カメラ/かあさん
- 2007/07/23
■土曜日、友人達が行っているワークショップの発表会を見に行く。受付をやっていたこれまた友達のAくんの佇まいが面白かった。妙によそよそしい雰囲気を醸しているのだ。「気軽に来て」と言われていたのにいざ行ったら正装の男が神妙な顔をして迎えてくれる。場所は某区の区民施設。「一体どういう気持ちで発表を見ればよいのか・・・」と客を不安にさせる、そのギャップが面白かった。発表の感想は役者に伝えた。こういう時頭の中はたくさんの言葉が生まれるのだけど、なかなかうまく伝えることができない。頭フル回転で話す。感想って本当に難しいが何かヒントを探す大切な友人には私自身もきちんと答えなければいけないと思っている。もちろん私が何かいうことで変わることなど何もないと知っていてもだ。もう少し、ゆっくり考えることにする。そして思いついたら昨日の役者達に伝えていこうと思う。私は客として役者としてどう思ったか、何を考えたか、もっと考えよう。
■西原理恵子「毎日かあさん」最新刊。電車の中で涙が零れた。わかっていたんだけど、鴨志田穣さん(元夫、カメラマン、アル中)がガンで亡くなったのは知っていたから。この最新刊に「亡くなる前の日々」が描かれていることはわかっていたから覚悟して読んだのだけど、やっぱり泣いてしまった。酒を呑まなくなったカモさんが家族に合流してから亡くなるまでの約6ヶ月間を「とても楽しかった」と記した西原さんの心の広さと孤独に感動した。子供もすごい。強い。西原さんの子供だから、強く優しい子になるのかな。そんな西原さんは先週高須クリニックの高須院長と二人で「美を追求・・・南米の旅」と題した番組に出演し、チリかアルゼンチンかどこか忘れちゃったけど「世界美容整形市」みたいなイベントに潜入取材をしていた。高須と西原・・・恐ろしいがナイスなコンビである。これからもくだらないマンガをどんどん描いて欲しいなあ。
■表紙に元・だんなさんが戻って来て「出戻り」編。
■高須さんは自ら美容整形を繰り返し、今「理想的な容姿」になったという。久しぶりに昔の高須院長の顔を見て、何故か「祇園精舎の鐘の音、・・・」というフレーズが思い浮かんだ。昔の顔よ、成仏してくれ・・・。そして新しい高須院長に幸多かれ。別に好きでもないけどね。