逞しさ
- 2007/05/13
■鬼の首をとったかのように、食らいつくナフル。
■先日稽古から帰ってきたら、毛玉を6つも吐いていた。
■そう言えば最近「猫草」を与えていなかったことに気がつき反省。猫は自分の舌で綺麗に毛づくろいをするので胃にどんどん抜け毛が溜まっていってしまう動物なのです。それを吐かせるのが飼い主の役目。吐かせるにはこの「猫草」を食べさせ、食道や胃に刺激を与えることが大切なんだそう。毎日吐く猫もいるらしいがナフルはあまり吐き癖がなく毛玉をどんどん溜めていってしまう体質のようなので、気をつけなければいけない。ごめん、ナフルや。
■以前より気にかけている近所の猫「ヨダレ」。見ればいつでもヨダレをたらしていて、息も荒く、死んじゃうんじゃねえかと不安になる。しかしヨダレスポットに行けば必ず会えるのだ。今日もやっぱりいた。息は荒いが逞しい。このまま頑張って寿命を全うして欲しい。
露天風呂
- 2007/05/09
■稽古。
■とにかく毎日ダッシュしているような稽古だ。稽古していると自分の体の癖、動き方の癖がわかってくる。私ってこんな動きをするのだな、と自分への理解を深めていく私ですが、まあ、正直、そんなこと深めてる場合じゃないね。どんどん私の体が先に行って切羽詰まりつつどこまで確実に攻めて行けるか、かなあ。何を言ってんだか。とにかく毎日が「初体験」のような舞台稽古です。・・・いつもこんなこと言ってないかい、オレは。
■新人ぶるのはやめたまえ!と誰かに怒られる前に、頑張ろうー。
■ナフルは最近、缶詰のキャットフードを好まなくなった。ある銘柄だけ苦手になったのかもしれないので種類を変えてみたりもしたが、どうにも減りが以前の全盛期に足りない。もうすぐ推定2歳(拾い猫なのであくまで推定)。カリカリカリカリと安いカリカリフードを食べるお前の背中が愛おしい。健康診断に行こうではないか、ナフル。
■夜、気分転換に近所の銭湯に歩いて行く。ここの古い銭湯は小さいが露天風呂もあるのでたまにふらっとひやかしに行く。銭湯にはいつでも太ったおばさんがいっぱいいて、その裸をみるのが相当面白い。今日は露天風呂で知らない人に「あんた、この辺の人?」と話しかけられたのだけど、そのおばさんはあまりに落合博満に似ていた。顔もさることながら、何かをコーチングしてくれそうな威厳さえ感じた。信子夫人では決してない。私は女風呂で落合監督に出会った。得したね!
ゴールデン
- 2007/05/06
■稽古休み。ゴールデンだから。本谷さんの稽古について(そして本谷さん全般について)考えたりしていた。とにかく「早い」。食べるのは徹底的に遅いが、演出と執筆は徹底的に早い。頭の回転が速いんだな。それでいて絶対に妥協しない。とばさない。ないがしろにしない。それは、本当に、驚くべき部分なのだった。
■本谷さんの演出と執筆の瞬発力についていってない自分がいて、もうマジで自分を叱咤している。本谷さんの素早いスピードについて行かなければいけないなあ、まあ、悪気はないんだけどさ、これまでの稽古でも考えていたつもりだったけど全然考えていなかった自分に気がついて愕然としたゴールデンだった。焦っても仕方ないけど、本谷さんと同じスピードで移動しなくちゃ。明日からまたもう徹底的に台本読んで、またわかんなくなって、でも「わかんなくてもいいや」っていうゼロ地点を定めているからかろうじて大丈夫みたいな日々にしよう。
■考えがすこしまとまった。また明日稽古場でぶっ壊れると思うけど。まとまったのは映画「神童」を観たからかもしれないし、昔のNHK朗読ドラマ「思い出トランプ」(ビデオやDVDで発売されていないようなのでたぶん貴重な映像だと思います)をビデオで観たからかもしれないし、今は昔の雑誌「夜想/戯曲の力!」(表紙は片桐はいりさんが大きな口をあけてオムライスを食べている写真で、本当にかわいくて好きな写真なのだ)を再読したからかもしれない。何度も読み返している雑誌なんですが、今日驚いたのは岩松了さんのインタビューに自分で鉛筆で線を引いている自分の不可解さ。本に線を引く習慣は持っていないのに、何故私はこの文章に線を引いたのか。いつ引いたのか。全く覚えがない。
ある状況があってある人物が第一声を言う。その時感じる面白さ。その一言で笑っちゃう奴。「あ、こいつバカだ」とか「何かにかまけすぎている」とか・・・その一言の意味はまだわからなくても、そういうことは感じる。その人物の状態がわかるというか。
ってところに、のみ、線がひいてあった。何で?何でひいたの?全然その時の自分の心境が思い出せない。他に面白いことためになることいっぱいいっぱい書いてあるのに何故ここか。
■で、今だったら私はどこに線を引くか。
「そうでなくちゃいけない」と思い続けたらもうダメなんですね。
今の自分にとてもじんと来たのだが、実際には、線はひかないよ。さて明日からまた稽古の日々が始まる。そして何と再来週から稽古のダブルヘッダー!「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」の稽古と、かながわ戯曲賞リーディング公演「廻罠」の稽古をハシゴするのである。期間限定の忙しさ。さあ、そんな売れっ子的なことが果たして出来るのか、オレよ。でも幸福にも稽古場が一緒のスタジオなんです。移動時間が省略できるからラッキーである。しかし、本谷さんの稽古を抜けて一分後に宮沢さんの稽古に参加出来るという状況にいっぱいいっぱいな自分が容易に想像出来るのである。・・・怖い。
■とにかもかくにも休んでいるようで休んでいないが、ゴールデン万歳だった。
■あと、演劇を遠く離れて、友達と朝まで電話した。電話があまり得意ではない私も、いろいろな話をした。とにかく私たちは(私たち二人に限定せず、今生きる同年代の中途半端な者どもは)絶対にタフになるべきだ。そしてきっとなるだろう。どんどんどんどん図々しくなるだろう。そういうことを受容した生き方が正しいか正しくないかはわからん。わからんが舞台に立つ時や何かを書く時や友達の話を聞く時、徹底的に悩むためにタフになろうと思う。「歳を重ねりゃ、嫌でも図々しくなっていくよ。」と、誰かの声が聞こえる。わかっているけどね。あ、結局全然演劇を遠く離れてない。
■それにしても「神童」。あー、幸福な気持ちになる映画だった。そして私の中で「松山ケンイチは藤井隆に似ている説」は決定的なものになった。
動くな、死ね、蘇れ
- 2007/05/05
■稽古休み。
■例え話をします。頭ん中こんなんなってますと頭蓋骨をぱかと開けられない私たちは、だから言葉を発明したのだろう。考えて考えて間違えて間違えて失敗して、やっと言葉を作ったのだろう。生むということはそういうことなんじゃないかと思ったりもする。そして、もっと離れたところに新しい命が新しい言語が新しい何かが誕生していることも私は忘れてはならない。そして死んでいくものも。
■例え話はするな!と言われそうですね。うーん。自問自答。稽古中の日記はなかなか遠回しな表現が増えてしまうもので、何でかな、今の私の頭の中をお見せ出来ないので(あるいは、見せたくないので)とにかく何かに置き換えてこうして記録として残すということで誠実ぶってお茶を濁そうとしているのかな。
■そんなこんなで、早く稽古したいなーと思いつつ、私はこの休みを使って昨日までの劇団、本谷有希子をしっかり反芻しよう!
■美容院に行ってトリートメントしてもらった。死んでいた髪が生き返った。何度でも蘇れ、命よ。
なんであんなに泣けたのか、そしてはしゃいだのか
- 2007/05/04
■このCMが今現在のお気に入り。送別会編が好きです。タンバリンふっているときのリズミカルな体の動きがたまらない。歌詞もいいですね。歌っているのは、なんと大槻ケンヂとは。
■友人のダンナさんが最近「レーシック手術」をしたとのこと。・・・非常に気になる。毎日コンタクトレンズを入れる面倒くささやメガネの重さ、そして裸眼の恐怖を思えば手術のリスクなどくそくらえなのではなかろうか。もう飽きたんだよ、0.01に!
■稽古。稽古の時間はあっという間に過ぎる。→劇団、本谷有希子「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」チケットは好評発売中ですよ!土日はお早めにご予約下さいとのことです。皆様心よりお待ちしています、まだ一ヶ月先の話ですが。
■今日は高橋一生くんが「ブログ見ましたよ」と・・・。よし、じゃあ今日は一生特集だ!一生くんは私の「思春期にあんな恋をしたかったと思わせるレモン色映画/十代の頃に別に結婚を視野に入れていない時期であろうともあんなプロポーズだったらうけてみたいと思わせる映画」ランキングで堂々第一位の「耳をすませば」の主人公の声をやっていた人なのだ!すごいじゃん!こんな近くにあの天沢聖二くんが・・・。せっかくなので一生くんに「〜なんですね」と言ったら、照れくさそうに「あれ、中学3年だったんです」と。それにもまたビックリ。そんな高橋一生くんは果物ではブラッドオレンジが好きだそうです。
私の肩幅よ!
- 2007/05/02
■いつでも、自分にはできないことなどないと勘違いしていたい。しかし実際のところは出来ないことだらけだ。歳を重ねても何度でもそのギャップに気がついては驚くような、そんな人間でありたい。その辺りが適当ではだめ。開いたり、閉じたりしつつもやはり開く。できなくてもやる、閉じていても開く、開いていても閉じる。自分でコントロールすることを怠ってはいけない。役者を続ける以上、その辺りを無下には決して出来ないのだった。そう書いて、「役者を続けなくても」、それはもう性質として選んでいる自分自身の姿なのだなと改めて考えてみる。そんなことよりも、最近自分の肩幅が「意外と広い」ことに気がついた。何年自分をやっているのだとちょっと恥ずかしい心持ちだ。
■と、難しいことのような。一気に書いたので推敲はしません。何のことやら。勢いがあったんでしょうな、さっきの自分が。
■今日も稽古でした!毎日です!今日稽古場では「本谷さんは食べること全般が苦手」ということが話題になった。どうやら食べることにあまり興味がないようだ。是非ここはひとつ頑張って食べて欲しいものです。私は得意。がんがん食べてます。食欲が止まらず。自分の中の「食欲ダメ、ゼッタイ」運動をそろそろ開始せねばいけません。
■松浦和香子ちゃんは段ボールのイラストについてのブログを書いています。可愛いね。「更新があまりに適当なのがね・・・」と自分にダメ出しをしていました。まあ、気にするなよ!
■わかるけど、わかっているけど、そうなってしまうのはわかるけど、でもやっぱり建前は嫌いだとはっきり思う。それが自分が感じる建前でしかないのかもしれないが。
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