9月になっていました/ポワロ
- 2021/09/22
嘘でしょという感じだ。
もう9月も半ばだなんて。
こんなに時間が経つのが早すぎていいのか。
いいわけない。
何してるんだ!
いえ……いろいろしていたんですよね。
8月も9月も。
ワクチンも2回接種しました。
しかし、毎日の瑣末なことはどんどん忘れていく。
そうでもしないと、日々を乗り越えられないのか。
…そうかもしれません。
乗り越えるために大いに忘れる。
本当は瑣末に私の幸福があるのになあ。
少しずつだけど、たくさん、忘れていく。
※
日々の忘却は時に不便だ。
そんな時のために、抗うために、今年から5年日記をつけている!
実は何も今年ばかりじゃない。何度も試みているが、失敗している。
1月3日ぐらいまでの日記なら、10年以上はあるかもしれない。
要するに、三日坊主なのだ。人生是三日である。
しかし今年は今日まで書き続けることができている。
※
相変わらず、空いた時間は「名探偵ポワロ」を見ている。
昨年のステイホームから見始めて、最終話「カーテン」を除く69話観了、これで2巡目である。作品によっては3巡目だ。ポワロとヘイスティングスの丁々発止なやりとりもほぼ記憶しているし、犯人もすぐにわかっちゃう。忘れていたって、すぐに思い出す。はらはらしない。
でも、見る。
見たい。
テレビの温もりに触れたい日、でも、どきどきなんてしたくない。
そんなとき。
だからわたしはポワロさん。
熊倉一雄さんの優しい声。
ミス・レモンの豊かな服装や髪型。
ロンドンの奥ゆかしい街並み。
永遠のトラディショナル。
この2巡目でも最終話「カーテン」は見ないと思う。
だって、終わりになんかしたくないからね。
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とはいえ、映画もぼちぼち見ている。
韓国映画の「はちどり」が面白かった。小津安二郎の「長屋紳士録」も面白かった。少し遡ると岡本喜八の「日本のいちばん長い日」をようやく見た。これもものすごく面白かったし、勉強になった。
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2021年9月。
疲弊が過ぎる夏だった。でも、そう言ってばかりもいられない。疲弊というマイナスをエネルギーに変換させて、進もう。進めない日があったら、休むわ。
※
「三体」、続編に手を出すかどうか迷う。
理由は(本が)重いから。