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湿気

  • 2008/11/06

必要があって太宰治を読んでいる。必要があって太宰治を読むときが来るなんて思ってもみなかった。若い頃読む必要もないのにガンガン読んでいた。誰に頼まれた訳でもないのに、読んでいた。それが恥ずかしいことだと思っていた時期もあったが、今は「まあ、それはそれでいいんじゃないの」という気分である。恥ずかしいけれど面白いからね。好きな小説は「斜陽」「女生徒」「皮膚と心」「ダス・ゲマイネ」とかでしょうか。「桜桃」や「冬の花火」も面白く読んだ気がする。

本当にウジウジしていてジメジメしている・・・何て小説だろうと読むたび思い、笑えてきます。このウジウジジメジメ、太宰治の弟子である田中英光「オリンポスの果実」に繋がる訳ですが、2人とも自死という歴史。こういうダメスパイラルを体に宿している人間には孤独になりがちだ。ニヒリズムに陥りがちなんだろう。自分を追いつめ自分を消す。私としては是非最期まで生ききって欲しかった。ここにこんなにも彼らの放つ「ジメジメ」感が好きな人間がいる。生きて尚濃くなるジメジメ。

ダイエットしている。本気でやりだすと楽しい。ただ熱しやすく冷めやすい性格、継続が苦手な私だ。次に更新した時にはダイエットなんてすっかり忘れていて太っているかもしれない。

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2 Comments

    豚夫

    7th 11月 2008 - 16:03:40

    十代の時は太宰に対し、なんの摩擦感も感じませんでした。危ない若者だったのかもしれません。最近石川啄木を読み直したり史実を調べたりして『あれ?この人こんな危なかったっけ?』とビビりました。十代の頃はスルーしていたんだけど。今読んだら太宰はもっとかも。昔と受け取り方が変わりますよねー!

    kasagi

    9th 11月 2008 - 1:41:27

    豚夫さん、こんばんは。

    太宰がいくつになっても「十代みたいなヤツ」だったのかもしれないね。少年の心というと聞こえがいいが・・・。

    今読み返していますがやはり面白いと思います。笑える。キザ過ぎて。昔とは確かに受け取り方は変わりましたが、今は今なりに楽しめるのでやはりすごい作家なのではないかと思っています。

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