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一日


8月29日



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帰宅/観劇

  • 2007/08/14

地蔵
福島に帰った。東京よりはほんの少し涼しかった気もするが気のせいかもしれない。

海
偶然ペルセウス流星群の日にあたった。星の綺麗な空だったので、道路に寝転んで流れ星を眺めた。20個は見たな。車にひかれる前に切り上げたが、本当はずっとアスファルトの上に寝転んでいたかった。だって星を見るために道路に寝転ろぶなんて発想、贅沢で幸福の極みじゃないか、なんて、ただのド田舎なんで車が通らないだけなんです。

次の日お墓参りをして、実家の近くの海水浴場をちらっとひやかして東京に。私はこの土地で育ったわけではないのですが、孫全員に厳しかったけど何故か私にだけは甘かった祖父や派手好きで明るいだった祖母と共に過ごした面白かった時間のことを思い出すし、私は小さい頃から今現在まで引っ越しを繰り返していて一切故郷がないのだから、やっぱりここが私の実家なんだな、実家ってことにしようと初めて思った。

※※
さかのぼって、はえぎわ「バター」を見る。下北沢スズナリ。先日劇団、本谷有希子で共演したノゾエ征爾くんが作演出しているのです。久しぶりにはえぎわを鑑賞したのですが、以前よりずっと面白かった!ノゾエくんが書きたいことが伝わってくる。結局そこがとても重要なんじゃないかと思うし、伝わってこないものに関して私はどう感想を持っていいのかわからない。そういう意味においてすごく面白い舞台でした。仕掛けとか、役者さんとか、笑えてくだらなくて魅力的だったなあ。私の大好きなカオティック・コスモスさんも相変わらず不思議な声で、めずらしい役者さんだよなあ。そしてノゾエくんがメガネをかけて顎を突き出しながら喋るその姿は「働くおっさん劇場」の野見さんにしか見えない。本当に、野見さんにしかみえなかった(客席で見ていた猫のホテルのいけだしんさんや佐藤真弓さんも同じことを言っていた、自信を持って言える、似ていた。本人は全く意識していなかったそうで、他のお客さんに指摘されて初めて気がついたそうだ)。瞬間、野見さんが降りてくる。それはある意味神様が降りて来た舞台なんだね。

ちょっとだけ飲み会に参加して、本谷さんの舞台で演出部にいた戸田美江ちゃんとか制作の湯川麦子ちゃんや、ミス・ビール、吉本菜穂子ちゃんと久しぶりに話が出来て嬉しかった。思ったのは、本谷さんの舞台に関わるスタッフさんは皆性格がよくて明るくて話していてとても楽しい。本谷レギュラー女優・吉本菜穂子も危険な程の大酒飲みではありますがとても素敵でかわいい女の子だなあ。

野見さん

次の日、ベターポーヅ最終公演「4人の美容師見習い」を観に、下北沢OFFOFFシアターに行く。最終公演だなんて言わないで欲しいなあと思いながら、10年前に初めて見たのは渋谷ジアンジアンだったかなとかその時の衝撃とか、スズナリで見たエロティックなダンスとか、早稲田大学の学生会館で見たファッションショーのように歩く綺麗な女優達とか、猿飛佐助さんの不思議な佇まいとか、渡辺道子ちゃんを舞台で見るといつも笑ってしまう自分とか、松浦和香子ちゃんが夢みたいに可愛い笑顔を見せる時とか、加藤直美ちゃんの髪型が鋭くて他の女優さんとは違いナイフみたいに尖っているぜとほくそ笑んだこととか、いろんなことを思い出しながらの観劇だった。私、ずいぶん見たなあ、ベターポーヅ。好きなんだな。オールツーステップスクールには加藤直美ちゃんに客演していただいたし、アデューには渡辺道子ちゃんに客演していただいた。松浦和香子ちゃんとは映画や本谷さんの舞台で共演できた。ベタポの舞台と役者さんはいつも私の憧れだった。私の心にないユーモアとメルヘンとくだらなさがいつも舞台にあって、楽しかったなあ。また見たくなるな、必ず。で、今回は直美ちゃんが出演していなくて残念ではあったけど、ラスト公演を堪能しました。しつこいほどに、ベターポーヅは異色なんだと再認識しました。素晴らしい!

※※
長嶋有「ジャージの二人」読了。感想はまた明日にしようと思う。

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チケットは

2011/08/19

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2007/03/17

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