ニーニーニー
- 2008/02/23
■実家に帰っていた。
■おじいちゃんが倒れとうとう寝たきりになってしまったので、介護の手伝いに。おじいちゃんが一人で住む元自転車屋の家から少し離れた親の住む家に、介護タクシー(ベットに寝たまま運んでくれるタクシー)を使って移動する。暖かい日でよかった。
■おじいちゃんは私を見て「都か?」という。都というのは、私の姉の名前です。「泉だよ」と言っても「都か」と言うので、まあ別にいいか、と「都だよ」と返事しました。次の日の朝「おじいちゃん、私は誰でしょう?」と謎かけしたら、「泉に決まってっぺよ」と言う。当たり前のことを聞くなとでも言いたげな顔だった。そして今日の朝、おじいちゃんは私の顔を見て「どちらさんですか?」と言った。「泉だよ」と答えると、「ヨシミネさんですか」と。ヨシミネさんとは自転車屋の隣のふとん屋さんの名字だ。続けて「昔お菓子屋さんですね」と言うので母に尋ねたところ、私が産まれる随分前のこと、ヨシミネふとん店はかつて煎餅屋だったらしく、どうやらそのことを思い出しているのではないかとのこと。次回会いに行った時に一体私は誰になるのだろうか。ちょっと楽しみでもある。
■実家に帰った時には出来るだけ海を見に行く。家から歩いて10分程で海岸に出る。そこは遊泳禁止の荒々しい海で、見ている分にはかなり気持ちいい。父とおつかいがてら海を見る。今日は凪いでいた。
■様々な伝説を持つおじいちゃんである。ごはんを食べながらおじいちゃんの話になり母も父も私も大爆笑。私たちが大爆笑していることなどつゆ知らず隣の部屋で眠るおじいちゃんはずいぶんぼけちゃったけど、これから出来る限り優しい時間を過ごしてもらいたいと思う。
■そしてさびれた自転車屋はとうとう無人になった。少し寂しいなあ。仕方ないけど。
■明日から稽古が始まる。ちなみに今日は2/22で猫の日だそうです。ニーニーニーもしくはニャーニャーニャーってこと。ナフルとテーオにはちょっと高価な猫缶を買って帰りました。