明日から「五人姉妹」
- 2009/06/25
■いよいよ明日本番になってしまった。
■終わらない変更の嵐の中今日強行されたゲネプロ(直前リハ)は集中力で何とか形にすることが出来たとは思う。しかしその後に出た課題を明日までには形にしたい。
■今まで稽古で積み重ねて来たであろうものを信じつつ、ぎりぎりまでミクニさんと役者の皆と一緒に新しいものを作っていくべきだし、変わる事を恐れてはダメなんだと帰り道→ご飯→風呂で再確認。
■今よりもっと先に進めるだろうか?と自分に問いかけると「きっと大丈夫ですよ」と誰かが答えてくれる、と勝手に誰かに励まされつつ。誰か、に向けて明日からです。「五人姉妹」是非見に来て下さい。
稽古日記 6/18 何食べる?
- 2009/06/19
※※※
■作・演出・振付:矢内原美邦
■音楽:中原昌也
■衣装:スズキタカユキ
■出演:稲毛礼子/笠木 泉/高山玲子/三坂知絵子/光瀬指絵/山本圭祐
■日時 2009年6月25日〜28日
25日(木) 19:30開演
26日(金) 19:30開演
27日(土) 14:00開演/19:00開演
28日(日) 14:00開演
■会場 吉祥寺シアター
■料金(全席指定席)
前売3200円/学生2700円(プリコグのみ取り扱い)/当日3600円
チケット予約お待ちしています!こちらにメール下さい!
※※
■稽古です稽古です。いつみちのくから帰ったんだとかはもうどうでもいいのです。稽古場には「牛タン笹かま」なるいいとこどりの微妙なお土産を買っていきましたが、通し稽古が終わり日ノ出町駅のホームで「このしょっぱさが今欲しかった」「疲れた身体に沁みる」等々言いながら皆さん喜んで食べてくれました。
■稽古です稽古です。変更、変更、また変わってそれから変更の繰り返しで、今自分がどこに立っているのかわからなくなる時さえありますが(そんな時私の顔は「この世の終わり」のような顔をしているそうです)、私だけじゃなくて皆足にぐっと力を込めて、農民が畑を耕すかのごとく、しぶとく舞台上に立っています。あと何日かしか稽古出来なくて心折れそうになってもなんとかこの農民的腰の低さとわけのわからないパワーで立っている。でもとにかく怪我しない倒れない風邪引かないってことが一番大事(ってそればっかり)。とにかく集中力。集中しないと全てこの手につかむ事ができない。つかんでもどうせこぼれるんだけど、それでも出来る限りつかめるように出来る限りこぼさないように。いい舞台にしたいと身体の底から思います。
■バナナ、特大おにぎり、練り羊羹、唐揚げ、かりんとう、蒸しパン、プリン、ウインナー・・・・通し稽古の前に一体何を食べれば最高のコンディションで臨めるか、皆まだ迷走中。あんまり食べ過ぎてはダメなのです。私の最近のお気に入りは「バナナ、アミノバイタルゼリー」。腹いっぱいにならず、ちょうどいいのですが、通し稽古が終わった瞬間に腹ぺこでござんす。
■稽古場のロビーで岡田利規さん、足立智充、山懸太一にばったり(チェルフィッチュは1階、ミクニヤナイハラプロジェクトは2階で稽古しているのです)。岡田さん、私の顔を見るや否や、「あれ?・・・・やつれてる?」。ご名答!
■まあ、やつれようがむくもうが本番は来週末、待ったなしでござんすよ。皆さん見に来て下さいね!
アフタートーク決定
- 2009/06/17
ーーーーそろそろチケット予約した方がいいですよ皆さん!
ーーーー是非とも是非とも見に来て下さい!
■ミクニヤナイハラプロジェクト『五人姉妹』 アフタートーク開催決定!!
■初日まであと10日を切りました、ミクニヤナイハラプロジェクト 『五人姉妹』のアフタートーク開催が急遽決定いたしました! ゲスト&日程は以下の通りです。なお、アフタートークには、 本公演のチケットをお持ちであれば、その回にご来場いただいた方 に限らず、みなさまご入場いただけます。
※ご予約いただいた順に良いお席をご用意しておりますので、 ご予約は是非お早めにお願いいたします!
◎アフタートーク◎
25日(木)19:30 宮沢章夫(劇作家 演出家/遊園地再生事業団)
ナビゲーター:和久田 頼男(編集者・白水社編集部)
26日(金)19:30 黒田育世(振付家/BATIK)
27日(土)19:00 坂手洋二(劇作家 演出家)
(全て敬称略)
◎公演情報◎
ミクニヤナイハラプロジェクトvol.4 『五人姉妹』本公演
作・演出・振付:矢内原美邦
音楽:中原昌也
衣装:スズキタカユキ
出演:稲毛礼子/笠木 泉/高山玲子/三坂知絵子/光瀬指絵/山本圭祐
日時 2009年6月
25日(木) 19:30開演
26日(金) 19:30開演
27日(土) 14:00開演/19:00開演
28日(日) 14:00開演
会場 吉祥寺シアター
チケット 一般 \3,200 学生 \2,700
WEB予約:プリコグサイトからか笠木泉のメールアドレスまでお待ちしています!
お問い合わせ:プリコグ 03-3423-8669
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みちのく
- 2009/06/16
■みちのくひとり旅。明日早朝から撮影です。JRのペンギンかわいい。やっぱり寒いな、こっちは。でもこの肌寒さで育ったせいか、嫌いじゃないです。
■今いる某県は私が幼い頃に六年間生活した土地であるが、駅前はほとんど面影もない。かろうじて駅そのものの古さに懐かしさを覚えるくらい。散歩して子供の頃入院していた病院の近辺や生まれてはじめて芸能人を見た小さなデパートの中のさらに小さなステージの佇まいを見たいが(まあ、もうないと思うのですが)そんな時間はない。
■ちなみに、初めて見た芸能人はデビューしたばかりの森尾由実。営業で来たのでしょうね。私は幼稚園児だったはずで、可愛いなあと思ったことは覚えている。
稽古じゃない日記 6/15 確かな幸福
- 2009/06/15
※※※
■作・演出・振付:矢内原美邦
■音楽:中原昌也
■衣装:スズキタカユキ
■出演:稲毛礼子/笠木 泉/高山玲子/三坂知絵子/光瀬指絵/山本圭祐
■日時 2009年6月25日〜28日
25日(木) 19:30開演
26日(金) 19:30開演
27日(土) 14:00開演/19:00開演
28日(日) 14:00開演
■会場 吉祥寺シアター
■料金(全席指定席)
前売3200円/学生2700円(プリコグのみ取り扱い)/当日3600円
チケット予約、お待ちしております!!
aplacetodie@hotmail.comまでメール下さい!
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■稽古休み。鶏肉をたくさん食べた。ここ何日か足首が痛かったのだが、休み中に回復。怪我だけは本当に気をつけよう。
■稽古とはまた別に、ちょっと落ち込む事があった。最近腹が立ったり悲しい事があると、震える。涙は出ない。泣かずに腹に押し込もうとしているんだと思う。疲れもあるか。しかしテレビで三沢光晴の軌跡を見ていたら涙が出て止まらなかった。人が亡くなるという当たり前のことを前に、人生を思う。命は必ず終わるけど、確実に残る人生の軌跡が誰かにきっと。
■自分がいつまでたっても小さくて愚かな人間であることに悲しくなる。人はそういうものだとわかっていながら。強靭な精神が欲しい。
■稽古、通し稽古やりながら、きっとちょっとずつよくなっている。皆で希望を持って頑張るのみ。筋肉はついた。精神力はどうだ?とにかくやれることをやろうと思う。休みの期間は「セリフを10回以上練習しておく」と宿題が出ている。矢内原美邦さんのセリフは役者泣かせだけど、読めば読む程面白く刺激的であるよ。さあ台本を持ってこれからみちのく一人旅に行ってきます。映画の撮影です。
■一昨日写真撮影と稽古の間に女子皆でオムライスが美味しいというサモアールに行った。この店はアイスティーが美味いとのことで皆注文。茶葉の香りがすごい!
■私と高山玲子は半分づつ。なぜならダイエット組だがら。これは「ほうれん草のオムライス」。絶品でした。美味しいものを食べる、ここに確かな幸福がありますね。不確かでもいいけど。幸福な時間を過ごしました。みなとみらい線馬車道駅近辺に行かれる用事がある方は是非。
■この黒猫は、近所の九品仏のお寺を散歩中に寄って来た。私が歩くと後ろをついてくる。抱きしめて家に連れて帰りたい気持ちにかられたが、家にいる奴らが激怒するだろうと思ってやめた。がりがりに痩せていたなあ。
稽古日記 6/14 通し稽古なのだ
- 2009/06/14
■今日は当日劇場に貼られる写真の撮影があった。素敵な洋服を着させていただき嬉しかった。皆お人形さんみたいでかわいかったです。私は「五人姉妹」の長女役なんですが、出来上がった写真を見て「ああ、長女っぽいなあ・・・」と思いました。まあ、だからよかったです。無駄な迫力がね。
■稽古は、時間がない。時間が欲しいが時間はない。ないものはないのだ。通し稽古。セットが入って初めての通し稽古で、まだ曖昧な部分がある。ただ、やるしかないのだ。
■そしてやった。何とかやれた。課題はいっぱいだけど、課題が出ただけでも本当によかった。かたっぱしからつぶしていこう、と役者みんなで再確認したのだ。
■セットは大胆だし、とても面白いものが見れると思う。その為にみんなでがんばります。これでいいのだ。
■焦らない。焦る。焦らない!怪我しない!
稽古日記 6/11 集中
- 2009/06/12
■稽古場が吉祥寺から横浜日ノ出町へ。
■舞台セットが出来ていた。セットを使ってとうとう始まった怒濤の稽古ネクストステージである。私はただメモを取ることしかできなかった。
■集中しないとそこにあるもの全て逃してしまう。ぶどう糖の出番だよ、指絵ちゃん!
稽古じゃない日記 6/10 振り切って
- 2009/06/10
■稽古、休み。仕事に行く。頭の中がいっぱいいっぱいになりながら仕事しつつ、気分が変わってよかった。身体は疲れているが(今までの中で一番筋肉が張っている)、切り替えは必要。よかったんだと思う。
■ついつい、芝居をしている、という言葉に敏感になるのである。
■役者が「芝居をしない」という言葉の意味と、「芝居をしている」という言葉の意味にはそれぞれ裏がある。私たちは舞台上で(まあ、もちろん日常でも)ゼッタイに芝居をするのだけど、やりすぎて「くさく」なってはいけない。「くさく」なっては何かつまらないんだと思ってやって来たが、「五人姉妹」の準備公演でその概念は打ち砕かれた。今やっていることの何倍もの大きさを求められ、役者は皆悩んだ。どうしていいかわからないで何日も立ち止まった。しかし、自分たちがそこに行っていいのか悩んだもののとりあえず進んでみたのだ。間違えていてもいいから進んでみようと思ったということか。
■そして今、しかし、今私たちはまた立ち止まってしまった。昨日の通し稽古の感想で「芝居をしている」という言葉が生まれてしまった。こんなに怖い事はない。もう芝居なんてしたくないとさえ思う怖い言葉である。
■さて、私はこの言葉についてしばらく考えたわけだが、考えている途中で「ポン」と音が鳴った。たぶん、脳とか心とか身体とかどこかで、何かが破裂した。「もっと適当にやろう」と思った。言葉にするとあんまりいい感じじゃないんだけど、何というか、まあ力が入っていたんだろうし。力を入れずに通し稽古は出来ないぐらい皆駆け抜けてるし、そんなこと、気にする事ないやって思ったのだ。まだ、力は入っているけど回数を重ねれば必ず抜ける。でも慣れは禁物だ。慣れを恐れる分肩に力が入って、演出の言う「コントラストをはっきり」という言葉の意味をずらしてしまうのだ。むっずかしーー!
■その言葉が「私たちはここで一度力を抜くタイミングなんだ」と教えてくれたのだと信じる。
■悩んでいるが、悩んでいないと思いたい。悩んでいるというより前に進む為に考えなければいけないことを考えているだけだと思いたい。そうやって自分に暗示をかけて前向きに向き合おうとするところに気がつくと、ようやく自分が年を重ねているのだなと気がつく。きっと、ウジウジしている暇は全くないのです、30代は。
■今ここで公表しますが、今年の私のスローガンは「打たれ強くあれ、2009」です(ま、今決めたんだけど)。どうぞよろしく。「五人姉妹」は、絶対面白くなると思います。
※※
■丁寧にやろう!
稽古日記 6/9 ダメ、ゼッタイ
- 2009/06/10
■うむむ。いろいろ難しい時期に突入したぞ。まず足裏が痛いぞ。マメができたぞ。怪我っぽい人も出たぞ。心配だぞ。心配している場合じゃないぞ。自分が怪我するぞ。疲れががっつりたまっているぞ。それから芝居もいろいろ難しくなって来たぞ。煮詰まりつつあるのかも。
■この煮詰まりを突破したい。突破しないと、ダメ、ゼッタイ。
■こんなに演劇のことばっかり考えられるなんてとても幸せなことなんだけど、今は全員産みの苦しみを味わっている状態だ。苦しんでいるからといっていいものができるとは限らないけれど、いいものを作りたいから苦しんでいるのだろう。この舞台がどこかのだれかにとって面白いものになるように、そして自分たちが納得出来るように。まだ時間はあります。皆で考え皆で一歩ずつ進む、そんな稽古が地道に続いています。
■汗かき過ぎてか、稽古後の髪型がぺったりしつつ乱れているという斬新なフォルムになることが多い。今日の通し稽古直後の出来上がりはまるで「妖怪」。稽古場の鏡に映った自分を見て、「ふっ」と笑ってしまった。こんなに疲れていても笑えるなんて。自分に励まされた格好だ。ふと近くにいる山本圭祐を見たら豪雨に打たれたような汗で、またこっそり一笑い。世界汗かきコンテストがあったら出てほしい。
■そんなわけで今日はアミノバイタルドリンクでアミノバイタル顆粒を飲みこみ、アミノバイタルスーパースポーツゼリーを飲みました。私がもし富豪なら今すぐ世界中のアミノバイタルシリーズを買い占めたいです。
■↑これがなかったら今頃私は吉祥寺のどこかの道に倒れて誰かの名を呼んでいる状態。家までたどり着かず、道路寝も辞さずといったところでしょう。
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