明日前向きな小屋入り
- 2011/08/28
■今日で稽古が終わりました。明日から小屋入りです。
■7月12日から今日までミクニさんと鈴木将一朗くんと山本圭祐くんとほぼ4人で稽古を続けて来ました。台本をいただき、覚え、稽古し、自分がなかなか前に進まず、また覚え直し、稽古し、ちょっと出来るようになり、またできなくなり、とずいぶん長いこと稽古をしてきたように思いますが、心の中では「あっという間だった」という言葉しか浮かびません。もうすぐ本番なんて信じられない。
■できないことにどう立ち向かうか、そもそも私に出来ることなどないのではないかといろいろ悩みながらも今日までやってこれたのは、他でもない共演者のお陰です。いつも皆で話をしながら稽古を進めてきました。お互いを信頼しあいやってこれたのは本当にありがたいことでした。文字通り前向きでいられました。
■そしてミクニさんが根気づよく私たちを見てくれた。いつも私たちをひっぱってくれて、そして信じてくれた。稽古中、演劇というより、スポーツチームの監督とメンバーのような感覚もありました。しかし私たちが作っているのはやっぱり演劇なのです。細かく、果てしなく、作業は続きました。でもその根気づよい稽古の中で、稽古場で、何かが生まれていたら嬉しい。
■私は本当に幸せな人間だと、ある瞬間思いました。私個人の幸せなんてささやかな話ですが。たくさんのことひっくるめて全てをひっさげて、そしてこの気持ちのまま本番に臨みめたらいいなあ。皆でいい舞台にします。みなさま、劇場にて心よりお待ちしております。
■いつか福島で演劇ができるように。頑張ります。