2月のできごと
- 2020/02/07
昨年火事で休業を余儀なくされた地元の喫茶店が再オープンした。
古くから営業していた純喫茶だったので全面改装するのはほんの少し寂しい気もしていたが、行ってみるとなんと元の通り。家具も焼け残ったものはそのまま使っている。壁紙や厨房機器やテーブルなどはもちろん新品だけど、装飾やメニュー冊子など変に新しくせず、前の店の雰囲気をとても大切にして新しい店を作り上げた意志が伝わってきた。
常連さんだったであろうお客さんたちが次々に来店する。皆一様に店を見渡し、その変わらなさに驚いているようだ。店の方に「前と変わらずそのままの雰囲気で、素敵です」「オープンするのを待ってたんです」「よかったですね」「また来ます」と口々に話しかけている人を、我々は見ていた。 #アデリータ
2020 今年もよろしくお願い致します!
- 2020/01/03
みなさま
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。ありがとうございました。今年も何卒よろしくお願い致します。
まずは健康第一。そして、いろいろな 感情をひっくるめて今年も頑張ります。
皆様にとって良い一年になりますように。
かさぎいづみ
11月のあれこれ
- 2019/11/28
箇条書き
11月は何があったか:
明日のアーに出演した。コントをした。勉強になったし、たくさんのひとに出会えた。面白かった。
働く。毎日食事を作る。季節的に鍋が多くなった。少し太る。食べると太る。知ってたことですが。
ビーズ刺繍のワークショップに参加する。1時間無心夢中になる。楽しかった。
実家に帰る。色々手伝う。自動車教習所(母校)に行きペーパードライバーズ講習を2時間受ける。行きたくないなーと思いながら自分で申し込んだ。ここままでは乗れなくなる、もう待ったなしだと思ったから。恥ずかしながら帰ってまいりましたという気分で先生と車に乗る。緊張で汗だく。吐くかと思った。でも、結果行ってよかったよ。生きた金の使い方をしたね、私は。それにしても車庫入れってなんであんなに難しいのか。難しさのメカニズムを自分なりに理解したい。
アンガーマネージメントについて深く考える。考えた結果、アンガー案件どうでもよくなる。
イギリスのテレビドラマ「刑事モース」を見る。海外ドラマにハマるのはほぼ初めてではないか。刑事モースは根が暗い。なんだか非常に難しい男でそこがいい。
スポーツジムに行く。ヨガをする。寒くなってきたのでプールに行くのを躊躇している。
11月のメモ:
面白いなと思ったことはメモしないとすぐに忘れるくせに、自分にとって面白くない感情はなかなか忘れないのが厄介だ。アンガーはどこまでも追いかけてくるぞ!と心して、しつつ、忘れる準備に取り掛かる。
現状を伝えるという発露の先にある希望や、前向きさ。ここを突破口にするのか。
明日のアー「最高のアー」終了しました。
- 2019/11/11
明日のアー「最高のアー」は全日程を無事に終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
ここ1年ほど「今までとは違う、新しいところに行って新しい自分に会いたい」と漫然と思っていて、明日のアーが私の「新しいところ」となりました。めでたい。
明日のアー主宰の大北栄人さんとは今年の春にテアトロコントでご一緒させていただきました。コントに出演するのはシティボーイズ以来。笑いをやるのは難しいし怖いと常々思っている私がなぜテアトロコントに出ようと思ったかというと、ただもう私の勘です。タイミングです。これは出てみたらいいんじゃないかなと、自分の中身がそう思ったというか。それに加えて共演者に高木珠里さんの名前があったから。高木さんと一緒にコントができると考えただけでワクワクでしびれました。ああこれはチャンスだ、ぜひやってみるべきだ、そんなふうに思ったのです。
そして今回、明日のアー本公演に出演することになりました。
日々の稽古では皆がそれぞれに面白い。稽古中は人の芝居観てひたすら笑っていました。でも自分は果たして面白いのだろうか…ちゃんとできているのだろうか…と不安に。自虐的だよ人生は。でもあまり不安がっていてもおまえさんいくつだよと言われかねないので、もう大北さんについて行こうと。大北さんの台本は非常に緻密で知的で、そこからのダイナミック。演出もすごく論理的なんだけど、突然脱輪して、暴れ馬のごとく目の前を駆け抜けていく感じ。そのバランスがとても面白かった。そしてとにかく個性爆発のアーメンバーの胸を借りて、私は私なりにこっそりやってみようと。
会場のユーロライブに入ってからはいろいろなことが不安で落ち着かなくて、本番前にセリフを反芻しながらレッドブルを2杯飲んでしまったり、家からコンタクトレンズを30個持ってきてしまったり、飴を1日で1袋食べちゃったり、迷惑メールが1日に200件ぐらい来るようになっちゃったり、楽屋にリュックサックが2つあったり、まじでどうした案件が多発。相当不安定な人でしょ、これ。
でもどんなことがあろうとも本番は始まります。俳優といえど、否、俳優だからか、舞台に上がるのはいつもとても怖い。でも今回あんなことしたりこんなことをしたことでお客様がわーっと笑ってくれて、怖さよりも、幸福が優った。嬉しかった。私がリュックサック2つ持ってきてたことなんて取るに足らないこと。なかったことにすりゃいいのさ。
そしてここは確かに今までと違う場所であり「新しいところ」だと思った。そこで今私はコントをしている。自分としては大きな挑戦だった。でもそんな仰々しいことなんかどうでもよくて、みんなと一緒にずっとくだらないことを考えている時間が楽しかったです。
大北さんに千秋楽まで「こんなふうにやってみたらどうでしょう」と言われ続けたシーンがありました。呼吸と体が重要なんです、そのシーンは。フィジカル弱い自分ではどうにもうまくいかない。段取りを踏んでしまう。頭で考えているのがわかる。稽古しても思い通りにヒットしない。でも「できないなら仕方ない」ではダメなシーン。正解がある。ここはバチっと決めなければならない。でも決められなかった。悔しかった。まあ、藤原(浩一)さんとよシまるシンさんをビンタするってだけのところなんだけど。そのタイミングと、身体とね。はー、今思い出しても悔しいぜって、真面目か。真面目だ。ともあれ他のシーンでもいろいろ試行錯誤させていただき、すごく勉強になりました。
難しかったけど、楽しかったです。
みなさま、ご来場いただきましてありがとうございました。
10月27日
- 2019/10/29
明日のアー、稽古。
パスカルズの石川浩司さんがいらっしゃった。とても優しい方で、嬉しい。優しい方は、稽古場を、そして表現そのものを明るくしてくれるんだな。
スタッフの皆さんが集まった。
舞台監督の新さんや照明の葛生さんは他の舞台でご一緒しているので、またご挨拶できてやはり嬉しい。再会できる喜び。そういう当たり前のひとつひとつが身に沁みる。秋だからかな(違う)。
稽古は少し悩んでいる。自信がなく、迷う。いくつかの疑問を自分に話しかけるも返事なし。んー。ふと、あるシーンの組み立てを別方向からアプローチしてみたくなる。その方がうまく伝わるんじゃないか、とか。やってみたけど、だめだ。違った。稽古しなくてはいけない。こんな時は台本読んで、稽古しかない。
帰り、渋谷駅で盛大に転ぶ。本当に情けなくなる。歩き方が下手なのだ。大人なのにこんなに転んでいていいんだろうか。
全くもって苦手なことが多い。仕方ない。面白いこと考えたい。
ちょこちょこお菓子を食べて鼻呼吸して寝る。
10月26日
- 2019/10/27
昼から明日のアー稽古。荷物がいっぱいあったのでスーツケースで向かう。スーツケースを持っていると旅行気分になるので危険。
目的地に早くついたので駅近くの大型スーパーに行ってみると、福島物産展が開催されていた。かなり大規模だ。南相馬市の味噌漬けを買う。あとはいわき内郷にある和菓子屋のたこせんべい。内郷は私の昔の本籍地。応援したい。
稽古は様々な実験、のちに通し稽古。問題点は書き出す。赤ペンで書いてあったり青ペンで書いてあったり、台本がわけがわからなくなってきた。
帰り、駅で皆と別れ、母にメール。元気だった。
帰りの電車で、今回誰とも一回も呑んだり食べたりしていないなと思った。稽古中はコントのことしか考えていないし、稽古が終わったらさっと帰る。だから誰のこともよく知らないけど、それでも稽古を見ていれば少しはわかるし、何となくその人のことを想像するというのも面白い。
でも、たまには話してみたい。そのうちに。
10月25日
- 2019/10/26
昼、大雨。
稽古。
実家のいわきはまた大雨が降っていて、家族や家のこともあり気が気でない。災害に限らずこういう時は今までに何回もあった。気持ちが落ち着かないが何らかの場所に立つときのことだ。これからだってこういう心持ちを抱えていくんだろうな、そうだ、これは何も特別なことではない!生きていく上でよくあることなのだ!と言い聞かせてみた。案外すぐに自己暗示にかかり、それでなんとなく落ち着く。
明日のアーの稽古。日々皆の自由さに感動している。ツボなシーンがある。何度見ても笑ってしまう。そのシーンを宝箱にしまいたい。
わたしももっと考えたい。それから自由になりたい。
深夜、オリオン座、おおいぬ座が見える。綺麗だシリウス。星マニアとしては嬉しいが、遠い空を思うと辛かった。家族や土地を、知る景色を、生活を思う。言葉は全然追いつかず、祈るしかなかった。
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