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新学期


4月 6


気まぐれ



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いつもの日記

日々のあれこれ。

不安

  • 2008/04/30

台本のほぼ8割が書けて、印刷して読んでみて、果たしてこれは何なのかと考えている。いくつもの言葉をうまく集約させ演劇として成立させなければいけないが、これは果たして演劇だろうか。セリフもたくさんあるし、カタチは戯曲らしきものだが、本当にこれは戯曲だろうか。そんなことを考えていたら多方向から不安の波が押し寄せて来た。今、自分がここにいていいのかもわからないような不安かもしれない。こんな不安は寝れば忘れると思ったが、テーオに足を噛まれたこともあってか一睡もできなかった。

考えて、考えても答えのでないことはたくさんある。それはそうだろう。ただ、少しは眠りたかった。何故眠れないのか。

※※
ゴールデンウィークは冨永昌敬カントクの「シャーリーテンプルジャポンpart4」の撮影が入る。今日渋谷で打ち合わせ。いろいろな衣装候補を着させてもらう。自慢じゃないが、くたびれた悲しい服を着せたら滅法似合うのが私だ。自分でもつい「似合うなあ」と声に出していた。衣装の小磯さんの私服であるアニマル柄のまるで「サルティンバンコ」か「キダム」に出てくるピエロのような服も一応着させてもらうが、もちろんボツった。他に何だかよくわからない細かい模様の入った衣装も着てみたがカメラマンの月永氏から「モアレが出る可能性がある」というNG。なるほど、カメラマンの言葉だ。役者のスイッチが今どこにあるかわからん。脳みそのどっかにあるはず。

5月は、

1、「125日間彷徨」の脱稿、演出、制作(制作の吉岡くんを全面的に頼りながら)、舞台を成功させるための諸々。
2、冨永昌敬監督「シャーリーテンプルジャポンpart4」の撮影←撮影に向けての身体訓練、セリフを頭に叩き込む。
3、mikuni Yanaihara project「五人姉妹」の稽古←それに向けての身体訓練
4、バイト

と、書き出してみた。今のところ、休みは2日。どうなるんだ、私は。大丈夫なのか。

・・・大丈夫なはずである。できないことはないはず。なんとかなるはずだ。

3についてもかなりの不安を持っていて、そのために地味に走ったり動いたりしているのだが、何故か太ってしまった。しかも今日は200円で購入したなわとびで地味に体力作りしようと思ったら左足のふくらはぎがものすごく痛いではないか。なんなのさ。でも、ものは考えよう。矢内原美邦さんの舞台で体をぶっ壊す前に少し痛さに慣れておいたほうがいいのだ。きっとそうだ。大丈夫だ。

全部這ってでも頑張りたいと思います。

※※
硫化水素自殺のことなんですが、皆「楽に死ねる方法だ」と思ってるんでしょうね。一瞬で意識がなくなって。腹を切ったり、飛び降りたり、そんな苦しみは味わいたくない。もう生きていることが苦しみなんだから。それにしても死にたいと思って生きている人の何と多いことか。今日こんなニュースを読んで、企業には忍びないけど発売中止したらどうか。流行が収まる迄でも、構わないと思う。日本人は流行に弱いから、時間が経てばこんな方法忘れてしまうだろう。掃除はもう重曹一本やりでどうだろう。そんなわけでってどんなわけだよ、今自分の頭は、自殺イコール自分で自分を殺したいニアイコール殺人という流れに向かっている。

それと、先日朝まで生テレビを見た影響で、こんな記事に反応している。

細切れ雇用の果て・・・39歳、全財産100円
http://www.asahi.com/life/update/0430/TKY200804290254.html

オサムシに伝えて

  • 2008/04/27

□アデュー「125日間彷徨」チケット予約はこちら!

※※
稽古をしていると、すぐに何かを言いたくなってしまう。「ああしましょう」とか「こうしましょう」とか。たぶんもっとじっとして考えた方がいいんだと思う。瞬発力だけで演出しないで、考えることも。今回のテーマは「演劇と真正面から向き合う」。まあ、役者の時も向き合っているつもりなんですが。演劇から逃げないとはどういうことか、毎日少しずつ考えています。昨日は稽古終了後、制作の吉岡くんと打ち合わせ。2人で少しずつ進めている。

※※
内田樹、姫野カオルコ、それからいろんな戯曲、資料など毎日少しずついろんな本を読んで息抜きしたり感化されたりしているのだけど、たまたま手に取った宮沢賢治「ビジテリアン大祭」は、順調に読んでいるかと思うと急に(以下数枚消失)とか(以下数行空白)と表記され、次の言葉が前の言葉と全くつながりのない言葉だったりするので驚きの連続だが、これはこれで、不思議な感覚を味わえて面白い。「物語の先が必ずあると思うなよ」と言われている気がする。物語の神様に。あ、でも、手塚治虫のマンガをワクワクどきどきしながら読んでいたら突然「未完」と書かれていた時の呆然とした、あの気持ちは嫌ですね「ぎゃー!!!」と叫びたくなります。ちなみにブログの題名は手塚治虫の娘・るみ子さんのエッセイの題名から頂きました。いい題名だなあって思う。

テーオの下に映っているのは歌っている原田知世さん。昨日NHKのドキュメンタリーで原田知世さん、鈴木慶一さん、伊藤ゴローさんの九十九里浜ドライブの様子を見た。三人とも人相、服装、声ともに本当に素敵だ。原田知世さんは小さな花のような女性だと思った。

チケット発売!

  • 2008/04/27

アデュー「125日間彷徨」のチケット発売日になりました!こちらのチケットフォームからご希望の日をご予約下さい。チケット代は2200円です。新宿ゴールデン街劇場は小さな劇場です。ワンステージ50人入るか入らないかの空間ですので、是非お早めのご予約をお願いします!

今日の稽古からから田中夢ちゃんが合流しました。女の子三人、全く違うタイプで稽古を見ているのが楽しいです。全く関係ありませんが、細江祐子の好きな女優はナスターシャ・キンスキー、青山麻紀子の好きな女優はヴィヴィアン・リーだそうです。どちらも迫力のある女優さんですが、さて田中夢の好きな女優は?次回聞いてみよー。

稽古場では山本大介さんと柳沢茂樹くんの面白さに日々目が覚める思い。早く全員集合しないかな!

「新しい貧困」

  • 2008/04/26

「朝まで生テレビ」を見ている。ワーキングプア問題について皆熱く論争を戦わせているが、「経営者の論理」チームと「貧困」チームが平行線のまま。その中で雨宮処凛さんと森永卓郎さんの顔が気になる。何を言っているかももちろん大切だが、顔の持つ「説得力」は大きい。

そんなこんなで

  • 2008/04/25

何ども更新をしているのは、これが更新テストだからです。この写真はテーオです。

とにかく

  • 2008/04/25

稽古しています。

アデューのような

  • 2008/04/22

毎日台本を書いていて、頭の中がセリフでいっぱいである。役者として舞台に関わっている時と全然違う部分の脳みそを使っているようだ。

一度下書きのようなものをノートに走り書きして、それをパソコンで書き直し(その時に声に出して読んでみる、という行為が加わります。これはもしかしたら役者ならではなのかもしれない)一度プリントアウトして直しを行い、役者に渡す。これが私の書き方のリズムになったっぽい。これ、時間かかるけど、いいのかな。間違ってる?そもそも間違いも何もないとは思いますが、まあ正直書き方を知らんのです。皆さんはどうやって書いていますか?

目の前に役者がいると想像して書くと、すごく書きやすい。役者頼みの想像力である。こうやって家で書いていてもたぶん共同作業なんだと思う。

※※
執筆して行き詰まってくると、テンション高いままにダイナミックな料理がしたくなるということが最近わかってきた。先週は忙しいくせに餃子を作ったり、生タケノコを米ぬかでゆでてタケノコごはんを作った。しかも日常の適当な料理より分量等をきちっと計って作ったりするもんだから美味い。普段の漫然な生き方に改めてダメ出しをしなければならない。

読書、お金がないので古本屋に行って100円の文庫本を手当たり次第読んでいるがどれも面白い。あまり悩まず選んで読むのはいい。

27日からチケット発売です。座席数が非常に少ない舞台です。是非早めのご予約をお願いします。

書けない

  • 2008/04/19

書いているのに進まない。そんなもんなのかな。焦ってるけど、ここは焦らない方がいいと自分に言い聞かせている。

あのですね、アルバイトに行く出勤電車の中でのことなんですが。ちょっと文章が乱れる可能性がありますが、すみません。

満員の中、私の横にいた女子高生が突然声を上げて泣き出しました。そしたら私の後ろにいた40代の男性が「こいつ、ちかんだぞ!」と、女子高生の後ろにいた30代前後の男性の腕をつかみ叫んだんです。

「みなさん、こいつちかんですよ」と大きな声で。

「ちげえよ」「いや、お前だ」「だからちがうって」「お前しかいないだろ」

って、満員なのでそんな会話が耳元でなされるわけで車内緊迫状態になっていて、私はとりあえず女子高生に「大丈夫?」と聞いてみましたが大泣きしていて今にも崩れてしまいそうな状態でした。その腕を掴まれた男は「オレじゃネエよ」「ふざけんなよ」って反論してるんですが、周りの男性が何人も「お前だ」「おれは見てた」「認めろ」「警察呼ぶぞ」って口々に言ってるから静観している周りの人たちの目も「たぶんこの人だな」って感じになりつつあり、でも私は30代の結婚指輪をした男が痴漢行為をするなんてあまりに馬鹿げた失敗だと思うので「もしかしたら誤解では」と俄に信じがたかったのです。

しかし疑われた彼は突然左手で女子高生の顔にかかった長い髪をのれんのように持ち上げ、泣いた顔を見ながら優しい感じで「ごめんね・・大丈夫?ごめんね」と言ったのです。

私は急にものすごく頭に来ました。ぶんなぐってやろうかと思う程腹が立ちました。ごめんね、って何だよ。そして何でお前はこの子の髪の毛にそんな簡単に触るんだ。そんな簡単なものか?と。

まあだからといって殴る訳にもいかず、私は男と女子高生の間に入り彼がもう二度と彼女に触らないよう壁になるしかなかった。情けないですが何も言ってやることも出来なかった。

下北沢駅で彼は何人かの男に腕を掴まれながら駅員に連れて行かれました。

駅で女子高生に「触られたの?大丈夫?」と聞いたら、ここには書けない程のひどいことをされたようで私も絶句でした。

2日前のあの事件が心に静かにこびりついて離れません。痴漢の気持ちは私には全くもって理解できないので考えても重くなるだけなんですが・・・彼の家族とか、へらへらした笑顔とか、「ちげえよ」という声とか、着ていた高そうなスーツとか、女子高生の髪を触った指の結婚指輪とか、周りの男性の「慣れてるなコイツ」って声とか、耳を覆いたくなる言葉とか、どうにもこうにも。

いろんな暴力があるでしょうね、世の中には。正当化すべきではないですが、暴力にそれぞれ何らかの理由があることもわかりますが、とにかく大きな意味で暴力的なるものが蔓延してます。でも、「暴力反対」って皆わかっている。知っている。知っているのに、蔓延していています。それはもう現代の人間が認めざるを得ない事実であり、今後もそれは変わらないかもしれないという悲観的思想もなくはない。

紛争や暴動やテロのニュースをテレビで新聞で確認し憂慮しながら隣人に何らかの暴力を発する。小田急線で町田から乗車した男が登戸か乗車した女の子に暴力を振るう。私は世界のどこかで殺し合いが起こってることと小田急線の痴漢が何故か(というよりむしろ必然的に)一本の線で繋がる気がした。世界のどこかが急に身近になったのね、変な話なんですが。

基本的に人間の頭は、理解していることをさも知らなかったかのように処理することができるんでしょうね。そうやっていろいろ理由をつけて負に流れる。例えば今回のように暴力に直結しがちな欲望を持つ人間について「愚かだなあ」と思うだけじゃダメだなと、思う先まで思わないといけないって考え始めました。

私は全面的に性悪説支持ってほどでもないし思想的に常に中途半端な人間なんですが、もっと想像しないとどんどん人間は暗闇に引っ張られていく可能性があるって本気で思いました。善であってほしいけれどそう思えない瞬間が多い。何かそんなこんなで非常に腹がたった話。

・・・さ、台本書くか・・・。

稽古2日目

  • 2008/04/16

稽古2日目。西荻窪の某稽古場。今日から山本大介さん合流。柳沢、細江、青山、山本の4人。台本書けたところまで印刷して読んでもらう。やっぱり役者に読んでもらうと頭であーだこーだと妄想していた世界とは全然違う世界が広がる。この瞬間は快感に近い。そして私はこの舞台をどう演出するかについて考える・・・前回初めて演出した時の圧倒的な反省を踏まえて、私に出来る方法を見いださなければならないのだった。

山本さんとは遊園地再生事業団やペンギンプルペイルパイルズで共演させていただいた仲で、今回出演して下さることになり私としては本当に嬉しく頼もしい。

終了後、「ぷあん」という名のタイ料理屋へ。汁なしラーメンが抜群にうまかった。家にもって帰りたいほどのうまさ。近所の高山玲子も合流して、楽しく飲んだ。家に帰り、力つきる。初めての台本を渡すまでのプレッシャーとかいろいろあってたぶん私なりに緊張していたのだと思う。

「五人姉妹」/「3年2組」

  • 2008/04/14

ほそえさん

□写真は細江祐子さん。「125日間彷徨」宣伝写真撮影にて。

※※

12日、横浜の日ノ出町へ。7月に出演するMikuni Yanaihara Project「五人姉妹」の写真撮影。

出演者の稲毛礼子さん、光瀬指絵さん、三坂知絵子さん、高山玲子さんと、私で五人姉妹。・・・もしかして、私が長女か?それはともかく、私だけが矢内原美邦さんの舞台に初参加(遊園地再生事業団の舞台「トーキョー/不在/ハムレット」で美邦さんに振付けをしていただきましたが)なわけで今から不安でいっぱいですが、美邦さんを尊敬している私としてはずっと出たかった舞台でもあり、とにかく私は皆に遅れを取らないように倒れないように人前で吐かないように必死に頑張るのみ。

写真撮影が終わった後、4月18日から20日まで愛知県芸術劇場で上演する「3年2組」の通し稽古を見学させてもらう。東京での初演、私は胸が震えたのを覚えている。今回の公演は愛知のみとあって、稽古が見れて本当にラッキー。

感想は、初演の時と同じように心揺さぶられた。美邦さんの戯曲は珠玉の言葉たちが雨のように降り注がれる幸福な夢のようだと思った。大事にしたくなるフレーズがたくさん出てくるんだよね。あと、不思議なことに初演の時より時間が短く感じたのだけど、大幅なカット等はないそう。以前より役者の体にすんなり言葉が出入りしているのかもしれない。そのちょっとしたことが、大きく印象を変えるのではないか。そのくらい、繊細なものなのかもしれない。それにしても、ほんと、この舞台は、気持ちいい。愛知在住の人は見た方がいいですよ!

※※
「125日間彷徨」台本、ちまちまと進んでいる。寝ている間に小人が出て来て、書き上げてはくれないだろうか、傑作を。公演のお手伝いさんはいつでも募集してます→info@adieuadieu.comまでメールお待ちています。

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