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春の訪れ

  • 2010/03/16




ナフルはいつでも真剣勝負顔。

仕事では実はあんまりいいことないんだけど、朝起きて暖かいだけで元気になる。昔は寒くてナンボだと思っていたのになあ。

NHK芸術劇場でロメオ・カルテルッチの「神曲」を観ました。三部作のうちの「地獄編」が面白くて目が離せなかった。テレビで舞台中継を観るっていうのはなかなか不思議な感覚になるもので、だんだん集中できなくなる時もたまにあるのだけど、カステルッチはもう面白すぎて目が離せなかった。だって、舞台上でピアノは燃えるし馬は出てくるし。

馬。なかなか難しいでしょ、馬は。舞台上で「ヤギ」(猫ニャー!)と「豚」(ゴキブリコンビナート!)なら観た事あるけど。それだって大変だと思うけどさ、馬はまた大変でしょ。

ま、そういった驚きポイントも確かに満載なんですが、驚くのはやはりその演出力というか、結局のところ演出家の想像力に私たちは釘付けになっているのだと思ったのです。役者の立ち姿、言葉を発すること、舞台装置の動き、全てが想像から作られたものだと強く伝わって来ました。最近観た舞台や自分が普段感じている事など、いろいろなことを考えた。そして、あの場で起こっていた事象は何なのか、それによって自分の中がどう変わったのかもっと考えなければいけない。

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