春夏秋冬/思い
- 2007/07/18
■猫庭さんの真似をして写真ブログを始めた。ツイノスミカの下部に貼付けてあります。おヒマなら来てよね。
■松本清張「虚線の下絵」を読む。というか読み直しだ!何度でも読み返してやる!私が何故こんなにも清張に惚れているか自分でもよくわからない。ドライで端的で、圧倒的に醒めた視線で人間を描いている。私なんかしたら淋しいぐらい松本清張は冷静だ。すごく遠くに存在する文章。私がどんなに手を伸ばしても絶対に掴めない文章なのかもしれない。あ、もしかして女なら誰しも一度はかっこ悪くてしかも冷たい性格の男に惚れるように、女なら一度は松本清張に惚れるのではなかろうかっていうのが私の今日の主張。否、大きな話になっちまったのだが、要するに私は「自分が絶対に書けないであろう」文章が好きなのだと思う。
■今日、知人の日記を読んで不覚にも涙が出て止まらなくなった。人間が人間を尊敬するということは理屈ではなくただ強く押さえ切れない思いなのだと改めて知った。