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Posts by kasagi

双頭の私

  • 2008/02/08

テーオ

忙しかったり全然起きられなかったり緩急のある生活です。でも、こういう生活の中でも私はわたしのペースをつかむこと、それが大切なのだ。それこそ、ありとあらゆる結局は全て自分の中にある敵に打ち勝つために、バネのようなしなやかさと鋼のような図太さを身につけたいものですな。

まず、先日ずっと行きたかった合羽橋商店街に行きました。友人を誘って。合羽橋はキッチンにまつわるエトセトラが全て揃った問屋街。ありとあらゆるものが売っていて見ているだけで楽しかった。友人とああでもないこうでもないこれは安いこれは持っているとお喋りしつつ、心は大興奮。まんじゅうに「寿」と印をつける焼印とか、ハンバーグを置く用の鉄板皿とか、ものすごくでかい薫製壷とか、売ってるの初めて見たよ。私は18cmの業務用アルミ鍋とムーミンのビッグマグカップ(柄は大好きなミー)と今回の買い物の一番の目的でもあった茶筒(金魚柄)と、何だかよくわからないアルミの筒(たぶん中国茶を入れる茶筒)、ちいさなショッピングバッグを買いましたが、これで合計6000円程度。帰宅後「やっぱ、あれも買えばよかった!!」と後悔すること炎の如し。また行こう、必ず。

直木賞を受賞した「私の男」を読んだ。桜庭一樹さんって初めは男性だと思っていたが、写真を観ると小さくてかわいらしい女性。読後10分はこの小説に直木賞をあげたことにまず驚いた。正直な感想。ものすごい力と勢いがあってたぶん技術も秀でていてこの小説自体にはえもいわれぬ迫力を感じるのだけど、書いている題材そのものが暗い熱量を持っているので読み終わった時は正直お腹いっぱいに。「・・・やっとこの地獄が終わったか・・・」って感じが多少。そのとある(アンモラルな)題材に嫌悪感を持つ人も多そうだし、重ーい人間関係をエンターテインメントとして捉えきれない部分は否めなくて。しかしこの小説に直木賞、はたぶん正しい選択なんだろうな、と読後10時間ほど経過して思いました。それほどの重みがあるのではないか、と。しっかしあの小さな体からこんなヘビーな作品が生まれるのかと思うとちょっと感動しますよ。それぐらい小さいよ、桜庭一樹さんは。まあ、その自分の思考の変化も含め、結果、面白かった!

アデューの打ち合わせをしながら、もっと早めに考えなければいけなかったことがボロボロ出て来て、かなり恐ろしいことに。いろんな方面にメールをして1日が終わることもあり、ああ、私が双頭だったらなあと本気で思うのです。プラナリアのイメージ。今、相馬くんがアデューのロゴを作ってくれています。かなり素敵なロゴになるね、これは。

いくつかの舞台に参加できることになりそうです。話をいただけて嬉しいものばかり。そのうちここで発表できるかと思います。

現在・過去・もっと過去

  • 2008/02/03

深夜、偶然フジテレビの「夜のロックスタジオ」という番組を見た。

この番組、自分の思い出とぴったりリンクする番組だった。いろんなミュージシャンが70年代から80年代の名曲を歌うという番組構成。私の遠い昔である80年代に耳にしていた曲を、少し昔好きだったミュージシャンが歌っているというその組み合わせに一人で震えちゃった。

そういやこの間相馬君の家で野口五郎「19:00の街」や松本伊代「TVの国からキラキラ」など『THE筒美京平サウンド』を聴いた時も、耳が勝手に懐かしがって喜んじゃって勝手に口ずさんじゃったなあ、許可も取らずに。勝手ばかりですみません。

例えばちあきなおみの「喝采」をキリンジが、原田真治の「Candy」を斉藤和義が、ジューシーフルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」は何とカジヒデキ。カジヒデキ、10年前と全く何もかも変わってなかったことに驚愕。その他、ジュリー「時の過ぎ行くままに」、尾崎豊「卒業」、村下孝蔵「初恋」、井上順「お世話になりました」、どれをとっても素晴らしいなあ。

一時期、好きな音楽全て聞きたくないやって時期があった。耳に入って来てしまうものは仕方ないとして自ら進んで好きな曲を聴くのはやめようと思ったんですね。あの時はもう面倒くさくなっちゃったんだな、好きだということが。音楽だけじゃなくてその他たくさんの情報が重くのしかかった時があった。でも今は違うと思う。あの日を超えて、今現在音楽はやっぱり素晴らしい。きっと音楽は生命力だった。聴く喜び、口ずさむ喜び、声を発する喜びは生命力のような根源的なものじゃないのかな。

あの頃の私は生命力が著しく低下していたんだと、今気がついた。そして今そのことに気づけてよかった。もう「生命力ありません」とか言ってる場合じゃない。老化始まってるんだからさ。しゃれにならんよ。年を取る毎に「生命力アップしてますけど、何か?」ってそんな感じで行こう。

そしてこの番組を観たすべての人が驚いたであろう、大正10年生まれの『史上最高齢ラッパー』坂上弘!

カート/マイケル/ナフテオ

  • 2008/02/02

成田空港での撮影が午前中に終了したので、空港内をぶらぶらする。いろんな国の人がスーツケースを持ってうろうろしている。たまたまパスポートを持っていた私、どこに行く訳でもないのに。でもまあこの手帳一冊でこのままどこかに行ってしまえるのだなと思うと妙に心が浮つく。ま、行かないけど。

カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」を再読。文章の力強さに引っ張られています。ああ、やっぱり自信に満ちあふれた傑作はいいなあ。どうしたらこんなに愛に溢れる物語を描けるのかしら!「猫のゆりかご」も読み直してみよう、と本屋に行っても読みたい本がない時には家の本棚をあさり、昔読んだ小説を読み直すのです。だいたい忘れているので、問題なし。あと、ハーモニーコリンの新作映画「ミスター・ロンリー」はすごく楽しみだな。ポスターを見ただけで心が躍りました。90年代に思春期を経験したものとして、別にファンじゃなかったのだけれど(ファンでなかったからこそ)マイケルにはある感情、とは哀愁や切なさに似た感情を持ってしまうのかもしれません。

※※
ナフルとテーオは基本的に仲が悪いように思う。遊んでいるだけかもしれないが、よく小競り合いをしている。笑っちゃうのが、喧嘩の時はナフルがテーオを追いかけて勢い余って二匹部屋から走り出て行くのだけれど、部屋に戻って来たときはその順番が逆になっていていつの間にかテーオがナフルを追いかけていること。最終的には必死に逃げるナフル。トムとジェリーか、おまえらは。

ナフテオ

うれしかった

  • 2008/02/01

第15回読売演劇大賞の1次選考があったようです。

ーーー
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/
stage/theater/20080116et04.htm

ーーーーー(文章から抜粋)『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』の大竹しのぶと白石加代子、『砂利』の片桐はいり、『ファイナルファンタジックスーパーノーフラット』の笠木泉が惜しくも選に漏れた。

いやー。何だろう、この文章。感激というか何と言うかよくわかんないけど(選に漏れてるわけだし)、とにかく嬉しかったよ、私は。ありがとうございました、ってお礼を言いたいよ、大竹しのぶさんと白石加代子さんと片桐はいりさんに。片桐さん以外会ったことないけど。とにかくいろんな人に頭下げたい気分です。

いやー、ほんとに。

ありがとうございました。
また今年もいつも通りマイペースに頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。

空港近く

成田へ/激辛通/なめたけは美味しい

  • 2008/01/31

成田

水曜日、朝5時に起きて成田空港へ。某撮影。空港の敷地がだだっ広くて妙に不安になる。いったいここはどこなんだ?って感じ。ここにも私の知らない世界があるんだと思う。飛行機を飛ばす為に働くたくさんの人たちの世界。そしてこの土地を奪われた人々。笙野頼子の小説「一、二、三、死、今日を生きよう!」を思い出しながら滑走路を見た。

木曜日、映画の衣装合わせ。役者さんスタッフさんそれぞれ初めて会う方、仲良しの方、いろいろいて楽しい現場になりそう。撮影が楽しみだな。

今日のTVチャンピオン「激辛通選手権」に何かとお世話になっている白水社のWさんが出場していた。ビデオに撮って観戦。結果は準優勝。男らしく潔い戦いだったぜ、Wさん。クイズ番組における早押しスピードの重要性について改めて深く考えさせられたね。それにしても昔からずっと見ているTVチャンピオンに知人が出場するなんて、なかなかの感動であった。

そして明日も朝5時起き→成田なのでもう寝なければ。寝なければと思うと眠れないもの。

※※
相馬君の26日の日記にレシピが書かれているが、「なめたけと玉子とネギを炒めたもの」は非常に簡単でそして相馬さんの奥様が言う通りごはんの進む美味しさだった。

  • 2008/01/29

家から一歩も出ず。松本清張「遠くからの声」再読、戯曲の資料本何冊か目を通す。なかなか書けない。まだまだ考えが足りないのだ。ただそれだけなんだ。頭の中がぐるぐるしていて気持ちが悪いときがある。考え過ぎなのだ。それだけなんだ。

猫が何かと笑わせてくれる。昨日は夢に出て来た。ナフルとテーオと旅に出る夢だ。どうやらロシアに行ったらしい。二匹とも寒そうだったがボルシチをむしゃむしゃ食べていた。それを見ながら私は「こいつらやけどしないのかな」と心配しているという、夢。だからなんだよ、っていう夢。それはそれはいい夢だった。今年は猫に病気をさせたくないなあ。

テーオ

ナフル

「19:00の街」が流れる部屋で

  • 2008/01/27

ロビン

このツイノスミカブログの作成者である相馬くんの家に行く。webのリニュアルに向けての打ち合わせのため。相馬くんの日記にもあるようにお互いの家の中間をとって「稲田堤のモス」で打ち合わせしようということになったが、そもそも稲田堤にはモスバーガーがなかったようだ。何故モスがいいのかというと、無線LANがあるからなんだそうですが、そもそも稲田堤にモスはないのは事実なのだし、いいかげんな待ち合わせの約束はやめて私が相馬くんの家にお邪魔する事になった。

写真は相馬ロビンくん。いつも舌が出ている。相馬くん曰く「全長はこの1.5倍の長さ」とのこと。まじかよ。口の中に収まりきらずに出ちゃってるのか。いつもとぼけているみたいですごく可愛いですが、1.5倍って・・・。相馬家にはもう一匹長毛種のピーちゃんもいるが写真に撮るのを忘れてしまった。

ちなみに我が家のテーオも寝ているときだけ舌を出していることが多い。↓こんな風に。こう見比べてみるとロビンの舌はやはりかなりのものだなあ。

テーオ

アデューの公演に向けてサイトを作り直していただくために、いろいろ伝えたりお願いをしたりして、打ち合わせは終了。その後相馬君の奥様、拓位さんの手料理をごちそうになる。どれもこれも美味しかったー。人参のごま和えのレシピを聞いて頭にメモ。食事の場で「相馬くんは料理するの?」と聞いたところ、「全くしないが、たった一つだけ作れるものがある」という。

そのたった一つとは、

「なめたけと玉子とネギを炒めたもの」

だそうだ。

それらを炒められるのならば他のものも炒められるのでは、と思ったがその言葉は飲み込んだ。しかし拓位さん曰く「とても美味しい、ご飯が進む」らしい。むむむ、気になる。

その後、相馬くんにApple社CEOのSteve Jobs氏による「MacBook Air発表会」の動画を見せてもらったのだが、面白かったのは、大きなスクリーンに「封筒に納められる程薄いMacBook Air」の映像が映ると「ウォー!!」と歓声を上げるその客席の浮かれようだ。その驚きの薄さに興奮してか、何かと言えば「ヒュー」だの「イェス!」だのそんな感じのことを叫んでいて、皆相当浮かれていたよ。最近ヒラリー・クリントンの演説映像を見ていても思う事だが、何かにつけて皆やたらと歓声を上げるね、アメリカ。浮かれ過ぎではないだろうか。

友人の住む街に行き、その土地をじっくり観察するのは面白い。友人がその街の中でどんな日常を過ごしているのか想像するのも面白い。ああ、この店でご飯を食べたりするのかな、とか、ああ、ここのスーパーがヘビーユーズスーパーかなとか。帰り道、なめたけの瓶詰めを生まれて初めて買った。105円。安いな、なめたけ。

100年

  • 2008/01/25

雪

寒い一週間。雪が降った。実は「せっかくだからもっと降ってくれ」と期待している。

水曜日、自主映画の打ち合わせ。初めてお会いする監督はきっちりスーツを着ていて、監督といえばたぶんラフな格好だろうとタカを括っていた私と彼は待ち合わせ場所でなかなかお互いを認識できなかった。

今年初めのまっちゃんは「紅い白描」。この作品を読んで、ふと気がついたことがあったのだが、まあ数読めば誰でもわかる事なんだけど、評論を読んでわかった気になるとかではなくずっと読んで来た自分の頭で気がつけたことが嬉しかった。来年は松本清張生誕100年ですよ、みなさん!私もファンの一人として生誕100年を祝いたい。例えば「日本の黒い霧」リーディング公演とか、どうだろう。無理だね!

雪は降る、あなたは来ない

  • 2008/01/23

次のアデューに関して、しっかり考えて進めて行くこと・冷静さを欠かずに作品をつくること・頭と体両方信じろなど、芸人のネタ帳の如く自分を鼓舞するための項目がノートに増えて行く。ネタを書け!

舞台詳細は近日公開致します。

※※

携帯電話をauからdocomoに変更した。「くだらない」と思われるかもしれないが、私は携帯電話が大好きである。毎日使うものだから気に入ったデザインや機能のものを持っていたい。そんなわけで3ヶ月前ぐらいから「かえたいな・・・」と思い始めた。最初はもちろんauの機種変更で考えていたのだが、買い替えようと思ってふと気がつくとauの携帯端末のデザインがどれもイマイチ。これなら今までのを使い続けようと思ったが充電がすぐに切れてしまい不便。というわけで、他のキャリアに変更しようかという気持ちに。そこから2ヶ月、苦悩の日々が。お店にいっても思い切りがつかない。sofkbankでもdocomoでもwillcomでもトットと変えればいいのに。料金プランもイマイチ理解できず、そしてすごすご帰宅する日々。家に帰ってネットで各キャリアの情報を必死に調べても、なかなか買い替えることができなかった。毎日悩んでいたね、正直(バカ)。そんな自分Aに自分Bが腹が立って昨日ようやく変更。今は・・・・本当にすっきりした気分であり、長い戦いを終えた安らぎをも味わっている。勝ち取った!っていう気分もあるね、正直。意味わかんないけど。・・・・しかし・・・正直、docomo使いづれえ。

ナフルが太って来た。毛がみっちり生えていて触ると気持ちがいい。ナフルの毛は少し長めなのできっと長毛種の血が入っているのだろう。テーオはものすごい食欲のくせにぜんぜん太らない。食べ方ががっついていて卑しい。ナフルの食べているものをすぐに奪いたがる。口にご飯を入れると物陰まで移動して食べる。野良猫時代の習性が今も消えない。NAONなのに、野良精神炸裂。大島弓子「綿の国星」ではないが、テーオを擬人化して絵にするならばモデルはSHO-YAの寺田恵子さんで行こう。

ロミオorジュリエット/ネオ

  • 2008/01/21

三件茶屋の世田谷パブリックシアターでニブロール「ロミオorジュリエット」を観る。贅沢な時間だった。たかぎまゆさんの、「誰でもない姿」が目にどんどん飛び込んで来て気持ちがよかった。たかぎさんはいつ観ても違うんだけどしっかりたかぎさん、そんな感じ。素敵な大人なんだと思った。ダンスを観るといつも思うのが、観ていると頭の中がどんどんフリーになっていくこと。言葉がないぶん、私の頭の中は私の言葉で埋め尽くされるのです。脳内フリーダム。そのフリーダムにもいろいろ種類があって、いいフリーダムとダメフリーダム。ダンスによってはかなり危険なフリーダムを経験しちゃうときがあるんですが、今日はいいフリータイムを過ごしました。ラスト10分は本当に美しく感激しました。10周年だって、ニブロール。誰でもない、唯一無二の、美邦さん、これからもたくさんの刺激と力強さを!

6月の舞台について、ひとつひとつ問題を整理している。金曜は制作・ネオ吉岡と下北沢ミーティング。細かな打ち合わせ。やらなければいけないこと山の如し。彼の本業であるクラシック音楽のコンサートプロデュースも忙しいようだ。来週金曜日もフレッシュネスバーガー新宿御苑前店でギターのミニライブがあるらしいので、ご興味がある方は是非足を運んでみて下さい!1000円で食べ放題らしいよ。ハンバーガー大好きっ子も是非。お問い合わせはネオ(フィリア)吉岡まで

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