ニルだ

■19日、駒場東大前にあるNo12gallaryへ。「Sub/Marina」を見に。上村大悟さんの作る靴の展示会だ。ふらっと一人で出かけてみた。

■上村さんはいつも仲良くしている上村聡くんのお兄さん。何度か下北沢で偶然お会いしたこともありついフレンドリーな気持ちでいたがよく考えればきちんとお話しするのは初めてだった。

■ブーツが三種類。一足一足、かなりの時間を費やした手作りだという。すごく素敵な靴。欲しー。財布に2000円しか入ってなかったから買えなかったけど。もー靴流通センターじゃないんだからさー。そんな貧乏な私に上村さんは靴を履かせてくれた。革のブーツなのにソールがスニーカーのようにゴムになっている。履きやすくて歩いていて気持ちがいい。つい上村さんと共同製作者でもある奥さんと話し込み、まるで自分の靴かのように図々しく長々と履き続けてしまった。途中で気がついてよかったよ。「さよならー」とか言って私の汚い無印ブーツを置いていかなくてよかったよかった。それにしても形に残る仕事はいいなあ。丁寧にじっくり積み重ねていて、靴も上村さんもとても素敵だなあと思った。

■ここから私信。さて上村さんの靴ブランド名は「nir(ニル）」。知っている人は知っているし知らない人は全く知らないことだが、私と「ニル」という名前は切っても切れない仲である。お兄さんとその話しになり、「あの、ニルって『ゼロ』っていう意味ですか？（ですよね？私は知っていますよ！ナイスネーミングセンスですね！という気持ちを内包）」って威勢良く声を上げたら「あ、そうなんですか・・・?」と。あれ？温度差アリ？靴ブランド「nir」は「ニル・ヴァーナ」からとったそうですよ、Hさん、Mさん。

■靴は全て購入できるそうですよ。売り切れているサイズもあるみたいですが。nirデザイナー上村大悟さんへのお問い合わせはこちらです。