「パンドラの匣」
- 2009/10/12
■「パンドラの匣」東京公開されました。テアトル新宿です。皆様お誘い合わせの上、是非映画館に来て下さい。
■昨年の初冬、宮城県で撮影されました。スクリーンから感じられるきらめきは、この土地の持つ空気の清冽さもあるのかと思います。それに川上未映子さん、仲里依紗さんの美しさも相俟ってキラキラした光を放つ映画になっているのです。撮影中は二人とも花のように存在していて、それがそのままスクリーンに映っている。試写会ではその可憐さに身体の力が抜けるほどでした。
■私は「孔雀」という名の看護婦役で出演しています。美しい名前。名前は美しい。太宰治の「パンドラの匣」を読んだ人には「孔雀」がどんな人間がわかっていただけると思います。私にとって太宰は非常に愛着のある人物でして、晩年に「私は太宰治の「パンドラの匣」の孔雀を演じたんだなあ、よかったなあ、幸せな人生だったなあ」と思うだろうと予測しています。
■私の個人的思い入れは置いといて、冨永昌敬監督の傑作です。映画館へ!