私は書く、これからも書く
- 2006/10/04
■この日記には、自分の書きたいことだけを書くと決めている。その他、他人を誹謗しない等常識的なルール以外に決め事はない。ゆるい拘束の中で書くことで、自分の中に新たなルールが生まれるであろうと考えているからだ。文体も特に気にしていない。統一性のなさは、人から影響されたり反発したり自分に語りかけたりそうした様々な感情から生まれるもので、それはそれで認めようと思っている。web上に日記を公開してから約4年が経過した。よく続いたなあ。毎日結構な量書いているし。気がついたことは、私は私自身文章を書くことがこんなにも好きだとは思わなかったということだ。いつも口から何らかの言葉を垂れ流し、そんな自分に疲れてさえいるのにもかかわらずそれでもまだまだ書かずにはいられない衝動のようなものがあるとは思わなかった。恥ずかしい気分にもなる。何か、辛い気持ち。しかし、その恥ずかしさを持っている気持ちが今の自分であればそれを認めるほかに現在を肯定できない。それはあまりにいつしかの理想から離れ、そして、自分を認めるということはとても苦しい作業だ。
■しかし、こうなったら書けるところまで書き続けてみようと思う。書いても書いてもどこにも行けない。そんなのは当たり前の話。というか、どこかに行きたくて書いているわけではない。ここがいい。
■昨日、「鵺」の稽古を見ていて思ったことだけど、私が今いる世界、この空間、この現在に、ここにすべてが存在する気がしてならなかった。生きることや笑うこと、舞台、世界、暴力、呼吸、愛情、人いきれ、幸福、笑顔、体温、めがね、うまくいかないこと、私の思いや、皆のそれぞれの思い、たくさんのものが溢れては消える。消えてしまうことの連続で線が描かれていきいつの間にか面になり立体になり世界が構築されていく。その世界をはっきりと理解できた気がした。私はこの世界に生きている気がしている。
■たまに大きな孤独感に苛まれる。それはバイオリズムのようなもので、だから特別気にしていない。別に実際孤独じゃない。誰にでもある感情だろうと思う。それより怖いのは、突如やってくる後悔だ。足が動かなくなる。
■しかし、そんな日には、寝る。もう、会社を休んででも寝ることにした。非常に自分に甘い措置である。あと、猫を眺める。抱きしめたりすると噛まれるのでたまらない。実害を受けないよう遠くからかわいい姿を眺める。
猫と一緒に生活できて、本当によかった!
■オールツーステップスクールの公演について、少しずつ少しずつ進んでいる。オールツー名義の公演は次回で最後になるだろうから、楽しく好きなことをやりたいものだ!
■日記を読んで「かさぎさんはたくさんの人間をつなげているのですね」というメールを下さったMさん(Yさんのお友達だったのですね!)、ありがとうございます。嬉しい。私は人と人を一瞬合わせるだけで、あとは皆が意気投合し楽しく繋がっていくようですよ。ただの「のりしろ」なんです。のりしろの哀愁も感じつつ、何だか体がいうこときかねえなあー。整体に行くべきか行かざるべきか。