オーチャードホール
- 2006/06/24
■なんとなく西原理恵子「毎日かあさん」を読み返す。何度読んでも西原さんの自画像が「突然緑色になるコマ」は怖い。絵の雰囲気も手伝い、これはホラー。
■サッカーはぼんやり聞いていた。目はもちろん閉じていたのだった。半分寝ている状態で、玉田という言葉だけが頭に残った。起きたら、4−1。何が何だかわからないけど、4−1。最後の試合をきちんと見ればよかったと後悔した。私はサッカーのことは何もわからないけれど、最近のスポーツウェアブランドのCMはどれもかっこいいと思う。NIKEもadidasもすべてかっこいい。世界が繋がっている感じがする。
■そして、
■夜、畠山美由紀のライブを見に渋谷へ。初・bunkamuraオーチャードホール!
■あードレスの似合う女性、あこがれの歌姫の低く高い声。高田漣さんの演奏。ゲストのアン・サリーのかわいらしさよ(もう本当にかわいかったのですよ、全てが)!美しい照明。シャンデリア。優しい歌詞。偽りのない姿。ぱああああと心が甘くなる。特別な時間を、しかも2時間座りっぱなしでもお尻の痛くならない素晴らしい椅子と共に過ごせた。
■素晴らしい時間を本当にありがとうございました。
■気持ちよくて自分の体がゲル状になるかと思った。こんな風にリラックスできたライブは、もしかしたら初めてかもしれない。
■幸福なことがあった。近所の路地で一匹の猫を眺めていたら、どこからともなくわさわさと猫が出て来て、しゃがんでいる私の前でリラックスしだしたのだ。自分の周りにクロ、クロ、チャトラ、チャトラ、三毛、ナフル似の合計6匹がじゃれあったり、腹を出したり、鳴いたり、ただ座ったり。出会う猫には必ず話しかけるようにしていたのが功を奏したのか、あの瞬間私は彼らの仲間に入れてもらったのだ。とても嬉しかった。この時間が永遠に続けばいいと思った。もういっそのこと猫になれよ自分と思った。まあ、私の中のささやかなメルヘンですな。