8月20日
- 2012/08/20
今日から稽古が始まる。
はえぎわに参加するのはこれで4回目。
初めて稽古場に向かった日のことを思い出す。緊張して吐きそうだった。腹痛だったかもしれない。
さすがに4回目。劇団員の方に優しくしていただいている。
もうそんな緊張はしない。
でも、今回は静かに低く地味に緊張している。
昨日夢に滝寛式さんが出て来たことでも、それがわかる。困ったもんだ。
とにかく今回、また新たな気持ちで参加させてもらおうと思う。
初心に戻って、大切に、前向きに。
いい言葉を並べたのは、基本的に後ろ向きだからです。
言葉によって自分を鼓舞し、電車に乗ります。
この写真、手塚治虫の絵みたいじゃないですか?
※
そして先日「超すごい映画」の試写会に行って来た。
「超すごい映画」とは私の観る前のイメージ。
観た後は「とんでもない映画」。
これはとんでもない。すごいことになっている。
出演しているのにものすごく素直に楽しんでしまった。
というか、私が何故この映画に出演しているのかよくわからない。
目眩がするというか、スクリーンに映る自分を観てちょっと笑ってしまった。
どうしたんだ、わたし。
というわけで映画は来月公開します。
たくさんの方が観てくださることと思います。
このとんでもなさを共有できたら嬉しい。
※
おととい、末井昭さんが夢に出て来た。
Twitterで知ったのだが、白夜書房を退職されるらしい。
何故お前が、と言われそうだが、胸がいっぱいだ。
と、書いていて自分でもやっぱり「ナゼ?」とは思うが。
以前ここで「素敵なダイナマイトスキャンダル」のことを書いたら末井さんご本人が見つけてくださったようで、Twitterにアップされた。
「私はパチンコ必勝ガイドのCMを観た日からずっと末井さんが好きなのだ」ということだらだら書いた文章である。
ご本人に読まれ、あたふたしたものだ。
私にはわからない、遠い、憧れの存在なんだな、夢にまで見るということは。
憧れ、というのは、うーん、「今、目の前のことをこんな風に文章にできたらいいのに」という気持ちかもしれません。
8月17日
- 2012/08/17
暑い日々が続いています。
毎日1回は「あ、やばい」と思うのですが、甘いもので何とか持ちこたえている。
それにしてもいつからこんなに甘いものばかり食べるようになったのだろうか?
何かきっかけがあったのか。
昔はしょっぱいものが大好きで、「好物・塩」といっても過言じゃなかったのですが、
今はとにかく甘いものが好きです。
「糖尿病になったらどうしよう」と極端に臆病な性格ゆえに苦悩。
※※
先日はシアターコクーンで「ふくすけ」を見ました。
もちろん松尾スズキさんの大ファンである私で、そしてはえぎわでお世話になっている町田水城さん井内ミワクさん鈴真紀史さん竹口龍茶さんが出演とあり、この観劇をとても楽しみにしていたのですが、見終わって。
いやー重い感激。わくわくする。興奮する。突き抜けてる。
こういう面白い舞台を見ると、「いや、まじエンゲキ最高やで」と恥ずかしげもなく思う自分がいて、もちろん恥ずかしさと共にそう思えることが嬉しい。
見ている間中ずっと嬉しかったなあ。
長丁場の舞台、皆さん頑張ってください。
※※
高校生の時に夢の遊眠社「透明人間の湯気」を見たのはシアターコクーン。前から4列目。あまりの迫力と台詞の聞き取れなさ、動きの面白さ早さにただただ度肝をぬかれつつ、最高に興奮したのだが、その記憶が今の私を支えている一つなのかもしれない。
ミクニヤナイハラプロジェクトに参加させていただき、たまに感想で「台詞が早くて聞き取れない」とか、「わからなかった」とか言われるけれど、そのことに関してあまり否定的ではない自分がいる。ああ、それはその辺りが関係しているのかもしれないなあと思ったりした。
理解をすっとばし、超えたものに、ある一つの喜びがあるのかもしれないです。
8月7日
- 2012/08/08
今日の朝、秋田に実家があるタカハシさんからスイカが届いた。
私の一番好きな果物スイカ。
スイカが果物か野菜か議論は昔からどうでもいいと思っている。
とにかく私にはあこがれのそれだ。
で、とにかくでかい。
私史上最高のでかさ。
心から嬉しいですとメールする。
タカハシさんのお母さんが収穫したスイカ。
そして、キュウリ、ナス、ピーマンも入っていた。
うれしいいいいとはこのことです。
夏を満喫できます。むくみがとれます。ありがとう、タカハシさんとお母さん。
※
11月にちょっとした試験を受けようと思っていて、今その勉強を少しづつしている。
しかし、世の中には知らないことばっかりで、驚いてしまう。
少しでも知ってから死にたいなと思う。
勉強好きということでもないが、知らないままなのは何か気持ち悪い。
もちろん、自分の興味あることだけしか残らないのかもしれないけど。
※
ほぼ日でやっているなかしましほさんの連載「ちいさなレシピを、1ダース」がとうとう終わってしまった。
1ダースだから12個、のおやつレシピが12週間かけて紹介されたのだ。
私はその中で、「ヨーグルトチーズケーキ」「お団子」「マーラーカオ」「クラッカー」「ミルクプリン」
「バナナブレット」「シュー」「カスタードプリン」を作った。
あとの「ブラウニー」「抹茶ババロア」「パンケーキ」「スイスロール」は今後作るとして、
作った中で何が美味しかったかって、もう断然「ミルクプリン」で、もう驚きのあまり2日に1回のペースで作っている。
とにかく簡単。
そしてたまげる美味さ。
自分の手から作るものがこんなに美味くできたのは初めてじゃないかというぐらい、美味い。
私がすごいのではなく、なかしましほさんのレシピがハンパなくすごいのだ。
この連載はtwitter連動で行われていたものなんだけど、本当にすごいアイディアだと思う。
こんなに待ち遠しいなんて。
きっと週刊少年ジャンプを買う子供のような気持ちで、世のオヤツニストは更新を待っていただろう。
幸せだ。これは大きな幸せだ。主婦の、女の、主夫の、料理を愛するものの、ただの菓子好きの幸せ。
ありがとう、なかしまさん。
本買います。立ち読みじゃなくて、買うんだわたし。
7月25日
- 2012/07/25
■暑くなったり、寒くなったりで毎日体調が安定しないけど、気候についてぶーぶー言うのはあまり好きではないので(それで1日が終わってしまうから)、自分がもっと気候によりそっていけばいいんじゃないかと考える。これが今年の夏。我が家のゴーヤもようやく育ってきました。小さな実が一つ!!楽しみです。(とか言っておいて私は秋冬の方が元気だな)
■再読シリーズ、山本昌代「デンデラ野」。「居酒屋ゆうれい」を書いた方です。私、この人の本、全体的に好き。他にもいろいろ読み返しています。本屋いらず、でもなく、古本屋には2日にいっぺん行って「健康!」とか「やせ!」とかそんな雑誌読み込んで、「よし、自分の持ってる知識と同じことしか書いてないな」と確認してます。
■あとこっそりすこしずつ志ん朝を聞いています。この話は、いづれ。
■ふとしたときに過去が自分に戻ってくる。10代の頃の自分が20代の私にした、記憶のしっぺ返しのようなものではない。
■それにしても、九州の豪雨は心配です。もう降らないで、雨。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
7月15日
- 2012/07/16
<文学の部屋>
家の本棚にある本を読み返せばいいのではないかと、物色する。
文庫の劣化は激しく、手に取るのも憚れるのは太宰治や三島由紀夫、安部公房など。
ぼろすぎて古本屋にも売れないだろう。
学生の頃はとにかく小説を熱心に読んでいたんですね。
漫画も同じぐらい好きでした。
昔は特に太宰治と谷崎潤一郎が好きでした。
ぼろぼろで可哀想な本たち。
もしかしからもう二度と開かれることがないのかもしれないと思うと切なくなり、変色した太宰治「きりぎりす」を持って仕事に行きました。
「きりぎりす」は女性一人称でした。
そんなこともすっかり忘れていた。
当時の思いや気持ちを思い出して胸が熱くなる。
「皮膚と心」思い出して鳥肌を立てる。
何で好きだったのかなと思うと、まあ、読みやすいってことなのかもしれないです。
太宰ブームがまたやってきたよ。
さすが、太宰。色男。女を狂わせるオトコです。
(でも、たちが悪いと言えば谷崎だよね)
高校時代に使っていた「文学史」の教科書、欲しいなあ。読み込みたい。
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