静かに
- 2008/09/23
■ゆっくりとした時間。雨が降っていた1日。母が送ってくれたカボチャでポタージュを作る。焦らなければ料理は美味しく作れるな。いける、この先の料理道。急に確信。内田百けん「東京日記」を読む。あと何十回読んだかわからない「摩利と真吾」を読み、また泣く。真吾がドリナと別れるところね、って言われてもねえ。ああ、なんて面白いんだマリシン。これを読んで泣くと「わたし女に生まれてこのマンガで感動できてよかったー」と思います。
■小学生の頃クラスメイトに書いてもらったサイン帳が出てきた。サイン帳とは学校を卒業する際に友人皆に配って住所やらメッセージやらを書いてもらうものです。久しぶりに読んでみると小学生相当面白い。
「性格が好きな芸能人・森川由加里」…性格?江戸っ子っぽいところのことを言ってるのかしら。
「嫌いなテレビ番組・夏体験物語」…懐かしい。確かに小学生女子にはツラいドラマだった。
「嫌いな芸能人・少年隊のニッキに決まってンだろ!」…何故そんなにニッキを嫌う?
「欲しいもの・役に立つもの」…胸に来るね…
「好きな役者・たんばさん」…たぶん丹波哲郎さんのことですね。しぶいですね。
■男子のほとんどが「かさぎよ、スポーツがんばれ」とメッセージを寄せてくれている。憐れまれる程に足が遅かったからな。憐れまれる程に逆上がりができなかったからな。仕方ない。
■ともあれ自分の生きた日々を映す大切な宝物です。10年後また読もう。笑えるから。