一週間終わりました
- 2008/10/26
たくさんのスケジュールがつまった一週間が終わりました。
まず、CM撮影があった。楽しい現場だった。それはスタッフの皆さんの努力によって成り立っている。たくさんの人が集まってそれぞれが自分の仕事をするという姿。仕事について考える。
そして矢内原充志さんのブランド「nibroll about street」のファッションショーがあった。ダンサーの方々と一緒の舞台に上がらせてもらい、すごくドキドキした。私が着させていただいた服も皆が着ていた服もどれも胸がドキドキするようなかわいさだった。充志さんそのもののような服。
私はセリフを間違える。何しにいったのよー。当たり前ですが自分の責任です。ごめんなさいー。自分の仕事をしっかり引き受けていかねばダメじゃねえか。
ここ何日か、心の乱れがあったのは確かだった。不安定だったなあ。いろいろ原因はあるんだけど・・。邪念を払いのけ私は今ここで何をするべきか、いい結果が出ない。頭の中が焦っていた。
メンタルが弱い。G・G佐藤並に弱い。
そんなわけで情けない1日でしたが、何とか終了しました。いい経験した。nibrollの皆さんや共演者の皆さんに感謝。やさしく接してくれてありがとう。ギターもひきました。このブログを読んで下さっている方が声をかけて下さってとても嬉しかった。
そうだ、前を見よう。昨日は終わった。前を見よう。前だけを見よう。そういいきかせてもすぐに振り返ってしまうからしつこいぐらい胸で唱えようではないか、前だけを見よう。
あれもこれも飲み込んで、きちんと飲み込める人間になれますように、頑張ろうと思っております。好きな言葉は「心頭滅却」。また日々の積み重ねの中、出会う様々な感情に笑って手を触れるように。
昨日まで嫌いだったけど、今日からはきちんとG・G佐藤のことも応援しよう。
まとめて告知コーナー
- 2008/10/18
■10/21(火)21:00〜CX「セレブと貧乏太郎」第二話に出演しています。
■10/24(金)「nibroll in BankART LIFE2」に出演します。
10/24 16:00/19:00 start in BankART studio NYK
衣装:NIBROLL ABOUT STREET(矢内原充志)
振付:矢内原美邦
「NIBROLL ABOUT STREETの新作アイテムを着た俳優&ダンサーによる一夜限りのファッションパフォーマンス!!」
・・・・パフォーマンスをごらんになるためには「BankART LIFE II」チケットか、「BankART LIFE II & 横浜トリエンナーレ 共通チケット」が必要です。詳しくはBankARTのHPでご確認下さい。よろしくお願いします。
■撮影はもう何年前だ?アデューに出演していただいている細江祐子と出会うきっかけにもなった映画「夜の話」(田中智章監督)が和歌山の田辺弁慶映画祭2008のコンペティションで選出され11月2日に上映されることになったそうです。それ以外にも、11月3日〜16日の20時から大阪天劇キネマトロンにて上映されます。
■和歌山の人と大阪の人はお時間ありましたら是非観に行って下さい。私は行けません。残念。行きたいなあ、いろんなところに。
■某CM撮影のリハーサルに行ってきました。某ATYと一緒。誰だよATYって。そのうちまた告知しますが。それにしても繋がりの深い身内のような彼らとプロフェッショナルな仕事場で会えるのはとても嬉しいことであります。
いま、吹きにいきます
- 2008/10/14
■なんと・・・あの「ピューと吹く!ジャガー」が、劇場版アニメになるのですよみなさん。現在発売中のフラッシュアニメDVDでもおなじみ、今話題の蛙男商会のFROGMANさんが監督です。
■「ピューと吹く!ジャガー〜いま、吹きにいきます〜」
・・2009年1月1日より TOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開!
・・2009年1月10日より TOHOシネマズ系にて全国順次公開!!
■・・・ど正月にGIROPPONじゃないですか。私、主要キャストなんですけど、大丈夫なんでしょうか。アフレコはもうすぐ。やばい。緊張で腹壊すかも。喋る前に声枯らすかも。知恵熱出すかも。・・・こうやって追いつめられる自分は、「白川高菜」(私が声をやってる女の子ね)にそっくりなんです実は。あんなに振り切れてないけどね、根本的に激似。
■そんなわけでマンガを読み返したんですけどね、このマンガ、本気で笑ってしまうので、お茶なんか飲みながら読むと「ぶーっ!!」とフきますよ。毒霧の如く。気をつけて自分。全身全霊でふざけているマンガで、本気で来るから本気で笑う・・・何故か戦いのような。マンガ好きにはたまらない瞬間が何度も訪れるのです。
■私も全身全霊で真剣にふざけて玉砕して来ます。マンガはもちろんのこと、DVDも映画もよろしくお願いします。
句読点
- 2008/10/10
元気になって仕事してます。秋になって俄然食欲急上昇。夏もすごかったけど。いつもすごいけど、食欲。気休めかもしれませんが太るのが怖いので野菜をバキバキ食べてます。せめて健康食。あと久しぶりに弁当作ってます。弁当作り出すと一日中「明日の弁当何しよう」って考えてしまう。そういう熱しやすさ、自分でも面倒です。これで飽きたらすぐやめるよ。そんな女さ。
川上弘美「真鶴」読み、なんという句読点の多さだと驚きました。何かいちいちひっかかってしまう。それがきっとリズムなんでしょうね、川上さんの。松ちゃんに慣れすぎたか。今は松ちゃん「神々の乱心」。図書館に通いちょっとはりきってばんばん読み倒してゆくのが私なりの読書の秋です。
吸入器/KONTA
- 2008/10/06
■ダウンしちゃった。喘息の発作で久しぶりに吸入と点滴。点滴するとまるで何事もなかったのように呼吸が楽になったが、尾籠な話で恐縮ですが、その後の尿意のすごさに驚いた。点滴するとこんな風になったっけ?
■病院での吸入はもう本当に久しぶりで(今は携帯用吸入器を持ち歩いているので軽い発作はそれで大概治るのだ)、もう学生以来だと思うんだけど、吸入器の進化にもびっくらこいた。
↑これ。
■子供の頃は今より発作が頻繁だったので、すぐに病院に行き吸入していたんだけど、その吸入器はガラスで出来てて、形は水道の蛇口みたいだった。蛇口部分に口をつけて、中に入っている薬剤を全部吸い込む。私はこの吸入器をかねがね「しびん」みたいだと思っていた。子供心の話なので許して下さい。吸入治療は一回30分とか1時間かかったと記憶している。この時間が相当長く感じられ、しかも大して呼吸が楽にならない為朦朧としたままその時間を過ごすのだ。この時間がだいっきらいだった。このガラスを叩き割ってやろうかと何度も思った。今日の吸入器は上の写真の型だった。ちょっとオシャレな感じさえする。洒落たおもちゃ屋に売っててもおかしくないプラスティック。薬を排出している時のモーター音も小さくて吸入しながら危うく寝そうになり、よだれが垂れてはっと目が覚めた(口が開きっぱなしなのでよだれが垂れやすいのです)。何だか、快適だぞ。あのしびん型はもうどこにもないのだろうか。今となっては、あれが妙に懐かしい。
■そんなわけで、元気になりました。病院からの帰り道、子供の頃喘息発作で苦しくて眠れなかった日のことや、面倒くさがって予防薬を飲まない私を叱っていた母の顔とか、死にかけた日のこと、喘息仲間というだけで理不尽なえこひいきをしてくれる死んだおじいちゃんのことを思い出した。健康一番。健康最高。健康だけが人生だ。健康ですみません。いろいろ当てはめてみました。季節の変わり目、気をつけねばな。
■「台風クラブ」のせいで頭の中はバービーボーイズ一色です。「暗闇でDANCE」なんて一生思い出さない可能性あったよ、正直。昨日まではね。気がつくとあのオープニングを頭の中で反芻しては、ワクワクしている。
週末
- 2008/10/06
■週末、週末らしく過ごす。朝と晩肺が痛い。季節の変わり目ですから仕方ないのですが、結構眠れません、息苦しくて。病院いかねばなあ。
■「ロスト・イン・トランスレーション」「台風クラブ」を観る。どちらも素晴らしかった。
■「ロスト・イン・トランスレーション」はソフィア・コッポラですね。普通に自然にビル・マーレイに恋しちゃったよ。まんまと。オジサン好きってのもあるんだけど、私が。それにしてもよくできた脚本だなあと思いました。恋の描き方がすごく上手い。カラオケボックスの廊下でビル・マーレイの肩にスカーレット・ヨハンソンが頭をちょこんと乗せる、その距離感とか!ちょいちょいオシャレな感じが多少気になりましたが。ヒロミックスのアップとか。まあ、いいか…。
■で「台風クラブ」は相米慎二監督の名作。いきなりバービーボーイズ「暗闇でダンス」に卒倒。すげえ。伝説になっている「下着で雨の中踊り狂うシーン」もすごかったけどオープニングのぶっとばし方が相当かっこよかったです。過激でかっこいい映画だった。かっこいいけど、怖くて脆い。そこにグッと来る。
■友達のAくんがうちに遊びに来たので、パクチーのチヂミを作った。美味しく出来た。つうかすごく簡単なんだけど。パクチー好きにはたまらない、具はパクチーのみです。それとAくんが作ってきてくれた角煮を食べながら朝まで話をした。
■やっぱダンスシーンは面白い。しかも日々の中にあるダンスを描いてあるもの。これって何というか、無意識のダンスを描く行為とでも言うのかな。
寒くなって来た
- 2008/10/01
■そういえば先週、散歩途中にこれまた散歩中であろうラフないでたちの「張本勲」に遭遇。「サンデーモーニング」で大沢親分と喝だのあっぱれだの言っているスゴイ人である。目の前にいる伝説の人物に興奮した私、あの時何故あんな行動に出てしまったのか・・・今となってはもうわからないが、その時の私はずんずん歩いてゆく張本氏を追いかけ、声をかけ、そして気がついた時には握手をしてもらっていた。あのねえ、とにかくすごかったよ、手のひらの感触が。固くてごつごつしていて、握手した瞬間「わあああ!」と叫びたくなったくらいの。これがプロの手のひらかと感動しましたよ。
■自ら走って行って握手を求めたのはこれが初めてかもしれない。自分になぜ?の嵐(杉浦幸)。まあ、でも、そこに張本氏がいたから、としか言いようのない必然だったのかもしれない。何日かして「イチローが張本の記録抜けず」という記事を読んで改めてあの手のひらを思ったものだ。
※※
■稽古にいく。何の稽古かというと・・・Nibroll in BankArt Life2に出演するのです。10月24日、1日だけなんですが、よかったら是非見に来て下さい。で、久しぶりに矢内原美邦さんに会って、高山さんとか稲毛さんとか指絵ちゃんとかと稽古して、楽しかったが、楽しいとかいってられない事態なんである。わたし、この1ヶ月間特訓せねばならんです。nibroll「small island」稽古中のダンサーの皆さんにもお会いして、練習を見させてもらってただただ溜息。目の前の体の美しさとかっこよさって本当に威力あるね。心に刺さる。自分のことを考える。このだらしなさって価値あるの?ないの?私には私の、小さな努力からしかなんだけどね。価値ない体なんてない。そういう気持ちを胸に、自分なりの生活、訓練。つうか考えているよりも特訓。
※※
■さっきテレビつけたら自分が出ててビックリした。テレビ東京の「cafe吉祥寺で」っていうドラマに出演していました。がもう放映は終わりました、さっき。自分でOA日を把握していないのってどうかと思う。
■すごく難しかった役で、OA見てもすごく悩んでいるのが手に取るように伝わって来た。反省。困った時自分だったらどうするか瞬間で掴めるようになりたい。一つ一つやるしかないな。
※※
■アルバイトを始めた。知らない街で知らない人と出会うのは怖いけれど楽しい。と思って社員の方と喋っていたら何と近しい劇団のお手伝いをやっていた方だった。世界は狭いのである。そして寒くなって来た。冬が好きだ。日々寒くなって行くことにワクワクしつつ、のどは喘息。心と体は矛盾だらけ。
お別れ
- 2008/09/26
■先輩に誘っていただき、深浦加奈子さんのお別れ会に参加する。
■以前も日記に書いたが、共演したことのない私が参加するのはどうかとも思ったが、お誘いもあり、お別れというか感謝のような気持ちを伝えにいこうと思い出かけた。
■とてもいい会だった。ご家族ご友人の言葉、亡くなられる何年か前から一緒に舞台を作られていた山内健司さんの言葉が胸に積み重なった。そして近しい方々皆さんの無念さを強く感じた。そして山内さんが編集されたという深浦さんの出演していた舞台映像のダイジェストが上映された。第三エロチカ時代の映像から始まり、悪人会議「ふくすけ」、遊園地再生事業団「ヒネミ」等々。「ああ、ヒネミすごく面白かったなあ」と当時客席で見ていた記憶が蘇る。映像の最後にはたくさんの出演舞台のカーテンコール部分が繋がれ、笑顔の深浦さんが何度も私たちに向かってお辞儀をするのだ。会場からは自然と拍手が生まれた。それは深浦さんに向けての拍手。役者として生きた深浦さんへの賛辞だと感じた。
■私と同い年ぐらいの小劇場女優にとって深浦さんは憧れの女優さんだったのではないだろうか。勝手に目標にしていた。そんな人が急にいなくなってしまい、呆然とした。信じられなかったのが正直な気持ちで今でもやっぱり信じられない。
■以前居酒屋で「ファンなんです」と言ったときの緊張を今でも覚えている。確か深浦さんは笑って「えー?本当?」と聞き返したのだった。献花の際、「ファンです。本当です。ありがとうございました。私も頑張ります」と胸の中で唱えた。胸の中で、たくさんの言葉と感情が生まれた。がん闘病は本当に大変だっただろうと推測するが、最後まで役者でありつづけた深浦さんは本当に素敵でかっこよくて眩しかった。生きることと役者でありつづけることは決して乖離しないんだ。
■お別れ会に参加して、深浦さんと参加されていた皆さんから大きなものを頂いた。こうやって書いた自分の文章を改めて読むと語彙のなさからか書きたいことを書けていない気がして歯痒いというか切ないが、舞台に愛され舞台を愛した深浦加奈子さんとその彼女を愛したたくさんの人々の思いがつまった会があったということを記しておきたい。
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