稽古7日目
- 2007/01/30
■自慢の310万画素カメラがいうことを聞いてくれない。そもそも画素って?という根本的疑問が。
■そして女優二人も「ぶれちゃえぶれちゃえ」「そのぐらいのほうがいいのよ」と止まってくれない。
■今日は服の色が似ていたので並んでもらいました。向かって右/南波典子、向かって左/高山玲子。この二人に私とク・ナウカの本多麻紀ちゃんの四人芝居です。
■今日はまたまた書き直した台本を渡す。何度書き直してんだよ!
■そして毎回印刷してくる私に「紙がもったいない」との至極当たり前な意見。そ・の・と・お・り!
■今日はオープニングから少し稽古を進める。主に私がえらそうに演出するのだけど、2人もいっぱい意見を出してくれるし、すごく助かる。その方が楽しいのである。こういう風に皆でいちいち相談しながら稽古をしていけば、きっと間違いはないと思った。高山さん、病み上がりなのに少しオーバーワークだったか。演出上、彼女の負担が多い部分もあるので、頑張って欲しい。というか、すごく頑張っている。
■しかし演出席に座っていると当たり前だがものすごく客観的な視線になるので、「ああ、こうやったほうが面白いんじゃないか」というのは私の感覚ではどんどん生まれてくるのだけど、うまく伝えられないし、だからやってみせたりして、しかもそれが技術伴わず失敗みたいなことの繰り返しがあると、そこで自分でやってみないでもっと忍耐強く粘るべきなのではないかと思った。それでもどうしてもやりたくなったら、やろうかな。
■南波さんと高山さんの役を逆にしてやってみたところ、南波さんがニコニコいきいきしているのがどうにも面白かった。やっぱりこういう自由を感じると面白くなるだろうなあ、芝居するのが。
■で、帰り南波さんとご飯食べながらいろいろ話しを聞かせてもらってすごく面白かったんだけど(最近の私は女優にまとわりつく芸能レポーターのようだ)、今回彼女をどういう風に演出してみたいかというのが私の中には少なからずあって、それが成功したらいいなあって心から思った。だからそれを成功させたいんだよ、という旨を話した。二人が魅力的に見える舞台にしたい。あ、自分も麻紀ちゃんもね。テルミン大学学長も。あと受付の吉岡くんも。スタッフも皆魅力的に見えるように頑張ろう。すべてひっくるめて、きちんと皆といろんな議論しながらコミュニケーションを大切にしながら、作っていくべき芝居。今回の作品は特に。
■ク・ナウカ公演「奥州安達原」は2月19日〜27日。たぶん素晴らしいものが見られると思います。