秋のせつなさ、さみしさ、おめでたさ
- 2008/11/04
■肌寒くなり、この季節が来ると肺がざわざわするものの心はワクワクする自分がいます。ワクワクするのに寂しい。この季節に必ず感じる寂しさの原因は一体なんだろう。仕事が休みだったので久しぶりに午前中のテレビを見たのだけど、この時間帯のテレビに必ず感じる寂しさの原因は一体なんだろう。元・こぶ平が梅沢富美男に「師匠」と呼ばれていたからか、秋はもの悲しい。
■「PLUTO」4巻まで買って友達に貸してそのままになっていたんだけど1年越しで返してくれて(もう返ってこないかもと思っていたものが返ってくるのは本当に嬉しい)、もう内容は忘れてしまっていたので読み返していろいろ思い出し、「わーすごい!」と5巻6巻購入。浦沢直樹のマンガの中で一番好きだ。手塚治虫ってこともあるんですけどね、何かすごく熱いモノを感じるのです。憎悪や怒りに対して読んでいる自分も正面切って向き合わないと読めない。
■吉田秋生の新刊「海街diary」、あれすごく気になるなあ。読みたい。吉田秋生の代表作は「BANANA FISH」だと思うのですが、私は「ラヴァーズ・キス」や「河よりも長くゆるやかに」、「桜の園」(再映画化されましたが、果たしてオリジナルの『つみきみほ、中島ひろ子ゴールデンコンビ』に勝てるだろうか?)のようなどうしようもない青春のモヤモヤをさらっと描いたマンガが好きです。さらっと痛みが描かれいているのに、どこかねっとりとした読後感。知ってる知ってるこの感じ、若い頃に感じたもやもやした瞬間とねっとりとしたものに変化した感情は、今でも常に胸のどこかに存在し、何かの拍子にひょっこり顔を出す。
■またすごく嬉しい報告がありました。幸福の秋、本当に嬉しい。Mくん、おめでとう!