ありがとう/ぷうさん
- 2013/03/07
今日、昨年の10月末から務めていた会社を辞めた。
もともと2月末までの契約だったのだが、仕事が増えて今日まで働いたのだ。
思えばとてもとても大変な仕事だった。
人間関係がどうとかではなく、わたしのスキルが単純に全く追いついていなかったのだ。
excelという名の底なし沼にズブズブと足をとられ、もう這い出ることが出来ないかと思った日もある。
世の中にSUMIF関数という言葉があるからいけないんだと思った日もある。
しかし力技でなんとかやりきった。
もともと5%しか能力がないのに、95%の奇跡を起こそうと信じて仕事をした。
スキルアップしろよって話なんだけど。
まあ、でも。そんな自分を褒めてあげたいと思うと同時に、会社の方には迷惑ばかりかけたと落ち込む。
会社の方たちは皆シャイ。
今日も会社を後にする時いつもと全く変わらない雰囲気だった。
「お世話になりました」と私が言っても、特に盛り上がることもなく、ただ淡々と見送られた。
ありがとうございましたという声があまり聞こえなかった程だ。
これが案外心地よい。
嫌われているとかではなく、ここの人はこういう感じなのだなと妙に納得する静けさだ。
いや、嫌われてんのかもしれないけど。
まあ、いいか。
ありがとうございました。
※※
instagramで知り合った猫の「ぷう」さんとお別れする。
とても哀しい。
その笑顔が大好きだったのだ。
知らせを受け、胸が張り裂けそうになった。
でも、私がそんなに悲しんでいてはいけない。
そう思い、気持ちを立て直した。
さよなら、ありがとう、ぷうさん。
哀しいけれど、きっとまた会えますね。