稽古へ
- 2009/05/26
■「五人姉妹」に向けて、一日稽古して一日休んでというような日々を送っていましたがこの一週間は少々お休み多めでした。来月からはほぼ毎日稽古になります。
■一日休む日にはやはりいろいろやることがあったり考えることがあったり・・・であっという間に過ぎて行きます。バイトもしてるし。
■やらなければいけないことが休みの時間内に収まらなかったり、本当は収まるはずなのに自分が怠けて収まらなかった時は何ともいえず哀しいというか切ないというかガサガサした気持ちになり、そのガサガサした気持ちで心がいっぱいになったりするのですが、「あ、明日稽古があるんだ」と思うとその日常ガサガサが少し収まり、対稽古、対舞台のガサガサに切り替わります。ま、結局ガサガサしてるってわけですが。
■日々、無為に過ぎて行く時もあり、また非常に晴れやかに終わる日もあり、泣いたり笑ったりする面倒な一日もありますが、私は「稽古」基準で日々の全てを計算しているんだなあと思います。稽古場に日常があり、日常には稽古場を持ち帰り、稽古のない時期には稽古に備えて生きているんだな。
■これからの人生、稽古場から離れる時期も来るでしょうなあ。家族を思い、自分を思えば、必ずそんな日は来るでしょう。その時もやっぱり稽古場を思うんだろうか。懐かしき稽古場、というより新しいまだ見ぬ稽古場を思える自分でありたいなあと思うわけです。
■別に稽古が大好きっていうことではありません。正直稽古が嫌な日もあります。たくさんあります。ただ稽古に行く、とにかく行くのみということです。
■今月、友達が何組か結婚して、大切な友人のご家族が亡くなられて、いろいろな場所に出向きました。出会いも死も等しく訪れる。その訪れに私はいちいち立ち止まり考えながら、または思いながら、夕方電車に乗って稽古に行こうと思います。ああ、明日からまた怒濤の稽古が始まる・・・・。落ち着かねえ・・・・。
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