マーチ
- 2006/08/30
■土曜日、好きな人たちと自由が丘でご飯を食べる。その席で初めて会った小学校二年生のMちゃんと仲良くなった。Mちゃんの可愛さと仲良くなれた嬉しさのあまり、この人形をおそろいで購入。「Mちゃんはピンクで私は水色ねー」なんつって舞い上がってつい買ってしまったがよく見るとなんだか微妙な人形ではないだろうか。タイの「ブードゥー人形」というもので、「人を災いから守ってくれる」らしいが、この人形がかわりに災いを引き受けてくれているといったような可愛そうな表情をたたえている。目がバッテンだし。そもそも名前からして業の深い人形を小学生にプレゼントしてしまいちょっと後悔しているも自分としてはそのヤバさも含め気にいっている。
■日曜日、父に誘われて都市対抗野球を観戦する。JR九州(北九州市)対西濃運輸(大垣市)。私にはどちらもゆかりのない会社であり都市であるため何を応援したらよいかわからなかったが、応援合戦の凄さに目を奪われ、気がつけばオーバーワーク気味の応援団を熱く応援していた。チアガールさんたちってすごいんだなあ。笑顔がえらいよ。父が「あの子は(南海キャンディーズの)しずちゃんに似てる」と評したムチムチガールさんのチア具合が圧倒的に面白く、何事もエンターテイメント性は大事だなと考える。
マッスル/南波さん
- 2006/08/26
涼しくなってうれしい。過ごしやすい。
最近入会したスポーツジムに楽しく通っている。私の目的は「体重を落とすより体型を整える」ことと「筋肉をつけて基礎体力をつける」ことと「太極拳を学ぶ」、この三つ。今はただただマシンで走ってみたり歩いてみたりあんなことしたりこんなことしたり気功のレッスンを受けたりしている。超運動オンチの私は何をするにものろくて反応が悪くて、かなり情けない。でもそんなことはどうだっていいのよと開き直って自分の変化を楽しんでいる。とにかく自分のペースで、いつの日かマッスルミュージカルに出演する為にも頑張らねばならない。
木曜日、南波典子と渋谷の焼き鳥屋「鳥ハゲ」で飲む。先日「女子飲み」で行こうとしていたのだが生憎休みだった店で、私も南波さんも鳥好きなのでせっかくだから再チャレンジしようということになった。鳥はいつだって美味しい。私を、いや、私たちを至上の幸福に誘ってくれる。出来ることならこのまま永遠に焼き鳥を食べ続けていたい・・・、ってどうでもいいことを考えつつ、お互いいろんなことを話した。話をするといつも思うのだが、私と南波さんは全くタイプの違う女子なので、大人になってから出会えてよかったなあと思う。子供の時に出会っていたら仲良くなれなかったかもしれない。趣味も違うしね。あ、坂口安吾好きっていうのは一緒だ。お互いいい年になってから出会って、いろんな舞台を一緒に経験して、いろんな気持ちを共有して、時にぶつかってみたりして、友情というか、もっと言葉に出来ない関係が築けている気がする。以前とある事でにっちもさっちも行かなくなった時彼女に助けてもらった時がある。しかし彼女は決して私を救ったなどとは言わない。ひけらかさない。もしかしたら救ったなどと考えていないかもしれない。それが当たり前のことだと。そういう人だ。私がもし彼女の立場だったら、「私は何もできないかもしれないが救ってあげたいのだ」と宣言までするだろう。押し付けがましいが、そう口にすることで責任を自覚し、がんがん助ける方向に突っ走る「猪突猛進」型である。まあ、私の愛情は暑苦しいのである。確実に笠木家のDNAが原因。そんなこんなでOVER30の夜は更けた。
お互い芝居の質も違う。顔も全く違う。例えれば檀ふみと根岸季衣ぐらい違う。いいコンビなんじゃなかろうか。また一緒に舞台に上がりたい。あまり舞台上でコミュニケーションをとったことがないので、いつかぶつかりあいたいものですな。それも楽しいでしょう。喧嘩になったりして、お互い頑固だからなあ。喧嘩、したくねえな。
おわりがくる
- 2006/08/23
私の夏休みが終わりました。お仕事再開。
今年の夏は小学生みたいな夏休みを過ごしたように思いました。
食べたり遊んだり笑ったり泣いたり歌ったり動いたり。
・・・結構食べたな。本能の赴くまま。
楽しかった夏休み、なんて本当に何年ぶりでしょう。
総合して、「楽しかった」、言い換えれば、「幸せだった」ってことだろうか。
ある人に「すべて100%だと疲れてしまうよ」と言われたことがあったのだが、最近になってようやくその意味がわかってきた。私は100%の力を尽くして生きているわけではないのに100%の結果を求めてしまうのだった。そんな都合のいい話があるか!と思う。
もっと丁寧に生きていこうと思ってもいつの間にか忘れてしまう私はバカ。仕方がない。忘れてしまうのだから。忘れたらまた考えればいいや、と開き直る。
そんなことを考えた夏も終わり。本当に暑かったですね!外に出るとメガネが曇るのが本当にいやだったよ。ふざけるな、湿気。
夏の終わりといえば、先日あるユニットのある企画の現場に立ち会いました。この企画はもうすぐ彼らのHPで発表されるらしいです。どんな具合にくだらないのかお楽しみに。
■8月13日の福島民友テレビ欄。「クラシック界の一発屋を紹介」だって。妙に寂しい気分になりました。紹介されたくないよ。
■先日初めての2時間ドラマに出演しました。ONAIRを見た福島のおじいちゃんは「あれは本当に泉なのか」と訝っていたそうです。老人にはわからないぐらいのちょこっとだけ。でもすごく勉強になった現場でした。
母方の田舎から
- 2006/08/16
■変わってこちらは母方の実家で、元自転車屋。父方の実家から車で30分くらい。この家はかなりファンクな寂れ方をしている。
■私が幼いころからある段ボール。仮にぜんそくの薬が入っていたとするならば、私が子供の頃に飲んでいた薬だろうか(私は小児ぜんそくだった)?
■9月公開予定の映画「フラガール」は、福島県いわき市の誇りである「ハワイアンセンター」創設期の話だそうで、市をあげて応援しているようです。出演したかったよ。めいっぱい訛りを生かせたのに残念。実家の前には私が子供の頃からずっとハワイアンセンターの広告が貼ってある。毎月毎月、センターの社員が貼り替えに来るらしい。
■今はおじいちゃん一人で暮らしている。2年前に亡くなったおばあちゃんが使っていた乳液のびんが今もテレビ台の下にある。
■こんな機械が、もう全く動かないままずっと放置されている。
■過疎化が進む小さな商店街。私が子供の頃はまだまだ栄えていた。夏休み、おじいちゃんとおばあちゃんとのコミュニケーションに飽きたら、自転車屋の向かいにあった本屋に行って漫画を立ち読みしていた。がんがん読んだ。この頃から私の漫画好き人生がスタートしたといっても過言ではない。りぼんマスコットコミックスはだいたい立ち読みしたが花とゆめコミックスは全体的に不穏な絵が多かったのもあり手をつけなかった記憶がある。三原順「はみだしっ子」とかね。三原順は絵が怖過ぎるよね。あと魔夜峰央はスクリーントーン貼り過ぎで怖いよね。まあ、それがいいんだけど、とマニアックな話になってしまった。で、その行きつけの本屋も私が大学生になった頃は「エロ雑誌のみを取り扱う」変な本屋になった後あっという間につぶれた。そしてうちの自転車屋も消えていった。
■85歳のおじいちゃんと二人で野球談義をした。皺だらけで耳の遠いおじいちゃんと向かい合っていると時間の経過を感じる。しかしそれと同時に変化しないどこかにいるような気がした。私の大好きな人。
■子供心にこの表紙が怖かった。題名のフォントとかも含め、霊に似た怖さを感じていた花とゆめコミックス(と、三原順先生の絵)。大人になってから「はみだしっ子」、読みました。予想通り悲しい怖いお話でした。大好きな漫画です。
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