帰ってきました
- 2009/07/28
■中途半端なロンドン日記は半端なまま終了し、帰国しました。
■合計二週間、いろいろなことがありました。いいこともあり悪いこともあり面白いことも驚くこともあり、ただとても興味深かったのは自分の心境の変化です。ロンドンに到着して何日かは街に黒人とアラブ人とアジア人と、それこそありとあらゆる人種がいることに戸惑ったのですが、すぐに慣れ、いつの間にその状況がとても気持ちのよいことだと思うようになり、この世界にはありとあらゆる人間がいるということを感じる事ができました。今まで何度か海外に行っているけど、こんなにたくさんの人種に出会い、また親近感を覚えたことは初めてだと思う。自分が予想していた以上に、居心地がよかったです。
■日本にいる時に感じなかった自分の中の日本人。たくさんの人種の人々と会話し(って、英語喋れないんでほぼ会話してないけど)ロンドンで私が日本人だということを改めて深く考えさせられた。期せずして宿泊先のテレビでやっていたヒットチャート番組ではマイケル・ジャクソンの「BLACK or WHITE」のビデオクリップが流れていて、懐かしさと共に、自ら人種を越えようとしたマイケルのことを考えたりした。
■ともかく英語がほぼ出来ないくせに、まあよく何とかやったもんだ。ホテルのオーバーブッキングという危機も、単語だけで乗り切った自分の調子良さにこの時ばかりは正直拍手。あとさ、個人的に実物の「マグナ・カルタ」を見た事には笑った。だって、まさかあのマグナ・カルタを見る事が出来るなんて、信じられないじゃないか!
※※
■帰りの飛行機は、猫庭さんの4月27日と同じような座席だった。
■以下、猫庭から引用。
帰りは非常口の隣の席だったので、「非常口座席のお客様へ」という注意書きを渡された。
そこには、緊急時に私たちがすべきことが書かれていた。
■乗務員が非常口を開放するまでの間、他のお客様を制止すること
■機外が安全であることを確認して非常口を操作し開放すること
■脱出スライドが膨らんだ後、他のお客様を速やかに脱出させること
■脱出スライドにおいて、後から脱出する他のお客様を援助すること
■速やかに機体から離れて遠くへ避難するよう声をかけること
■その他(必要に応じ、乗務員が具体的に指示させていただきます)こんなに・・・・
私を買いかぶっていないでしょうか?
(以上猫庭 2009年4月27日「プロペラ機」より引用)
同じ気持ちになりました。
※※
■帰国後、時差ぼけやら何やらで体の調子がおかしい。喘息になる。あと、暑くて苦しい。整えていかねばならないなあ。だるい体で矢作俊彦「ららら科学の子」を読み終えた。少し読んではまた戻り、また戻りでものすごく時間がかかった(小説自体はたぶん読みやすい文体だったと思う。なかなか読み進められないのは私の単なる知識不足)が、とても面白かった。
■彼らは元気でした。
2 Comments
steward
28th 7月 2009 - 2:17:56お帰りなさい! 非常口の隣りの席はゆっくり脚が延ばせそうなので憧れなのですが、座らせてもらったことがありません。(1回チェックインのとき頼んだけど、フランス語と英語が出来ないとダメと断られました)こういうことがあるのですね。お写真拝見するの楽しみでした。ピカデリー・サーカスで振り向く笠木さんのお写真好きです。振り向きながらも携帯カメラのスウィッチを押す笠木さんが素晴らしい。お身体、早くTOKYO,JAPANに慣れますように。
kasagi
28th 7月 2009 - 22:58:29stewardさん、こんばんは。
ええ、ゆっくり足のばせました!素晴らしい席でした。私は英語もフランス語も日本語もまともにできませんが何故選ばれたのでしょうか。不思議。
帰りの機内では映画「巨人の星 ゆけゆけ飛雄馬」を観ました。笑えたなあ。
ジャパンは暑過ぎやしませんか。