/19:00
2014年3月22日(土)14:00★/19:00
2014年3月23日(日)14:00/19:00
2014年3月24日(月)19:00
2014年3月25日(火)19:00
2014年3月26日(水)19:00
2014年3月27日(木)19:00
2014年3月28日(金)19:00
2014年3月29日(土)14:00★/19:00
2014年3月30日(日)14:00※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前。 ※アフタートークの予定あり(決定次第サイトにて随時発表いたします)。
★印公演、託児サービスあり(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円。*お申し込みは座・高円寺チケットボックスまで

会場

座・高円寺1

公演のお問い合わせ

株式会社ルアプル
[E-mail] info@roa-polo.com
[TEL] 080-8470-5550
※※
チケットをご用命の方は、
こちらまでメールを下さい。
私がチケットをご用意させていただきます!
皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

小津の入り口

  • 2013/11/13

ブルータス「小津の入り口」、絶対に買わねば。

大好きな小津、そして山田太一、中井貴一、宮沢章夫。

この上ない幸せだ。

 

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シティボーイズミックス終了しました

  • 2013/05/12

 

シティボーイズミックスpresents「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」。

全ての舞台が無事に終了いたしました。

ご来場下さった皆様、応援して下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。

 

参加すると決まった日から北九州公演が終わり羽田空港に帰って来たその瞬間まで、

長い時間ずっとずっと緊張していた気がします。

最寄り駅へと行くリムジンバスの中で一息ついたとき、

「ああ、本当に終わってしまったのだ」

と実感すると同時に、どっと身体が重くなりました。

身体がびっくりしているというか。

まあ、出演が決まった時も人生で初めて「腰を抜かして立てない」という漫画みたいな経験をしたのですが。

身体って面白いなあ。

ほっとしたのか、終わってから少し体調も崩し(もう治りましたので大丈夫です)、

本番中はよほど気が張っていたのだろうと思います。

無事に、無事に終えることが出来てよかった。

 

稽古中は毎日が驚きの連続でした。

コントの経験がない自分が百戦錬磨の皆さんについていけるのか、不安でした。

そんな私に皆さんはたくさんの言葉をくれました。

演技のアドバイスや笑いについての話、時にくだらない話まで、優しく。

憧れの、かっこいいお父さん、お兄さんたち。

一人一人に、「私はどれだけ皆さんのことが好きか」ということを聞かせたかったですが、

迷惑なのでもちろんやめましたよ。

好き故に、びびる私。

まあ、でも、同じ舞台にあがる以上びびっていても緊張していても仕方ないのだ、と何度も自分に言い聞かせ。

どんな泥だらけになっても皆についていくと覚悟を決めて、本番に臨みました。

正直、初日は震えが止まりませんでした。

それから楽日まで、

自分が舞台袖でスタンバイをしている最中の、

小道具のCDを持つ手のひらの汗が自分でも引く程で、

ああ、緊張はいつまでも私にのしかかって来るのだと感じたものです。

そして、

日々進化する本番の舞台。

舞台袖でじっと見ていて、皆さんのコントが変化して行くことに驚き、そしてそれを見続けることができるという幸福。

それぞれの生き様を見ることが出来ると言う幸福。

ただただ、幸せでした。

そして、舞台上で、皆さんと目を合わせて呼吸を合わせて芝居をすることができる幸福。

喜んでくださるお客様。

途中から「ああ、終わって欲しくない」と思うようになりました。

でも、舞台は必ず終わりを迎えます。

それは、知っています。

だから、終わりの日まで平常心でいられるように、

ただひたすら気持ちを整え、身体を整え、自分をゼロにして、毎日舞台に上がることにしました。

それでも揺らぐのが人のキモチ。

全てが終わってしまうという事実、その瞬間は意外とすんなり受け止められます。

役者なので、経験上多少は慣れているからです。

でも、ふと、時間が経過した時に、空洞に気がつく。

空洞の大きさに、その存在の大きさが比例します。

 

 

(演出の)宮沢さんの舞台に出演するのは、本当に久しぶりでした。

遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」以来ですから8年ぶりでしょうか。

8年。

私にとってこの8年はとても長い時間でした。

いろいろなことがあり、

いろいろな変化があり、

そしていろいろな舞台に出させていただき、

ほんの少し経験も積んだでしょうか。

しかし、

自分でも驚いたのが、

この稽古中に、遊園地再生事業団「知覚の庭」の夢を見たことです。

19歳で宮沢さんの演出を受けました。

まだ大学生でした。

3ヶ月稽古し、30回通し稽古をした初舞台。

必死だったけど、とても幸せな経験でした。

それで演劇をやめてしまってもよかったぐらいの濃密な時間でした。

でも、私はその後「やめずにこのまま舞台に関わって生きていく」ことを選び、こんな感じで今に至るわけです。

今回あっという間に私はあの日々に戻りました。

原点を振り返る作業。

手探りと緊張。

そして芝居とは。

宮沢さんのダメ出しは私を原点に戻してくれる。

そんな感覚を受けました。

稽古場は共演の皆さんやスタッフの皆さんとチームでものを作って行く場所ですが、

徹底的に自分と向き合う場所でもあります。

自己肯定も自己否定も迷いも、そんな自分を遠くから眺めることもできる。

そんな自分を抱えて人前に立つということはとても怖いことだと、改めて感じることがありました。

そんな時に、宮沢さんが言った言葉。

何と言って下さったのかは、まあ、内緒なんですが。

本当に大切なことはとてもシンプルなことであるということを、またこの「稽古場」という場所で再確認できた。

それがとても嬉しかったし、ありがたかったです。

私にとって宮沢さんは、人生でたった一人の師匠です。

 

 

※※※

北九州、小倉はとてもいい土地でした。

九州はほぼ初めての私。

一人で散歩する時間ができたので、商店街に入り、「北九州うどん」の「資さんうどん」を食べ、市場を歩く。

どこかのんびりした時間に、心が落ち着きました。

街を流れる川もよかった。

そして、「松本清張記念館」も行きましたよ。

まっちゃんファンとしては、念願の、ええ、念願のです。

一時期松本清張の小説(時代小説除く)読みふけっている時期がありまして、

1日1冊ペースで、がつがつこなし過ぎて、短編なんかはもうストーリーと題名がごっちゃになってしまっているぐらいです。

記念館に飾られた生原稿や書斎を見るに、ああここであの美しい言葉が文章がと胸が熱くなりました。

また時間があったら、ゆっくり行きたいなあ、小倉。

 

最後に、

ASH&Dのみなさん、舞台スタッフのみなさんに、稽古場で舞台裏で日々本当に助けて頂きました。

おかげで怪我せず大きな失敗もせず転びもせず何とか舞台を続けることができました。

感謝しかありません。

本当にありがとうございました。

 

そして、

大竹さん、きたろうさん、斉木さん、中村さん、いとうさん、戌井さん。

宮沢さん。

本当にありがとうございました。

そしてそして、

たくさんのお客様に、感謝します。

メールを下さった方、応援して下さった皆様、ありがとうございました。

 

 

※※

では、私ははえぎわの稽古に。

次ははえぎわですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅の覚え書き/名古屋

  • 2013/04/29

22日

朝起きて荷造り。

かばんが閉まらない。

二回り大きいスーツケースで来ればよかったかと後悔しながら何とか詰める詰める。

暴力的な力で何とかする。

お昼は宮沢さん、演出助手の上村聡くん、山本健介くん、今野裕一郎くんの5人で梅田のアジア料理屋。

笑ってのんびり過ごす。

山本くんが面白い。

私の弟に似ている。いろんな意味で。

皆と一旦別れて、幼なじみのSちゃんと再び会う。

Sちゃんとは離れて暮らしている分、お互い会える時間があれば会って話す。

特にたいした話はしないのだけど。

夜、名古屋へ向かう。

ホテルにチェックインして、かばんを開けたら中身がどさーっと溢れて来た。

はち切れずに、よくぞがんばった。

 

23日

午前中、どこか一人で散歩でもしようかと思ったけど、

夜に本番が控えているかと思うと出かけられない。

もし怪我したり迷子になったり携帯の電源がなくなったりしてしまったらどうしようと、

ものすごく臆病なのだ。

とにかくお昼ご飯を食べようと外に出て、

結局コンビニでいつもの食料を購入しホテルに戻った。

今回名古屋名物、ひつまぶし、味噌煮込みうどん、手羽先、あんこトースト、シノワロールは、すっぱりあきらめた。

胃が荒れたら怖いから。

どんだけー。

というわけで、ホテルでストレッチをしたり本を読んだりして、小屋入りの時間。

名古屋の劇場、アートピアホールもとても広くて気持ちのいい劇場だった。

本番は、やはり緊張。

人生初の名古屋公演、場所が変われば気持ちも変わる。

ドキドキした。

ちょっとクラクラもした。

でも、お客様の拍手が温かく、とてもとてもとても嬉しかった。

私は幸せ者だとつくづく思った。

夜、スタッフの皆さんと打ち上げ。

出演者のみなさんともいろいろお話をしたり、演出助手の山本くんを眺めたり、楽しい時間だった。

いつもお世話になっているスタッフの皆さんとももっといろいろ話せばよかった。

酔っぱらってホテルへ。

 

24日

朝起きたら、ゴミが。

酔っぱらって帰ってきてどうやらお菓子を食べたらしい、その残骸。

あー、やるね、たまにやるね。

もう反省せず。

外は大雨。

風呂で本を読む。

共演者の戌井昭人さんはサウナが好きだそうで、

旅公演先でも一人でサウナに行くと言っていたが、

私はとにかく湯船が好きで、

時間と体力があれば1時間ぐらい入っていたいクチだ。

その時間の中で雑誌を読んだり漫画を読んだり水を飲んだりアイスを食べたりする。

まあ、暇だし、湯船。

せっかくだから豊かな時間にしたいのだ。

で、ブルボン小林「マンガホニャララ」(大阪の本屋で買った)、向田邦子「霊長類ヒト科動物図鑑」(家から持って来た)、雑誌クロワッサン(名古屋のキオスクで買った)を持ち込み、読む。

ああ、素晴らしい。

湯船万歳。

しかし…

「嗚呼、ここに風呂のふたがあれば…ふたに本を置きながら読書ができるのに…」

ええ、ひどく貧乏臭い願望だとは百も承知で。

そして、そんなホテルは、ないよね。

小屋入り。

名古屋は2ステージで終わり。

寂しい。

お客様の笑い声が一段と大きく、幸せな回だった。感謝しかない。

カーテンコールではまた泣きそうになるが、一人で泣いていたらバカみたいじゃないかと堪える。

名古屋が終わってしまい、

あと3ステージを残すのみ。

岡田利規さんの小説の題名を少し借りるとするならば、

いよいよ、「私に許された特別な時間の終わり」が近づいている。

ホテルに戻り、夜中の1時半、名古屋の街を一人で歩いてみた。

人影はほとんどなかったが、

一人トレンチコートを着た私よりずいぶん若いであろうOLさんとすれ違い、目が合う。

彼女は今からどこに行くのだろうか?

パチンコ屋のネオン、サークルKの看板、面白い形のビル、チェーン店の居酒屋、マクドナルド。

この街を私は知らない。

しかし、ここに生活が仕事が人生がある。

そのことを考えながらとにかく寒い名古屋を歩いた。

名古屋公演のご褒美にハーゲンダッツを買いに行ったのが当初の目的であったが、

寒すぎて断念。

「何故私はこんな寒い風が吹く夜中ににアイスを求めて歩き回っているのか」

答えは全て風の中にある。

ディランもそう言っている。

…こんなどうしようもないことで持ち出されてはかなわないだろう、ディラン。

 

25日

午前中、名古屋観光をしようとも考えたが、

身体がだるく、

このまま帰ろうと決めた。

お土産を購入。

優柔不断なので迷う迷う。

「何だっていいじゃない」というマインドAと、

「せっかくだから美味しいものを」というマインドBと、

「味見できないのにどうやって美味しいものを判断するんだよ」というマインドCとが拮抗。

一発で決められる人間に心底憧れる。

新幹線のホームできしめんを食べた。

安いし、美味しい。

初・名物料理。

大阪ではお好み焼きもたこ焼きも食べなかったしなあ。

新横浜まで、ぼんやりしていた。

本も読まず、ただただ風景を見たり。

生きているといろんなことがあるのだなと考えていた。

新横浜に到着し、

身体が疲れていたので、

飛び込みで中国整体に入る。

果たしてそれは勝ったのか負けたのかわからないが、しかし大きな試合だったのは間違いない。

マッサージ師(女性)の方がとんでもない怪力の持ち主だったのだ。

とにかく痛い。

押せば激痛、骨が折れるかと思い、何度も叫び声をあげる。

「痛いです!」

と言うと、

「ヨワクね」

と力を落とすのだが、しばらくするとまたマックスに戻ってしまう。

また「あー!痛いです!」の繰り返し。

心地よさを求めて来たのに何故こんな仕打ちを…

と、恨み節で頭がいっぱいになる。

そもそも飛び込みマッサージは、賭けである。

賭けに負けたと思うしかないのだ。

そしてまたもや、

「アナタ、気が足りないね」

と言われる。

中国整体に行くと百発百中で言われる、「気が足りない」。

過去「アナタ気欠症ネ」と言われて5万円のマッサージクーポンを買わされそうになったこともあった。

気で満ちたい。

どうしたらいいのだろうか。

 

北九州編に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅の覚え書き/大阪編

  • 2013/04/26

18日

大阪入り。

夜、大阪に住む幼なじみであり親友のSちゃんと待ち合わせしてごはんを食べる。

明日小屋入りなのでと気をつかってくれて、野菜料理の店に。

少し食べる。

美味しかった。

舞台の話から始まり、食べ物の話、くだらない話など。

シアタードラマシティは梅田にある。

大阪は全く詳しくないが、この街にはほんの少しだけ思い出がある。

高校3年生の時Sちゃんともう一人のおさななじみAちゃんと一緒に青春18きっぷで東京から大阪まで旅行したことがあるのだ。

当時国鉄に務めていた私の父が大阪駅近くにある国鉄の簡易宿泊所を借りてくれ、そこで一泊した。

畳の部屋で、騒いだり、喧嘩したり。

今思えば友達だけで旅行するのは生まれて初めて。

少し興奮していたのだろう。

何だかすねた記憶がある。

その時の梅田は、なにもない、だだっぴろい印象だった(現在ヨドバシ梅田がある方です)。

今の風景とは全く別物で面影もない。

Sちゃんはこの旅行の後、家族で海外に移住し、今現在は結婚して大阪にいる。

宿泊先で台本を読む。

セリフを言えるかどうかチェックする。

忘れていたらどうしようと、気が気でない(小心者)。

 

19日

あまり眠れなかったが意外と元気。

シアタードラマシティ、小屋入り。

午前中は散歩をして身体を動かす。

路地に野良猫はいないかと探したが、収穫なし。

楽屋に入り、劇場へ。

劇場の広さに驚く。

パブリックシアターとはまた異なったタイプの客席で、横に広い。

声を出したり、きっかけを稽古したり。

そして大阪初日。

東京で15ステージやってきたけれど、やはり緊張する。

舞台袖で、手汗を拭い、舞台に。

そして無事終了。

お客様があたたかい拍手をくれた。

何だか泣きそうになってしまった。

 

20日

今日は昼と夜公演。

朝、散歩。

何だかめちゃめちゃ寒い。

一人で阪急三番街やその近辺をぷらぷらする。

寒すぎる…。

目に入ったレースの変なカーディガンを買ってしまいそうになり思いとどまる。

だいいちレースでは寒さ対策にならないではないか。

思いとどまり本当によかった。

喫茶店にでも入ろうかと思ったが、コーヒーを飲むとお腹が一杯になり舞台に差し支えるのでやめる。

小屋入り。

昼公演と夜公演の間が短いので、化粧を直したりご飯を食べたりしているとあっという間に本番だ。

ストレッチしていたら腰が痛いことに気がつく。

不安になって(小心者)、いろいろ体操し、何とか治った。

昼も夜も楽しかった。

緊張はするけど、わくわくもする。

毎回どんな舞台になるのか、自分でも全く想像がつかないからだ。

夜公演には、ヨーロッパ企画の本多くんと矢内原美邦さんと東京から相馬くんが来てくれた。

宮沢さんと映像の高橋さんと上村くん達と皆で一緒に劇場近くの居酒屋へ。

わいわい楽しかった。

ミクニさんからふりかけと猫のポーチをいただく。

冷たい雨が降っていた夜。

 

21日

昼公演で大阪は終わり。

あっという間だ。

朝晴れたがやはり寒い。早く起きてまたもや一人で散歩。

薬局や、コンビニや、ぐるぐる回る。

舞台はいろいろ面白いことがあったが、無事に大阪千秋楽終了。

(舞台のことは、北九州公演が終わってからゆっくり書きます)

お客様も毎日満員で嬉しかった。

個人的にも忘れられない舞台になった。

劇場には旧友・南波典子さんと旦那さんの佐藤さんが来てくれた。

南波さんは93年の遊園地再生事業団「トーキョー・ボディ」で共演して以来のお友達だ。

佐藤さんも遊園地再生事業団「ニュータウン入口」に出演している。

お二人は現在は奈良在住なので、なかなか頻繁には会えない。

元気そうな顔が見れて、よかった。

南波さんのブログを毎日楽しみに読んでいるので、今後も書き続けて欲しいと頼む。

東京からのお客様も来てくれた。嬉しい。ありがとう、島くん。

そしてSちゃん夫婦も見に来てくれた。

21日はSちゃんの誕生日でもあり、そんなこともあり、喜んでもらえたかな、いい誕生日になったかな。

夜、ABCホールに移動し、ナイロン100℃「ゴドーは待たれながら」を観劇。

いとうせいこうさんの戯曲、ケラさんの演出、そして大倉孝二くんの一人芝居。

かつてはこの「ゴドー」をきたろうさんが演じたというこの舞台。

絶対に見逃してはならないと思いつつ、東京では見れなかったのだ。

今日はいとうさんがアフタートークに出演するとのことで、これはと思いチケットをとった。

舞台はおかしみと哀しみに彩られた世界だった。

そして大倉くんのゴドーは、笑顔でありつつも深い絶望を抱えているように見えて、何度となく涙が出そうになった。

そして、敢えて書くと。

私も一応役者をやっているのでわかる。

あの台詞量もさることながら、

一人であれだけの重量のある舞台を支えることの「重さ」を。

「重さ」はプレッシャーに変化し、自分を圧迫する。

日々を浸食しかねない程の圧迫。

しかしそれは力にしなければならないし、跳ね返さなければならない。

大倉くんの姿を見ていると、その「重さ」を飲み込んだ巨大な怪物になっているような気がした。

跳ね返さず飲み込んだ、その潔さ。

ただそこに立つ怪物に震えた。

心の中で何度も、恥ずかしながら自分のこと、甘さについて考えた。

アフタートークはケラさんといとう(せいこう)さんと大倉くんと、スペシャルゲストできたろうさん。

4人のお話はとても楽しかった。

きたろうさんが大倉くんの姿を嬉しそうに見ているのが印象的だった。

終演後、楽屋に挨拶に行く。

大倉くんは痩せていたが笑顔だった。よかったー。

図々しく打ち上げに参加させていただき、ケラさんはじめ皆さんとお話をする。

いとうさんがこの戯曲を書いたのが32歳の時だと知り、驚く。

ああ、きたろうさんの「ゴドーは待たれながら」も見たいー。

 

 

では、名古屋編に続く。

 

 

 

 

 

 

 

シティボーイズミックス、18年

  • 2013/01/18

驚くことに、4月のシティボーイズミックスに出演することになった。

出演が決まってから今日まで、実は今も自分の中で整理できていない。

人生でこんなに驚くことがあるだろうかというくらい驚いた。

家族に確認した。

「こんなことってあるのか?何かの間違いじゃない?落とし穴に落ちないか?」と。

そして、それは間違いではなかった。

どうしたらいいのか、気が動転した(今もしている)。

ただただ、私は幸せだ、としか言いようがない。

稽古を見れるだけで、心から幸せだ。

コントを見て、泣いてしまうかもしれない。

という、気持ちをひとまず置いておいて、お客さんに楽しんでもらえるよう稽古を頑張りたい。

いつも通り、平常心で。

無理だ。

自分が楽しみたくてしょうがないくせに、お客さんに…とか気取ったことをいいやがって。私のばか。

いや、無理じゃない。

私は自分に厳しくしなければどんどんダメになるタイプの人間なので、

ここはひとつ、

気合を入れて、稽古に勤しみたい。

褒められても育たない。

自分を褒めると失敗する。

要するにお調子者の、所謂悲しい人間なのだ。

でもそんな悲しみも思いも全て放り投げていこうと思う。

うまく書けないが、いつも以上に平常心で無我夢中を心掛けて、精一杯今年を生きたい。

 

※※

そして、

宮沢(章夫)さんの演出を受けるのは遊園地再生事業団の公演「トーキョー/不在/ハムレット」以来だ。これは10年前?

しかもコントは20歳の時に出演した「スチャダラ2010」以来じゃないか。

今、37歳。

宮沢さんに出会って、18年。

18年?

(しばしの時間を置き)。

それは大変なことだ。

私、頑張ります。

もし、どこかの劇場でチラシを見ることがあったらうれしいです。

鈴木理策さんの撮影です。

すべて本当にかっこいい写真です。

スーツ姿の5人があまりにかっこいい。

ぞくぞくします。

(あ、私の写真はプロフィール写真ですので鈴木さん撮影ではありません、念のため)

 

 

遊園地再生事業団#18「トータル・リビング 1986-2011 」

  • 2011/10/12

遊園地再生事業団#18「トータル・リビング 1986-2011 」

10/14(金) 19:30(アフタートーク/高橋源一郎さん)
10/15(土) 14:00/19:30(アフタートーク/いとうせいこうさん)
10/16(日) 14:00(アフタートーク/岡室美奈子さん)
10/17(月) 19:30
10/18(火) 14:00/19:30
10/19(水) 19:30
10/20(木) 19:30(アフタートーク/出演者)
10/21(金) 19:30
10/22(土) 14:00/19:30
10/23(日) 14:00/19:30
10/24(月) 14:00

作・演出
宮沢章夫

出演
上村 聡
  
牛尾千聖
  
大場みなみ
  
上村 梓
  
今野裕一郎
  
時田光洋
  
野々山貴之
  
橋本和加子
  
矢沢 誠
  
 
永井秀樹

美術
林 巻子
音楽
杉本佳一(FourColor/FilFla)
衣裳
山本哲也(POTTO)
照明
齋藤茂男(シアタークリエイション)
音響
半田 充(MMS)
映像
今野裕一郎
ドラマトゥルク
桜井圭介
舞台監督
田中 翼、大友圭一郎
演出助手
山本健介、石原裕也
宣伝写真
小山泰介
デザイン
相馬 称
制作
ルアプル(金長隆子)
製作
遊園地再生事業団
共同製作
フェスティバル/トーキョー

私はお手伝いをしています(出演しておりません)。今も楽屋で皆が「場当たり」をしている音を聞きながらこのブログを書いているのです。

あの日から今日まで続く日々にこつこつ作り上げ、もうすぐひとつの作品が出来上がります。通し稽古を見て、私はたくさんの記憶が呼び起こされ、涙が止まらなくなりました。あの日、私たちが経験したあの瞬間。そして現在、長く続くであろう未来。

お時間あるかたは是非ともにしすがも創造舎まで足をお運び下さい。

お知らせ/遊園地再生事業団ワークショップ

  • 2011/02/10

私が日頃お世話になっている遊園地再生事業団がワークショップをしますのでお知らせ。

宮沢章夫+遊園地再生事業団ラボ「春式」

・・・以下<サイト>から転載します。

遊園地再生事業団が、約一ヶ月にわたるワークショップとリーディング公演を行います。
 2009年より始動し、埋もれた戯曲の発掘や分析、その結果としてのリーディング形式による発表を、主な活動にしている“試み”の場所として、本公演とはべつに「遊園地再生事業団ラボ」があります。今回のワークショップは「ラボ」の番外編として、宮沢章夫の新作舞台を作るのを目的に、さまざまな人たちと共同で作業する場として開催されます。
 今回はまず、演劇によっていまなにが表現できるか、どこに現在的な演劇があるかを探求することからはじめます。むつかしく考える必要はありません。それはつまり、いまなにが「私」にとって切実な現実なのかを考えることです。そのための作業として、まず手がかり(ヒント)を見つけるため、宮沢による「講義」があり、さらに参加者と共に「戯曲」を作ります。そして、それを読む。とはいっても、作られた戯曲(テキスト)を、ただ「読む」だけではありません。テキストをどう使うか、どう変形させたら面白いか、どう発展させたらより豊かな言葉になるか、参加者が皆でアイディアを出し、創造し、試みと実験の場を共有することを目指します。
 これは俳優だけのワークショップではありません。
 演劇のみならず、幅広い興味をもった方のご参加をお待ちしております。
 是非、ご応募ください。

※なお、このワークショップ参加者から2011年秋に発表予定の遊園地再生事業団新作公演の出演者を選ばせていただく場合がございます。予めご承知ください。

日程なんですが主に3月の土日です。しかし全日参加できなくても大丈夫だそうです。調整して参加可能だそうです。きっと面白い戯曲のワークショップになると思います。締め切りが12日。今日悩んで明日出せば間に合います!大丈夫大丈夫!是非みなさまご参加下さいとのことでした。詳しい日程、応募先はこちら→http://ticket-u-ench.com/ws/ お問い合わせは→ticket@u-ench.com

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