Lets豪徳寺!
- 2007/02/15
■私はあまり芸能人のブログは読みませんがこの方のブログは好きでいつも楽しみに読んでいます。たぶんこの方に憧れているんですねわたしは。
■今日は仕事で豪徳寺に行きまして、久しぶりだったので懐かしくて写真をたくさんとりました。大学生の頃千歳船橋に棲んでいた私。豪徳寺は稽古場が近くにあったり友人が住んでいたり、思い出深い街です。その前は向ヶ丘遊園に棲んでいたし。つくづく小田急線が好きなんだなあー、私は。
■知る人ぞ知る店、うわぼ。
■ここで昔宮沢章夫さんにおごっていただいた記憶があります。美味しかったです。
■たぶん表札屋なんですけど・・・いくら何でもねえ。
■いや、かっこいいなあと思いまして激写。
YES/皆に伝えたいこと
- 2007/02/10
■久しぶりに書く。
■打ち合わせで成城学園駅に行った。平日の昼なのに混雑しててスターバックスも満員。よくよく見ると客はほとんど女性でしかもいわゆるひとつの「成城マダム」という人達であろう。犬を連れている。おしゃれな街は数々あるけれど、例えば駒沢近辺で犬を連れて散歩したり駒沢公園で犬を遊ばせたりドックカフェでお茶を飲む人達と全く違う雰囲気だ。まず、皆髪を巻いている。あと、ダウンコートなのだろうけど、妙にウエストがシェイプされたデザインの服を着ているひとが多かった。面白い。その後三省堂で資料本を買った。
■で、ものすごい重大な決定事項があるのです。実はオールツーステップスクールという名前を改名しようと思います。理由は、まあ当然なんですが、以前オールツーステップスクールで作演出をやっていたのは私ではなく浅野晋康でありメンバーが存在し、もちろん彼の作品と私の書くものは全く違うし役者も変わって行きます。現在の作業がかつてのオールツーステップスクールのコンセプトと大きく違うのです。当たり前なんだけど。
■前々から考えてはいたのですが、メール等で様々なお問い合わせを頂き(浅野さんが作演出する舞台が楽しみです、とか今までの作風が好きですとか、ありがたい限りです)、いろいろ考えて今回の公演は「オールツーステップスクール→アデュー#00」という名称にすることにしました。長い!ぶっちゃけ長いね!長いけど、きっとそれがはっきりして皆さんにも理解していただけるのではないかと考えました。さて、そこで一つの疑問が浮かぶのですが、「アデュー」は題名じゃないのかよ!というごくごく当たり前な疑問なのですが、実はもう何年も前から、自分で舞台をやるのであれば「アデュー」という名前にしようと考えていたのです。友人の足立智充にこっそり相談したのがもう2年前で、足立は今でも「アデュー」を小山田圭吾における「コーネリアス」だと思っていると思います。そんないいもんじゃないのですが。まるでミュージシャンが本名とは別に「一人ユニット名」をつけては変えるみたいなイメージがありますが、ただ、「オールツーステップスクール」という名義はまたいつかまた舞台で復活するとしても、私一人ユニットは「アデュー」に移行して行くことにしたのです。おこがましくて申し訳ありません。これからは私の一人ユニットの名前も公演名も「アデュー」。それはとて大きなことだと認識していますが、
■だから今回の舞台はオールツーステップスクール→アデュー#00の「アデュー」です。あ、全然オールツーステップスクールって呼んでくれても無視するとかそういうことじゃないから大丈夫ですよ。逆に何て呼んでもらっても振り返りますメールで「ナフルのチケット一枚下さい」って書いてあっても、わかりますから大丈夫です。でも「山田の公演のチケットを一枚下さい」といわれるとちょっとよくわからないかもしれません。山田という関係者は一人もいません。「コーネリアスのチケットを一枚下さい」と言われたらもっと困ります。コーネリアス(もしくはぴあとか)にお願いしてみて下さいとしか言いようがないからです。
■下の写真は友達から送られてきたんだけど、何の動物か正直わかりずらい。
■チケットを予約して下さった皆様、本当にありがとうございます。これからもチケット予約を心よりお待ちしています。
しずむ / 追記
- 2007/01/31
■疲れたみたい。体と頭が動かない。お腹が痛く、じんましんも出る。こういう体の表情を見るととても不安な気持ちになる。
■夜作ったほうれんそうと油揚げの煮びたしの味付けが濃くてそれも落ち込んだ一つの原因なのだが、その後もしかしたら私が作る料理はいつもあまり美味しくないのではないかという気になって、だから何なんだといわれてもわからない気持ちです。
■元気のないことなどアピールしたくないのだけど、じゃあ書かなきゃいいじゃないかといわれても仕方ない日記です。明日はいろいろやることがあるので頑張ろうと思う。頑張れると思う。
※※
■一通り台本の書き直しが終わった。あとは稽古で直していくことにする。脱稿、という気が全然しないが、記念すべきことのようにも思えたのでここに記しておく。それにしても何度書き直してるんだ、私は。そしてよくなっているのかわからない。例えば週刊誌での連載を持つマンガ家を本当に尊敬する。どんだけ張りつめた一週間だよ!
稽古7日目
- 2007/01/30
■自慢の310万画素カメラがいうことを聞いてくれない。そもそも画素って?という根本的疑問が。
■そして女優二人も「ぶれちゃえぶれちゃえ」「そのぐらいのほうがいいのよ」と止まってくれない。
■今日は服の色が似ていたので並んでもらいました。向かって右/南波典子、向かって左/高山玲子。この二人に私とク・ナウカの本多麻紀ちゃんの四人芝居です。
■今日はまたまた書き直した台本を渡す。何度書き直してんだよ!
■そして毎回印刷してくる私に「紙がもったいない」との至極当たり前な意見。そ・の・と・お・り!
■今日はオープニングから少し稽古を進める。主に私がえらそうに演出するのだけど、2人もいっぱい意見を出してくれるし、すごく助かる。その方が楽しいのである。こういう風に皆でいちいち相談しながら稽古をしていけば、きっと間違いはないと思った。高山さん、病み上がりなのに少しオーバーワークだったか。演出上、彼女の負担が多い部分もあるので、頑張って欲しい。というか、すごく頑張っている。
■しかし演出席に座っていると当たり前だがものすごく客観的な視線になるので、「ああ、こうやったほうが面白いんじゃないか」というのは私の感覚ではどんどん生まれてくるのだけど、うまく伝えられないし、だからやってみせたりして、しかもそれが技術伴わず失敗みたいなことの繰り返しがあると、そこで自分でやってみないでもっと忍耐強く粘るべきなのではないかと思った。それでもどうしてもやりたくなったら、やろうかな。
■南波さんと高山さんの役を逆にしてやってみたところ、南波さんがニコニコいきいきしているのがどうにも面白かった。やっぱりこういう自由を感じると面白くなるだろうなあ、芝居するのが。
■で、帰り南波さんとご飯食べながらいろいろ話しを聞かせてもらってすごく面白かったんだけど(最近の私は女優にまとわりつく芸能レポーターのようだ)、今回彼女をどういう風に演出してみたいかというのが私の中には少なからずあって、それが成功したらいいなあって心から思った。だからそれを成功させたいんだよ、という旨を話した。二人が魅力的に見える舞台にしたい。あ、自分も麻紀ちゃんもね。テルミン大学学長も。あと受付の吉岡くんも。スタッフも皆魅力的に見えるように頑張ろう。すべてひっくるめて、きちんと皆といろんな議論しながらコミュニケーションを大切にしながら、作っていくべき芝居。今回の作品は特に。
■ク・ナウカ公演「奥州安達原」は2月19日〜27日。たぶん素晴らしいものが見られると思います。
一人ハイテンション選手権
- 2007/01/29
■高田漣さんに招待していただいたライブにもいけず(すげえ残念)、台本の前で腕を組み悶々と時間は過ぎるも、ある本を読んで少し前が開けてきた気がした。いいんじゃない?この勢いに乗ってこの波瀾万丈な舞台制作をどうにか乗り越えたい。諸事情、諸事情あるけどさ。と、その勢いに乗って楳図かずおのマンガを一気に読み返した。ま、全く関係ないんだけど。突然読みたくなったんです。「わたしは真悟」全10巻。うおおおおおおおと胸の中で興奮。本当にすごいよおおお。一ページ飛ばしたって何の問題もないこの勢いはやっぱり凄いのねー。いつもぶらぶらと吉祥寺を遊歩しているあのしましまおじさんは本当の天才なのです。
■私、そろそろ時間はないと思う。しかし焦っちゃいけないのね。とにかくさ、一つ一つ丁寧にいい仕事しようと思う。頑張るよ!みんな、ありがとう!(と、一人テンションをあげる私であった)
■そんなわけで、諸作業に追われつつ、今日はお昼に非常に美味しいお刺身を食べました。生魚、大好き。赤身は「トロ、マグロ」とわかるのですが、白い魚は見た目はもとより食べても一体何の魚かなかなかわかりません。「・・・・(しばらく考えて)・・ヒラメ?」「・・・・(また別の魚を食べて)・・・タイ?」と食べさせがいのないヤツです。実家の近くには漁港もあるというのに。ダメですなあ。でもどれも美味しくてテンションがあがりました。
■ところで「女性」を「出産機械」呼ばわりした大臣は即刻やめてほしい。ね。皆そう思っていると思うよ。政治をやめて欲しい。講演中に「口がすべって」暴言を吐く人が多いようだが、あれは暴言じゃなくて、普段思っていることなんですよね、と私は思う。そんなことを普段から思っているような人に政治をして欲しくない。不勉強だし、社会を何もわかっていない。私は今怒っています。だって、理屈じゃないけど理不尽だもん。この人にも子供を虐待する親にも礼儀を知らない人にも自分さえよけりゃいい人にも戦争をおこす頭の悪い政治家にも台本が書けない自分にも部屋の片付けが出来ない自分にも!ドーン!
■一人でいきなり怒っちゃった。失礼しました。また朝が来ます。遠くに向かってボールを投げよう。今日も明日も明後日も。感謝の気持ちを忘れずに。
シーモネーター
- 2007/01/28
■昼夜逆転の日々。YouTubeにはまっている人も多いと思いますが、私はすっかりウィキペデア派です。昨日は何故か「新興宗教」からの果てしない旅で、3時間何かを調べっぱなし。気がついたら「富士フィルム」の項目を見ていました。一体何を調べようというのか私は。
■稽古場で「シーモ、シーモ」と言い続けている私。そう、SEAMOのことです。ヒップホップに全くもって疎い私ですが、何だが気になって仕方ないのでカミングアウトしました。稽古場でもおそるおそる「実はさ・・・」とまるで罪を告白するかのような面持ちで「シーモ、って人の歌が何となくいい気がするんだけど・・・どうなの?」と。私は音楽に明るくないので、自分の感覚が信用出来ないのです。いいものは、いい!と思っていいのか悪いのかわからない。で、最近知ったのですが、SEAMOって「シーモネーター」と同一人物なんですねえ。シーモネーターは随分前に雑誌か何かで知っていました。「シーモネーター」→「SEAMO」に改名って、センスいいなあと思いました。そんなことない?自分が信用出来ない私はこの件に関して不安でなりません。自信ないけど、いいと思いました。しかも調べたら同い年だった。SEAMO、31歳か!応援してるぞ!と急に「同志」ぶる私。今日は慣れないことを書いたので、ですます調です。
仕事/嬉しい!
- 2007/01/27
■とある仕事で、先輩の佐伯新さんと会う。喋っているだけでこちらは結構な量のエネルギーを消費することができるダイエットには最適な先輩だ。
■帰りの電車で、私の住む街の最寄り駅に停車するほんのちょっと前、同じ車両に知った顔を見つけた。もう駅に到着してしまうので話しかけようか迷ったが、あまりに久しぶりでその顔を見ることが出来て嬉しくて、声をかけた。今はもうお芝居をやめて働いているOくんだ。遊園地再生事業団の舞台で何度か共演したのだが、実は私は彼のことがとても好きだったのだ。恋愛感情では全くないのだが、こう近くにいても全く苦にならない人で、特別趣味があう訳でもないし話しをたくさんする訳でもないが、わりと近くにいる感覚の人。例えば、隣に座っても大丈夫な先輩。
■当然だが、昔私は若かった。当たり前だよ!芝居を始めた頃は誰よりも1番若かった(発言が老けていることから「年齢詐称疑惑」が長いことつきまとった)。稽古場では皆に「年下だから甘えてるんじゃないの?」と思われるのが嫌でずいぶん虚勢を張っていたが、今思えばあの頃Oくんや佐伯さんやその他多くの年上の役者さん達に頼っていたのだと思う。
■私は遊園地再生事業団に出演することになってから出会った人達のことを胸の中で大切に思っている。過ぎた日のことだが、大事にしまってる思いがある。こういうの、すごく泥臭いですね。失礼しました。
■話しは戻る。で、Oくんに話しかけた私。その後二人は「久しぶりー!!」「やー!!」「何ー?」「どこいくのー?」「あたしこの駅ー!」「じゃまたー!」「いやいや、またはないじゃんよ、あえないじゃんよ」「あ、閉まったよー」「じゃ次の駅までいっちゃうわー」と女子高生の如く。私は当然隣の駅まで乗り過ごした。彼は元気だった。とても元気だった。私も元気な顔を見せることができてとても嬉しかった。ひと駅なんてぜんぜんへっちゃらだよ、と折り返しの電車に乗ればいいものをぼんやりしていて改札を出てしまった。ゴーン。
■帰って来てから台本の直し。ある参考文献にしようと思った小説を読んで、再読なんだけど昔いつ読んだかも忘れてしまった程で内容などほとんど覚えていなかった。ただ、「よかった」ということだけ覚えていて、今回読み返したんだけど、やっぱり読む時期というか、昔読んだ時に感じた「なんかよい」と今の「なんかよい」は確実に違うので、その違いを思うと是非昔の読後感を記憶しておきたかったけれど、それはもう二度と思い出せない過去なわけで、そんなことをぼんやり考えているとこの31年の人生が忘れてしまったことだらけのような感じもして、昔だったらそれも「悔しいな」と思ったかもしれないけど、今はまあ、いいかと思うことこそが31年生きた証なんだなあと思う。31年生きて忘れていることだらけの人生で悔いはない。その時々で泥臭く考えて感じて生きていること、そのことが自分を支えている。そして結果は出ない。いつまでたっても出ない。便秘のようだ。どうでもいいことを書いてしまったが、とにかく再読した小説は面白かった。で、また台本の直し。猫が腕を噛む、噛む、噛む!
稽古6日目
- 2007/01/26
■携帯から。稽古に台本の第一稿全部を持っていった。役者二人に読んでもらって感想を聞く。で、いろいろあって少しイメチェンすることに。二人には非常に貴重な意見をいただいた。そのとおりだよってことを指摘された。しっかり参考にする。この間テレビで見たドキュメンタリでプロのアニメーター達が脚本を持ちより会議をしている映像があった。とことんまで人の意見を聞くことでまた新しい言葉が生まれてくるらしい。私は素人だ。とことんまで自分を疑い謙虚に話を聞きつつ、作品に生かしたい。出来るだけ。それで作品がよくなるなら何度でも書き直したい。でも早く完成させたいなあ正直。力不足。他のことが手につかない。役者にも申し訳ない。
■家に帰る。台本を直そうと思うものの頭が疲れているのか手をつけたくない。台本が怖い。幽霊のようだ。テレビの中のケンドーコバヤシに大爆笑してお茶を濁したが濁せない。書けるか不安だが必ず書かねばなるまい。突拍子もない考えが浮かぶ。
一日
- 2007/01/25
■携帯から。書けない。書き直しがなかなかおわらない。書けないことがこんなにつらいなんて驚く。夜中に散歩する。ネオンのない街に住んでいる。よかった、なくて。コンビニでアイスと牛乳を買って帰る。新聞配達のバイクが走っていた。夜は憂鬱だ。とりあえず書き直しを続け朝眠る。起きて、在宅のバイトが決まったとメールが来ていた。書く仕事だ。時給に換算したらすごく安いだろうが、とにかく今は家で仕事したいのだ。夜下北で友達と飲んだ。下北沢しかないのか、もっと新しい遊び場はないのか。いいけど。ずっと笑っていた。話の流れで長渕の歌を歌ったり雨の御堂筋を歌ったりした。こういう時の自分はなんて気楽なんだろう。こんな芝居が作りたい。でも書けないからまた明日書く。
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