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Posts by kasagi

頭はいつも逃避行

  • 2007/01/10

風邪ひいた。咳が出る。カコナールのもうっと。

台本を書いては書き直しの作業。うーん。悩んでいるぞ。頭の中がいっぱいになってしまって逃げたくなるのだが、そういうものなのだろうか。そして何度も同じところを書き直しているのでなかなかページ数が増えないのだった。朝起きたら小人達が50ページぐらい書いてくれていたらいいのに。この、ど素人が!

ナフ
ホットカーペットの上に乗り、ストーブにあたるナフル。こたつがなくてすまないね。

ひこうき雲

  • 2007/01/08

本を読む。

松本清張「わるいやつら」下巻を読了。松本清張の推理小説は初めから犯人がわかっている場合が多いので、一体誰が本当に悪いのかを考えながら読むことになる。殺人を企てた人間の弱さもさることながら、その弱さを利用するずるがしこい人間を冷血に描写しているのが面白い。で、「わるいやつら」上巻は何だか乗り切れなかったんだけど、下巻はやっぱりどんどん引き込まれていって、1番悪い人が最後のページまで明かされなかったのが凄かった。それにしても本当に「わるいやつら」ばっかりで、困っちゃうな。皆自分のことしか考えてないから、面白いです。

向田邦子「きんぎょの夢」を読む。シナリオかと思ったら、シナリオを元に書かれた小説だって。不倫をしている小料理屋の女将の物語。小説にすることで何か新しいものが生まれたのだろうか。小説にする必要があったのかなって考える。

手塚治虫「ワンサくん」を読む。絵がまだ初期の雰囲気。お金を掘り当てるという才能がある犬のワンサくんが、とてもかわいい。しかしまだ何も物語が語られていないその導入部分で、いきなり「完」!つまり途中でほおり出された未完の作品だった。そんなこととはつゆ知らず読み始めた私はあまりの唐突な結末に、よだれをたらす。一体何を書こうとしていたのかも、わからない。手塚先生、罪作りな巨匠・・・。しかもこの作品はアニメ化されているらしい。えー。何でこんなマンガがアニメに?って素朴な疑問が生まれる。こんな中途半端な終わり方ではさすがに消化不良なので、アニメ版では一体どんな話になっているのか気になるところだ。

あとは「なんじゃもんじゃはかせ」を少しずつ読み進める。時間が止まってしまうのではないかと思う程のゆるやかさだ。

ニュースを見ると「爆弾低気圧」という聞き慣れない言葉が。言いたいことはわかるんだけど、何だか改名して欲しい気持ちだ。それからこのニュースについて考えているのだけど、兄妹という関係が特別なものだということを改めて考えさせる。特別だということは、他人であり自分でもある曖昧な存在だと錯覚を起こす存在だということなんだけど、ここは一つすっぱり「他人」だと思えたなら楽だっただろうなと考える。それにしても、私には計り知れない部分があって、何故兄は遺体をどうにかしないまま予備校の合宿にいってしまったのだろう。彼においての本当に勝手な推測なんだけど、日々いろいろな嘘をつき過ぎて本当に苦しかっただろうなと思う。

荒井由美「ひこうき雲」のアルバムを買いました。台本を書く時に聞いてみました。いろいろ迷走しながら書いています。本当に書けるのか不安でならない。気弱になってるのかもしれん。最近の夢は常に演劇関係でちょっとばかり悪夢の雰囲気である。舞台で転ぶ、舞台で埋まる、舞台で眠る、稽古で泳ぐ、舞台で農業、台本をなくす、共演者に追われる、共演者に髪の毛を引っこ抜かれる、共演者に告白される、共演者と山に登る、芝居を観に行き寝る。本当にこんな夢ばっかり見るんですけど、うなされているのだろうか。悪夢って程でもないけど、目覚めはよくない。しかも初夢はカンニング竹山と一緒に舞台にあがる夢だった。下北サンデーズだ!

オメデトウゴザイマス

  • 2007/01/05

3日、友人が結婚するのでお祝いを兼ねて新年会へ。この友人とは高校時代からのおつきあいで、となると出会ってもう16年か!随分長い時間を共有した友達の笑顔は、見ているだけで嬉しい。おめでとう!

友人のパーティなのに、何故か私もたくさんの人からプレゼントをもらう。何故?

何故ではない。とぼけても仕方ないのだが、4日は私の31歳の誕生日だ。1月4日という覚えやすさが災いし、つい皆プレゼントを持ってきてしまう。皆はかわいそうだが、私は至って幸福であります。ありがとうございます。

プレゼント

4日。4日は世間でいう「仕事始め」で、私も例年は「仕事を始める」日だった。毎年4日は稽古開始日。誕生日はいつも稽古場で迎えていたのだが、今年は何の予定もなかった。自分の誕生日に家にいることの違和感を感じる。別にわーいわーいと祝うものでもないが、正月の延長線上にある私の記念日はやはり「ハレ」の気分で突っ走りたい気がするのだ。「あけましておめでとーたんじょうびもおめでとーことしもよろしくー」という軽いノリでうやむやに年を重ねて行きたい。そんなわけで31歳になりもした。今年も地道に生きていこう!と思っておりもす。

松本清張「わるいやつら」を読む。まだ上巻しか読んでいないけど、ちょっと冗漫な気がするなあ。超長編で面白かったのはやっぱり「けものみち」なんだけど、あの真っ逆さまに堕ちていくスピード感が欲しい。下巻に期待。

長新太「なんじゃもんじゃ博士」を読む。あまりに面白過ぎて読み終わってしまうのがもったいない。一日5ページぐらいいしか読み進めないことに決めた。なんじゃもんじゃはかせとゾウアザラシのあてのない旅を描いた童話マンガなんだけど、あまりのでたらめっぷりに腰を抜かす思いです。計算された大人のでたらめさではなく、本物の輝きがある気がします。

そんなわけで私は3月17日18日のオールツーステップスクールの公演に向けて台本を書いております。ギャフン。

あけましておめでとうございます

  • 2007/01/05

ことしもよろしくね
ナフルです。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。幸福な一年になるように頑張ります。この日記を読んで下さっているアナタ!アナタにもいい一年でありますように!

年末はぎりぎりまで仕事。鉄割アルバトロスケットの伊藤さんと一緒だった。初対面。見れば見る程伊藤さんは樹木希林さんにそっくりだ。聞けば「いろいろな人からきりんちゃんと呼ばれている」とのこと。やっぱりね。きりんちゃんとはずいぶん話が盛り上がって、まるで昔からの友達のようだと思いつつ会話をしていたのだが、ふと、「この人は久保優子ちゃんに似ているのだ」と気がつき、合点がいった。クボンヌと会話のテンポが一緒、すなわち私にとって最高の悪ノリパートナー。くだらない話が進む進む。楽しかった。

きりんちゃん
若い頃のKIRINさんにそっくりなのです。内田也哉子にも必然的に似ているのです。

31日、紅白は森進一の「このまま倒れてしまうのではないか?」と思える程の熱唱に度肝をぬかれつつ年を越す。
1日、今年は寝正月。のんびりテレビを観て過ごす。夜、友達を呼んでいい肉(年末に突然隣のおばさんにもらった霜降り肉)を食べる。

1日

元旦にふさわしい本。今年は読書始めは吾妻ひでお「ひでおのうつうつ日記。本当にただの絵日記。鬱々とした日々がアズマニックに描かれていく。それにしてもすげえ読書量だなあ、吾妻ひでおさん。一日一冊から二冊のペースで本を読了している。人の日記は何でこんなに面白いのだろう。脚色がなければないほど面白い。

2日、出かける。東京には人がいないのだった。

凍傷

  • 2006/12/31

28、29日は仕事。特に29日はふきっさらしの都内某所で凍傷にかかるかと思う程の寒さの中撮影だった。2日間に及ぶ撮影はとても過酷でありつつ、楽しいものであった。共演者からも監督からもスタッフからも勉強できる事だらけで、びっくりする。どこにいっても本当に勉強することばっかりだよ。

撮影で生まれて初めてピンヒールを履く。歩けなかった。普段はスニーカー生活の私だ。足は私自身に甘やかされていること間違いなし。残念な結果(こけたり脱げたり内股になったり)に終わったのである。仕事で履くことがあるかもしれないのだから、もっと訓練しなくちゃな。女グッズが少なくて少なくて・・何だか可愛そうね、私。

30日、映画が観たくなり下高井戸の映画館へ。フランス映画社の映画祭最終日。テオ・アンゲロプロス「旅芸人の記録」を観る。始まってから5分ぐらいで睡魔に襲われ前半ところどころ記憶なし、なので話がよくわからなくなってしまった。がっかりして休憩を迎え自分の睡魔の強さに腹立つもロビーに置いてあった上映当時のチラシ裏コメントのコピーが私を救ってくれた。それを読んで後半の上映に挑む。随分すっきり観ることが出来た。それにしても3時間50分という超長編で、そしてものすごい労力を惜しまずに作られた傑作で、年の瀬にこういう映画を観るのは、来年の自分を頑張らせるためにもとてもいいことだと思った。

雨が蕭々と

  • 2006/12/27

雨が降っている。雷も鳴る年の瀬。

友達からの一通のメールを読み不覚にも電車の中で泣いてしまった。しょっちゅう泣くのでありがたみが薄いのは承知の上だが、本当に素敵な言葉をいただいて感動した。ありがとう。

昨日書いた「自虐の詩」映画化について情報をいただいた。何と主役の幸江さんが中谷美紀!えーっとどういうことなんでしょうか・・・。私の知る限りの中谷美紀さんは美しい女優。儚い程に美しい女優だったはずです。いろいろな意味で観る気がダウンしました。私の心のうちが知りたい方は是非マンガを読んで下さい。

終わる感じが好きだ/本棚探索第8回

  • 2006/12/26

長い!!

ながっ

今台本を書いている。なかなか書けない。考えることがいっぱいあり過ぎてすぐに眠くなる。許容量を超え、ショートするってやつですかね。

えいがか

「自虐の詩」は大好きなマンガなのです。びっくりしたのだが最近まんがくらぶという雑誌で「自虐の詩2」が始まったらしい。デンジャラスカップルのその後を観たくもあり、1の最高のラストのままで物語が終わっていて欲しい気もするし、複雑ではあるのですが。やっぱりちょっと読んでみたいかな。しかも来年映画化されるらしいよ!!誰が貧乏でお風呂に入ることもままならないいじめられっこの「熊本さん役」をやるのだろう・・・!森三中の誰かだろうか、はたまたハリセンボンの春菜ちゃんか?まあ、ともあれ私の暗黒時代を救ってくれた大切なマンガです。

今年ももう終わりですね。私の今年のいいこと方面の重大ニュースは「キンエン、引っ越し、ユリイカ宮沢章夫特集に寄稿」です。悪いこと方面は「××、××、×××××××」。もち、伏せ字で。

クリスマスが終わって

  • 2006/12/26

上の写真はあるサイトで掲載されていたものです。そこには「里親募集!」と書いてありました。少し悩んだ後私が里親に立候補しました。はじめは難航した命名の儀式。候補としては、「キャッツ」が1番有力視されていたのですが、紆余曲折を経て彼の名はナフルとなりました。あれから1年と5ヶ月。今やナフルは立派なふてぶてしい猫に成長しました。

23日。矢内原美邦独舞「さよなら」を観た。素敵だった。MIKUNIさんファンの私としては彼女のその有り余る創作意欲と常識を覆した作品作りにいつも勇気をもらう。素晴らしい舞台体験でした。ありがとうございました。こういう気持ちになれる舞台を観ると、舞台の可能性や喜びを深く感じ、まだまだ面白いことがたくさんあるのだぞ!という気になる。こんなこといったら怒られるかもしれないけど、私はMIKUNIさんの体そのものが大好きなので、どんどん舞台に上がって欲しい。

24日。眠い。一日眠かった。だるいとかこわい(方言で「ぞくぞくする」という意味です)。風邪か・・・と思いつつも誤魔化して過ごす。風邪じゃありませんという気分で一日を過ごす。M-1グランプリを観てたくさん笑った。チュートリアルは誰の目から観ても面白かっただろうな。でも私は麒麟もフットボールアワーも充分面白かったです。M-1を見逃したという矢野愛さんから質問をいただきまして、「アマチュアの変ホ長調はどうでしたか?」というものだったのでお答えしますが、私は面白かったです。衣装から体型から何からよかったです。審査員の島田紳介と島田洋八が「よくわからない」とか「普段のしゃべりのテンポがそういう感じなのか(ゆっくりめ)、作ったものなのか、わからない」とか言っていたけど、それはどっちでもいいのではないでしょうか。面白ければ。象さんのポットだってそうだったじゃない。ちょっとマニアック過ぎたね。すみません。ともあれ、私の心の師である中田カウス師匠が若手に優しいまなざしを向けている(それが逆に怖いけど)のに対し、コント赤信号のリーダーが辛口なのが気になりました。

昨年はboku-makuhariの稽古中で、青山麻紀子ちゃんと「M−1みたいねえ」とか言っていたことを思い出しました。こんな年末に家にいることが不思議です。毎年毎年毎年稽古だったもので。

25日、鼻がまったく効かない。

いとしの芸人

クリスマスの前に

  • 2006/12/23

友人が家に来た。いつもナフルのことを気遣ってくれる人で是非生ナフルを味わって欲しかったのは飼い主の本音。戸惑うナフルを無理矢理抱いて顔を見せた。人見知りのナフルは当然めちゃくちゃにあがいてさっと押し入れに入ってしまう。人が来ればいつもの事である。しかし友人が帰る際にどうしてももう一度ナフルの可愛い顔(飼い主目線)を見せたいと思い、今度は押し入れ奥から引っ張り出し玄関まで抱いていったら、あろうことかナフル突然だーだーとおもらし!失禁。人見知りにも程があるが、少々乱暴だったなと反省しました。ガラスのハートを持つナフルが傷ついた。ごめんね、ナフル。誇り高き猫への謝罪はちょっとだけ高級な缶詰。ま、クリスマスプレゼントも兼ねて「モンプチゴールド」です。

懸念事項にけりをつける。すっきりした。友達の存在が支えとなった。ありがとう。メールを下さった大阪のKさん、ありがとうございました。

姉と弟と忘年会。仲いいなあオレら。姉も弟も酒飲みなのだが(私はほとんど飲まない)、酔っぱらうと決まってそれぞれの高校受験の話や大学受験の話になるのが面白い。「いづみは◯◯高校落ちたよねー」「あー帰り道池袋で泣いたね」とか、本当にどうでもいい思い出を共有する姉と弟は私にとって宝だ。同じ親に育てられてこうも違う人間に成長したかと思うが、やはり根本で三人は共鳴している気がするのだった。

  • 2006/12/21

ふた

あったかい

名前を呼ぶとしっぽをふります。まさに今その瞬間。

ねてみたり

おきものか

ホットカーペットか風呂のふたの上。うちは寒いのです。

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