凍傷
- 2006/12/31
■28、29日は仕事。特に29日はふきっさらしの都内某所で凍傷にかかるかと思う程の寒さの中撮影だった。2日間に及ぶ撮影はとても過酷でありつつ、楽しいものであった。共演者からも監督からもスタッフからも勉強できる事だらけで、びっくりする。どこにいっても本当に勉強することばっかりだよ。
■撮影で生まれて初めてピンヒールを履く。歩けなかった。普段はスニーカー生活の私だ。足は私自身に甘やかされていること間違いなし。残念な結果(こけたり脱げたり内股になったり)に終わったのである。仕事で履くことがあるかもしれないのだから、もっと訓練しなくちゃな。女グッズが少なくて少なくて・・何だか可愛そうね、私。
■30日、映画が観たくなり下高井戸の映画館へ。フランス映画社の映画祭最終日。テオ・アンゲロプロス「旅芸人の記録」を観る。始まってから5分ぐらいで睡魔に襲われ前半ところどころ記憶なし、なので話がよくわからなくなってしまった。がっかりして休憩を迎え自分の睡魔の強さに腹立つもロビーに置いてあった上映当時のチラシ裏コメントのコピーが私を救ってくれた。それを読んで後半の上映に挑む。随分すっきり観ることが出来た。それにしても3時間50分という超長編で、そしてものすごい労力を惜しまずに作られた傑作で、年の瀬にこういう映画を観るのは、来年の自分を頑張らせるためにもとてもいいことだと思った。