セリフ/ナイトクルーズ/ラスト
- 2009/04/30
■そうなんですよ。今私はセリフを覚えているのですよ。
■明後日から「五人姉妹」の稽古が始まる。台本がNYからメールに添付されて送られてきました。稽古ってヤツは、始まっちゃえばいいんだけど、始まる前はドキドキなんですよねえ。セリフ覚えそっちのけで「ああ、稽古着新調した方がいいのではなかろうか・・・」とか、どうでもいい事考えるうちに一晩経っちゃうなんてこともしばしばで。「ああ、渕野修平さんに勧められたプロテインを買っておいた方がいいのだろうか・・・」とかね。無駄な時間ですよ、正直。まあ、でも人生の7割は無駄な時間で構築されていると誰かが言っておりましたし。誰か忘れたけどねえ。弟とかだったらやだなあ。
■で、最近は相変わらずばたばたしている中、いきなりですがナイトクルージングに行きました。東京湾を船で一周しながらディナーを食べるひとときを過ごしたってわけです。何故そんな場違いなところに行ったのかといいますと、知人のご厚意によりディナーチケット券をいただいたからで、ありがとうございました。ディナーはイタリアンで、とても美味しかったのですが、前菜→パスタ→肉料理→デザートというコース料理の間に「パンおかわり自由」という悪魔が潜んでいて、私を苦しめるのでした。隣に座っていた女子6人グループは私よりもずいぶんばんばかばんばかパンを食べていたのですが、百歩譲ってパンはまあいいとして、バターをこれでもかと塗りたくっていたので、それはマズいですよあなたその塗り方だと一日3000キロカロリー超えちゃいますよと思わず忠告したくなる程だった。
■海から見る東京はあまりに眩しかったです。何がエコだ!と言いたくなりつつも綺麗で怖いぐらいでした。あとねえ、ビルが高すぎるよ。そんなに高くしなくてもいいだろ。それに比べて千葉方面はかなりダークナイトで、森田健作さんの未来を暗示しているわけではないのですがしかし。それにしても海を見ると気分が高揚しつつ何故か過去を振り返る私。川辺でもすぐに「ああ、あの頃の私はあんなだったな」と無性に子供時代を思い出すが、別に幼少時代川のほとりに住んでいたわけでなし。川からしてみたらお前は何様のつもりだと言いたくなるだろう程、郷愁を感じてしまいます。水に何かを感じるんでしょうかね。
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■ラストソングスさんが初のワンマンライブをやるそうです。五年目にして初のワンマンだって。彼らは遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」の本公演の稽古中に結成したんだけど、稽古の休憩中かなにかの時間にグループ名をどうしようか?って話していたら出演者や演出助手がみんなして名前の案を出してきて、くだらなくて皆で笑ったことを思い出した。演出助手の三浦さんが「あいつら、って名前にしたらどうですか?」と言ったり、俳優の岸建太朗くんが「昔ジャッキー、って名前にしなよ」とか。昔ジャッキーってどういうことよ?あと「三つボタン」て言った人もいたな。何かさ「三つボタン」って寂しい響きだよね。思い切って「三つボタン」でもよかったかもね。で、めでたく「ラストソングス」になって、あれから五年。不思議なリズムで活動を続ける彼らのライブを是非皆見に行こう。