いわき総合高校「ハロースクール、バイバイ」を観に行く
- 2012/01/29
■昨日は休みを利用して、いわき総合高校のアトリエ公演「ハロースクール、バイバイ」を見にいった。
■高山玲子ちゃんと東京駅で待ち合わせ。いつも一人か姉と乗る高速バスに高山さんと乗るなんて不思議な気分だ。ともかく彼女と旅をするのは楽だった。彼女がバスに電話忘れても、わたしが電車の時間を間違えても、別にどおってことなかった。まあ、電車に乗り遅れたのはわたしのせいでこういうミスはなかなかしないので自分にびっくりしたのだが、幸いにしていわき駅から内郷駅までの路線バスに乗れた。土地勘があってよかったぜ。というわけで何年ぶりかに新常磐交通の路線バスに乗り込む。家族全員でお世話になりまくっている共立病院や労災病院の前を通り、内郷へ。
■芝居中、ずっと胸を引きちぎられるような思いで見ていた。泣いたり笑ったり、大変だった。脱水症状!という程の水分量ではなかったか。傑作とか、最高とかいろいろ言えるかもしれないけど、わたしはとにかく体験として受け取った。大きな大きな体験をさせてもらった。それは個としての体験であり、出会いだと思う。わたしの個と舞台上にいたみんなとの個が出会った。出会わない舞台もある。体験に至らない舞台だってあるけど、昨日の舞台はわたしの人生において大きな体験になった。それは演劇との出会いでもあって、あの時に出会ったあの舞台、という意味では数えて5本目だと思う。あれ、あれ、あれ、あれ、これである。出会えるなら、やっぱりこれからも続けて行きたいし生きていたい!と思えるほどの体験だったのです。まぶしくて埋もれそうだったけど、その光に自分も照らされた気がしたのだ。ああ、演劇続けて来てよかったなあ、とかなんとかかなりスケールのでかいことを考えながら観ていた。
■東京のワークショップで同じ班だった新聞部男子役の彼は見た目とかしゃべり方がウチの弟に似ていることもあり、もう気になって気になって仕方なかった。そして女の子たち。キャプテン、マネージャー、転校生、一年生みんな、みんなの顔が汗が涙が全て焼き付いている。今、いわきで皆が生きている。本番中にも揺れたけど、この揺れをずっと引き受けて皆生きている。わたしも生きている。よし、よし、おとなのオレ頑張れ、と自分に気合いを入れながら観た舞台。うまく言えなすぎて、悲しいけど、本当に行ってよかったです。
■帰りのバスまでの時間、いつも通っているいわき駅バスターミナルの横にある居酒屋に入った。1時間だけ飲む。店にはもちろん初めて入る。実家に帰る時はいつも駅前まで母が車で迎えに来てくれて、お酒を飲むのは家でと決まっているからだ。外で飲んだことなどない。変な感じだ。その席にいた方々に「いわきに来てくれて嬉しいです、ありがとう」と言いたかったけど、さすがにそんなことは言えなかった。別にわたしが言うことでもないからだ。でも、わかっているのに、高山さんや桜井さんがいわきにいることに、なんだか感動してしまい泣きそうだった。
■本当だったら実家近くの海まで案内したかった。でもすぐにバスに乗り込み東京へ。まともな食事をしなかったのでおなかが空いていた。東京駅で何か食べようと思ったけどのきなみ店は閉まっていたので、残念だね。高山さんと別れる。さようなら〜。
■高山さんにいわきローカルのマルトとラトブは紹介できたことが嬉しい。「マルトってイタリアンの店かなんかかと思ってた」と言われたよ、マルトさん。
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■5日前ぐらいから眉毛下にニキビができている。寅さんを観過ぎたせいかもしれないぜ。