今年もよろしくおねがいします 2023 笠木泉
- 2023/01/02
全く更新できませんでした笠木泉の日記です。
2022年12月に予定しておりましたスヌーヌーの公演「長い時間のはじまり」は延期になりました。
今年、またみなさまにお会いできますように、精進します。
この冬の俳優4人との時間は、貴重で、かけがえのないものでした。
みなさんとの日々は学びになりましたし、なにより心を動かされっぱなしでした。
私はもっとたくさんたくさん勉強しなければいけない。
来年も松竹生さん、ぼくもとさきこさん、踊り子ありさん、山本健介さんと、そしてスタッフのみなさんとまたこつこつ作っていこうと思います。
また詳細等決まりましたら、告知させていただこうと思います。
どうぞよろしくお願いします!
スヌーヌーの活動はもとより、あらゆる場所でさまざまな方にお会いし、刺激され、笑い、泣き、時間を共にした1年でした。
そして、一文字も書けない、なにもできない日がたくさんあって自分でも驚きました。
手が全く動かない。
このままずっと動かない可能性もあるな、と思いました。
そこで考えました。
たぶん、自分なりに、立ち止まって考えたと思います。
そうだな、でも、と。
やっぱり思考することを選ぼう、と考えました。
わたしは自分の責任において日々を選んで生きている。
その中で、いちいち立ち止まることを恐れて選ばないよりはその都度止まってでも考えて選んでいけばいいのではないか。
そのことに、今更ながら気がついた。
選ぶということは、それでは生きることやいなくなることや、世の矛盾や、私の中で大切だと思われることをこれからも考え続けること。
その先に衝動があれば、今後も書いていきたいと思ったのです。
大人として、社会や隣人、自然、ひいては、言葉にできないもの、に対して、当然のこととして、思いやりを持ったり、しっかりとつながっていけるように、手を伸ばせるように努力したい。
手を伸ばすために、その曖昧模糊としたものを、言葉にできないものとして捉える勇気と、言葉にする努力。
その第一歩となる一文字を書けるよう。
難しいけれど、思考し続けよう。
前向きに創作していきたいと思います。
年末はツァイ・ミンリャンの「愛情萬歳」を見ました。
これがすごくよくて。
もう、いきなり、初めのカットから胸に迫ってきて。
もう泣いちゃって泣いちゃって。
なぜなの?というほどに。
2022年自分ラストにふさわしい、いい映画を選んだ自分のひきの強さを感じました。
昨年見た中で何がいちばんよかったかというと、一番最近見たから「愛情萬歳」です。
よくよく考えたら違うかもしれません。
一番よかったなどと簡単に言ってはならないですね。
その他、2023年はなぜか急に「ER」シリーズを見まくり(シーズン9まで見た)、「ダウントン・アビー」を全話見て、ルーティンとして「名探偵ポワロ」を最終話「カーテン」を残して繰り返し見たり、初代「ミス・マープル」をコンプリートしたり、BTSの「dynamite」を見て脳天に雷を受けるような衝撃を受け、この一曲に絞ってPVを見まくるという一年でした。
ニブロールにも出演させていただき、俳優としてもほんの少し活動できて嬉しかったです。
たくさんの方にお世話になりました。
ありがとうございます。
感謝しています。
そして、2023年もお世話になります。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
笠木泉