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制作愉楽

  • 2009/10/23

今私は来年の遊園地再生事業団の本公演に向けて制作のお手伝いをしている。先日お会いした元パブリックシアターのMさんに「役者はやめられたのですか」という質問をされ、「やめていません」と前置きした上で、自分が何故今ここで遊園地再生事業団の制作をやっているのかと説明した。それは声に出してみなければわからないことでもあった。言ってみてはじめて、「ああ、だから私はこれをやってるんだ」と思ったのだ。大きな舞台の制作をやることへの不安を漏らした私にMさんは「役者が舞台をプロデュースすることは世界中で行われていることです」と励まして下さり、さらにいろいろ胸に残る言葉をくださった。今私ができることは何か、私にしかできないことがあるか。ま、私にしかできないことなんて基本的にはないんだけど、個性があるからね人には。私の頭と感覚と個性を信じて大いに楽しもうと思う。

で、その一環で昨日は上村君と一緒に某所へ打ち合わせ。その後青山一丁目の上村チョイスのオシャレなカフェで二人ミーティングという名のダベり。私、チーズケーキ、上村、クレームブリュレ頼んでさ、女子大生か。上村君とは出会ってすぐにそんな女子大生的おしゃべり友達になった。まあ、ほとんど芝居の話なんだけど。気が合うのだと思う。そこで上村くんの話を聞きながら私ももっと頑張らなければいけないと考えた。今地に足をつけて、できることは何か、時間をかけて考えようじゃないか。

みんな大好きな「アメトーーク」の「中学の時イケてない芸人」を見ていて、途中急に泣きたくなってしまった。涙の訳は笑いでも哀れみではなく感動に近いものだ。私は好きだったよ、そういう哀愁を背負った男子。それにしても皆子供の頃のあだ名がひどい。「捕虜」(博多大吉)「粉ふきいも」(笑い飯・西田)だって。私の「うちまた星人」なんて全然たいしたことないよ!

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2 Comments

    ネオ

    23rd 10月 2009 - 20:51:59

    みくしぃいがいでこういぅのかいたことないんで、これでいいのでしょうか。
    と、不安を文字化したところで、本題。「うちまた星人」に声を出して笑ってしまった。哀愁を背負った男子に微笑みかける笠木姉さんのような人がいたら、しかし人生は変わっていたかもしれませんね。今度イケてない男子学生に微笑みかけてみようかしら。

    kasagi

    25th 10月 2009 - 14:35:00

    ネオさん、こんにちは。

    私は昔からいわゆるかっこいい人が苦手なんですよ。
    かっこつけている人も苦手。中学生で一生懸命髪の毛をセットしている男子を見て「気持ち悪い」と思っていました。その点イケてない男子はださくて安心(笑)。彼らの8割(私調べ)は根が暗くて、そういう部分を垣間見ると「人間て深いなあ」とやけに感心したりして。

    「うちまた星人」は確か小学校4年生ぐらいの時のあだ名です。もっと面白いのもあるのですが、ちょっとここに書くのは憚られる程残酷な言葉なんです。

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