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Posts by kasagi

始まった気がする〜オールツーステップスクールスタート

  • 2006/12/01

水曜日、2社面接に行く。寝坊して面接をドタキャンして一日落ち込むよりはどんな会社でも足を運んでみた方が健康的だ。例えそこにパンチバーマのおばさんがいようと、つばを飛ばす男性社員がいても、ドタキャンよりは随分気が楽だ。その後、岸潤一郎くんが出演している「石原正一ショー」を観に阿佐ヶ谷へ。何だかものすごい情熱をはらんだギャグの応酬なんだけど、不思議と嫌悪感はなかった。役者の人がそれぞれ面白かったのだろう。ひたすら沢田研二の真似(似てない)を全うしている人と何かと言えばバック転する「ひげ太夫」という劇団の吉村やよひさんが面白かった。石原正一ショーは大阪で活動しているらしい。知らなかった。

木曜日、仮チラシ作成。の前に、けやきネット登録に出向く。けやきネットとは世田谷在住の団体が区民会館などを借りることができるシステムで、稽古場確保に多いに役に立つ。区民集会所等では演劇はとかく敬遠されがち(うるさい、近所迷惑、マナーがわるい等)なので、今までも会議をするふりして何度も世田谷の区の施設で稽古をしてきた。会議とかいいつつエチュードやったり、踊ったり、変な声だしたり、あげくの果てには歌を歌ったりした。確かに近所迷惑甚だしい。見逃してくれた施設の係員の方もたくさんいたけれど、「もう二度と使わせないぞ!!」と怒鳴られたこともある。

そんなけやきネットに登録したのは、私が世田谷区民になって登録団体責任者の資格が発生したのと、オールツーステップスクールの稽古場を早急に確保しなければならないからだ。

おじいちゃん職員の方に説明を受け、いろいろ書類を提出し、完了、かと思ったらおじいちゃんしゃべるしゃべる。私は老人万歳派なので話をうんうん聞く。それなりに面白い話だが、あまりにダジャレが多過ぎて少し疲れた。その後さらに所用で急げ急げ。

帰宅後仮チラシ作り。昔デザインオンチと言われたことがトラウマになっているのか、なかなか上手くできない。というかねー、何て言うかねー、Illustrator10の使い方、全・忘れしちゃった。やっぱり触らなくなるとすぐに忘却の彼方へ。フラウが闇に消えたような勢いで消える記憶(一部の人、例えばカラオケで「めぐりあい、宇宙」という歌を歌ってしまう人にしかわからない例えですみません)。

試行錯誤して、非常に面倒な方法で非常にシンプルな仮チラシが出来上がった。そんなら初めからwordで作った方が早かったのでは。でも、気に入った。作っている最中、ずーっと独り言を言っていた。「こらわからんわ」「うまくいくか?」「ださ!」ツッコミはひと時たりとも休めないのだ。気がついてはいたのだが、止まらない。心のリズムを作っているのかもしれないな。

今日は友人よりとても幸福な知らせを受けた。嬉しくて、鼻がむずむずする。おめでとう!Mよ!幸福は最高だね。

明日は仮チラシを印刷に行く。そして明後日自分で折り込み。あ、これ、いつの間にか始まってるね。芝居、始まってるね。一人で。危険な気がしないでもないが、まあ、なるようになるさ。マイペースっていうか、自分の思うままにやってみるのみ。あとは皆に助けてもらう。

関係ないが、コジマ電機のCMが大好きだ。ブラックマヨネーズが「安売りや!」って言いながら空飛ぶやつ。あれ、アニメ部分がかなりチープなんだけど、それでも二人がかっこ良く見えるのは面白い。

水分

  • 2006/11/29

私物の整理をして会社をあとにした。最後にきちんと挨拶できてよかった。

昨日たかやまこさんと例の激うま中華料理店Sへ。久しぶりに食べたが相変わらず美味しかったし安かったし、何も言うことはない。たかやまこさんに「ある音楽関係の仕事の人に、演劇の人って中華が好きですねって言われた」って言われた。そうなのか?そんなイメージなのか?安いからか?音楽関係者はどこに行くのか?しかし、私はもし演劇をやっていなくとも中華が好きだっただろう。何故なら演劇のえの字も知らない子供の頃から中華料理のことばかり考えていたからだ。

最近ビールをよく飲むようになった。20代前半の頃は飲めたが後半急に下戸になり、また何だか飲みたくなって来たのだ。すぐに酔っぱらうが、前より美味しく感じる。味覚は変わる。昔、確か6年前ぐらい、たかやまこさんが「WILL オレンジビール」だったか忘れたがそんな商品を飲んでいて、好奇心から一口貰ったのだがすっごく不味かったことを思い出しつつ、充分にパーマネントがかかった彼女とビールを飲んだ。

吾妻ひでお「失踪日記」、関川夏央/谷口ジロー「坊ちゃんの時代」を読む。「失踪日記」は誰かに貸したまま帰ってこないのでまた買った。再読したがびっくりするほど面白かった。ゴミをあさって黴びた肉まんを食べるエピソードなども、吾妻ひでおの画だとちっとも汚くないのがよけいに悲しい。私は失踪中よりもアル中で精神病院に入院してからのエピソードが好きだ。変な人ばかり出てきて笑える。アル中患者の全てが「自分は大丈夫」と思って生きているのだから、始末が悪いが逆を返せば希望に満ちている。「坊ちゃんの時代」も再読。絵が、誰かに似ているんだよなー。小林まことかな?明治の文士や歴史上の重要人物がたくさん出てくるのだが、安重根と東条英機と夏目漱石が道ですれ違い様にぶつかったといういうエピソードは何だかフィクションとはいえあまりに豪華で読んでいて「そんなわけあるかい!!」とツッコんだ。とはいえ文学史オタクの私には非常に面白いマンガでした。

台本執筆中。もちろんあまり進んでいない。頑張る。資料を読み出すと面白くてそのまま読みふけってしまったり逃避して猫と遊んだりしている。

手書きで書いているからか、季節柄か、受験勉強を思い出す。

はとことはとお

ナフと母/ハワイアン/追記

  • 2006/11/26

おれ?

母が家に来た。包丁を研いでもらった。切れ味が抜群によくなった。

なかなか上手く作れない「厚焼き玉子」を作ってもらった。大量に油を引くのでビックリした。

ナフルは母のことが嫌いではないらしい。同じ部屋で二人仲良く眠っていた。

映画「フラガール」をようやく見た。もちろん鼻水ダラダラの大号泣なんだけど、いろいろ思うことはあった。方言とかね。「〜してくんちぇ」(〜してください)って言うかなあ?昔は言ったのかな。蒼井優ちゃんの訛りは自然でリアリティがあった。池津祥子さんは福島県出身だからおてのものだ!でも本当に難しいものだな、地の言葉は。方言指導の目で映画を見てしまった。誰なんだあたしゃ。

「福島県いわき市」「常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)」がこんな風に注目される日が来るだなんて、どういうことだ。さえない街だよ、本当に。だからドラマになるんだろうけど。でも、なんだかんだ言って非常に嬉しい。エンターテインメントの大きな可能性を感じる。すごいなあ、映画って。今だってものすごく寂れている街だけれど、確かに生きている人達がいて、その中の一人であるうちのおじいちゃんの自転車屋の前には今もハワイアンセンターの看板がかかっている。そしてその中のもう一人が、我が母。東京に来て、娘の包丁を研がされて、いわき市に帰った。
私の原風景の中にあるハワイアンセンターが画面の中にあった。嬉しかった。

借金問題で大変な思いをしている北海道夕張市も文化の力で生き返らせて欲しい。炭坑つながりで心から応援している。

※※※

追記/そう言えば「フラガール」には我らが大先輩・大河内浩さんが出演していた。今の日本で「とにかく悪役」と言えば大河内浩、「借金取り」と言えば寺島進。画面に二人がいれば間違いないと思った。皆も同じ気持ちだと思うが、私は寺島進の日本酒のCMがもちろん好きだ。川べりをパック酒を持って嬉しそうに歩いている姿、通りすがりのお姉ちゃんに「晩酌しない?」と可愛く肩をすくめるその姿たるやもはや芸術だ。そしてもちろん遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」で大河内浩さんの十八番である「酔っぱらいのおっさん」を稽古中から思う存分堪能できた私は幸せ者である。頭にネクタイ巻いてたもんなー。最高!

おおこうちさん
本当はすごくやさしい人なんです。大河内さん。

会ったことがないので何とも言えませんが、このCMはたまりません。

写真

  • 2006/11/26

ないとこわじょかなかよしださいほん

たいわんねこ

どうでもいいですけど、そういえば今年の春ごろ10年ぶりに海外に行きました。こっそり行きました。台湾です。世界一「臭い」臭豆腐の匂いが町中に溢れていて、倒れそうになりました。まあ、その時の写真です。いまさら!

今日はなにもしなかった。お湯を沸かしお茶を入れたぐらいである。動かなかった。暖かい毛布の上で猫と丸くなっていた。おかしいところが整いますようにと願いながら。一度どん底に落ちると浮上も早い、はず。

それにしても薬を飲んで眠り、ぼんやりした頭で目覚め、そのすぐ後に友達にメールをするのは辞めようと誓った。あまりに変なメールを送ってしまいそうで不安だ。というかもうだいぶ奇々怪々なメールをしているはずである。受け取った方、本当にごめんなさい。寝ぼけているのです。

オールツーステップスクールの手伝いをしてみようかなという方は→aplacetodie@hotmail.comまで、年齢不問、働いている方大歓迎。こちらで調整していきますので心配はありません。是非メール下さい。

牛と告知ともじゃもじゃ

  • 2006/11/24

MacのCMに出演しているラーメンズの小林賢太郎が小沢健二に見えるのは私だけだろうか。ついはっとしてしまう。

世田谷美術館に「ルソーの見る夢、ルソーの見た夢」を観に行く。世田谷美術館に行くのは久しぶりだ。このあたりは世田谷青果市場など大きな建物があって面白い。砧公園のすぐ横には煙突があって、その煙突が空の色と同化出来るようにデザインされているのがいい。子供の頃仙台のみそ工場の近くに棲んでいた。工場には大きな煙突が立っていた。街はいつもみその匂いで充満していた。工場の近くには仙台刑務所があった。刑務所にも煙突があった。みそ工場も刑務所も「近寄ってはいけない」と言われていた。次に引っ越した千葉県柏市の社宅の窓を開けると目の前に大きな煙突が見えた。そこはお風呂屋さんで、お風呂屋さんの娘と同級生だった私はともに吹奏楽部だったこともありとても仲良くなった。週に2日は銭湯に行き、ほぼ遠慮ゼロで牛乳をただで飲ませてもらっていた。私は煙突が好きだ。

ルソーの絵は前々から見たいと思っていた。実際見たら本当に面白かった。ルソーの絵を語る上では常套句の「遠近法がなってない」とか普通につっこみどころはたくさんあるが、それが絵の面白みをぐっと高めている。僕は描きたいから描いたんだよという気概が伝わってくる。

面白いということ、つっこみどころがあるということは最高の誉め言葉だと思う。上手くなくていい。

先日。佐藤沙恵ちゃんと二人で飲む。テルミン大学について。お互いについて。さえちゃんは昔からあまり喋らない。ぼんやりしているようで、いきなりずぱっとものを言う。でも本人曰く「あまり何も考えていない時が多い」とのこと。そういう人はゆったりと何かを考えているものです。

その前、女優の細江祐子ちゃんと下北沢モワカフェでお茶をする。やはり私たちは似た者同士だった。けっこう似ている。表向きは全然ちがうけどね。細江さん(以下、ゆうこりん)はきっと素敵な女優さんになっていくだろうな。私も頑張ろう。と思った矢先に仕事でかなり酷なお知らせが。また一つ、今の自分を過去が襲う。うーん。呪いたいけど、呪えないなあ。でも、私の周りにには素敵な役者がたくさんいて素晴らしいクリエイターがたくさんいて、素敵なマネージャーさんに守ってもらって、真剣に生きる人達がいて、それで私は幸福なのだ。心から感謝している。高校からの親友やたくさんの友達にも感謝している。

目眩が頻出。これ、病気かなあ。最近病院恐怖症なので、あまり検査とかしたくないけど...検査してみようかな。

※※
来年のオールツーステップスクールの公演の詳細が決まりつつあります。現在3月を予定しております。

資格ここで次回のオールツーステップスクールのボランティアスタッフを募集します。
仕事はチラシの折り込み、制作補助、コピー、雑用、盛りあげる人、当日の受付(こちらはボランティアになります)

それからスタッフワークに興味のある方(音響/照明/美術等)勉強されたい方(少額ですがギャランティをご用意いたします)

自由に話合いをしながら作っていける現場にしたいと思っております。楽しんで仕事がしたい方経験を積みたい方、是非ご参加下さい。

応募資格は特にありません。学生でも結構です。時間等考慮致します。

興味のあるかたはaplacetodie@hotmail.comまでメール下さい。心よりお待ちしています。

オールツーステップスクール主宰/笠木泉

なんかへんなふるとるそーそとをみるなふる

水着でGO

  • 2006/11/21

相馬くんにお願いしてトップページの画像を変えてもらう。イラストは持山優美さんにお願いしました。

デザインはすべて相馬くんにお任せしている。いつもありがとう。彼がどこからか探してきた私の写真なのだが、「これいつだっけ」というぐらい髪が短い。誰だ、これ。今はロン毛である。一時期の木村拓哉っぽい髪型だ。せっかくだから今現在の写真にしてもらおうかな。

なに?

手を噛むのもいつも通りの

  • 2006/11/20

かむ

昨日の夜雨の中東名高速をロケバスは突っ走る。東京に帰ってきた。電車のあるうちに帰って来れてよかった。

私は今回スタッフとして参加した。役者としても参加しているのだけど、90パーセントはスタッフとして、しかも「方言指導」という難しい仕事だった。あれよあれよという間に仕事は決まりいつの間にかロケ隊に参加していた。私はこういうことが多い。「どちらでもあり、どちらでもない」という場所にいることが多い気がする。

本当に勉強になったなあというのが感想だ。多くの人に会えた。プロの撮影隊に感動した。スタイリストさんの仕事は本当に肉体労働だ。ろくに化粧もしないくせにヘアメイクの仕事に興味を持つ。そしていきいきとした若い役者さん達といろいろな話が出来た。それは私にとって大きな財産となるだろう。何より幸福な出会いがあった。おばあちゃん役の女優さんは何と戦前から女優をされていらっしゃって、ずっと長いこと名脇役として活躍されてきた方だ。待ち時間にずっと一緒にいた。そんな方に方言指導をするだなんて大変恐縮なのだが、胸を借りるつもりで。

おばあちゃんから、昔の舞台の話や映画の話や東京の話や戦争の話をたくさん聞けて本当に嬉しかった。
例えば長戸勇の話などとても面白かった。

今回感じたことは、全て必要なことだったように思う。多くの方に、今何が大切なのか常に見極めていくプロフェッショナルな生き方を見せていただいた。お世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

で、帰宅。ナフルは一目散に私の足下に走り込んできた。ちょっと匂いをかいで「この人はいづみさんだろうか」と確認したものの、あとはいつも通り。ゴロゴロ言って近くにやって来たかと思えば、いきなり離れていくことの繰り返し。ちょっとだけしか忘れてなかったのだね。ありがとう。

東京も冷える。朝、体中が痛くて起き上がれない。気が抜けたとはこういうことだ。

今日は少し休もう。

11月の子供

  • 2006/11/13

ぼんやりしている。中上健次の「十九歳のジェイコブ」を読んでいるからかもしれない。ナンシー関の「何かいわんや」はもう読んだ。どちらも独特の美学を持ったかっこいいひとの文章だ。35歳のお笑い芸人村田渚が死んだ。この事だって私をぼんやりさせるひとつの要因だと思う。またいじめで自殺者が出た。飛び降りるな。高いところなんか登るな。高いところは怖いところだ。飛び降りたくなるから登っちゃだめだ。地上でご飯作ってやるから降りてこい。皆降りてこい。

まあたまにはこういうのもいいじゃない

  • 2006/11/11

こんなのもやってる

突然だけどこんな仕事もしているよ。右端が私ね。セレブ役。エセレブ。同じ事務所の建部和美さんが撮ってくれた写真です。

で、今日はチェルフィッチュ「エンジョイ」の稽古を見学させていただいた。とても面白かった。役者さんも皆素敵。今回初参加である我らが南波典子ちゃんはとても場の雰囲気にとけ込んでいてもうずっと前から演出家の岡田利規さんや役者の皆さんとライブを楽しんでいる人に思えた。すごく活き活きしてる。波長が合うのかな。岡田さんの演出はある程度想像はしていたものの、やっぱり驚いて、それはもちろんいい意味での衝撃で、全てにおいて「イメージ重視」というか「役者の想像力」が80パーセントを占めているのだなと感じた。それはとても正しいことだと思う。そして岡田さんの姿に何故だか確固たる自信のようなものを感じた。「岡田さん、ユリイカ読みましたよ」とは言えずに静かに稽古場を後にする。また見学させてもらおうと考えながら。差し入れにmaduのロールケーキスイートポテトを買っていった。おいしいおいしいと皆が食べてくれる。嬉しいからまた何かさしいれしよーかなー。

夜は所用を済ませて、それから某店のハンバーグを食べる。席で振り返ったら中島唱子がいた。渡鬼ファミリー(昨日たまたま見てしまったのだが、えなり真は東大だし和津ちゃんは高校休学してるし、いつの間にかちょっと太った少年隊ニッキも出ててるし逆にカッちゃんが激やせしていて心配だ。もうはっきり言っていろいろありすぎ。何が何だかわからなかった)というだけではなくふぞろいの林檎たちの一人な訳で、何かちょっと感動したよ。うわー、向かい側に柳沢慎吾が座っていたら最高なのに。そして中井貴一が・・・ってマニアにしかわからない話を失礼致しました。

自分の文章をよく読む

  • 2006/11/10

ユリイカ「総特集・宮沢章夫」をじっくり読む。私の文章はなるほど堅いかなあ。いろいろ下手なのは仕方ないにしても、緊張しているなあという印象を受けた。普段から宮沢さんに緊張して接しているからかもしれないなあ。やっぱり私にとって宮沢さんはいつまで経っても師匠なのである。君は、師匠のこと、書けるかい?って誰に語りかけているのかわかんないけどさ、もっとこうすればよかったとかあれも書けばよかったとかいろいろ反省する。書きたいことがありすぎて何を書いていいのかわかっていない感じもするかな。でも、いい部分もあったと思う、と、自分誉めも必要だ。それにしても早稲田大学教授の岡室美奈子さんの文章はとても面白かったが、何より笑ったのはやっぱり宮沢さんの戯曲の引用部分で、「14歳の国」のとあるワンシーン。shine(シャイン)とshi-ne(シネ)を読み間違える人達。「輝け」と「死ね」。意味があまりに違うので読み間違えたら大変なことになる。笑える。この部分を引用した岡室さんも素晴らしいと思う。

三坂知絵子ちゃん(しょこたん似)の「ストーカー日記」にはさすがに驚いた。三坂さんらしいなあ。本当のストーカーだよ、この人は。宮沢さんの日記を隅から隅までよく調べてある。ギザすごいス。すぼらな私には全くもって無理だ。いろんなことをすぐに忘れてしまう。昔「笠木に子供がいる」と嘘を書かれたことは覚えているが。

そんなこんなでまだまだ堪能できそうな一冊だ。鈴木慶一さんのインタビューで和んだり、宮沢さんの自筆年譜で歴史を知ったり、友部正人さんの文章にくらくらしたり。

体で文章が書けるようになりたいので、もっとどんどん書こうと思います。真面目に自分自身が楽しめることって、もしかしたらここにあるのかもしれないし、ないかもしれない。

朝から某仕事。働いています。がんがん働いています。ところで、某仕事の現場で思うことは、女優って興味深いなあということ。女優って心の奥底で自分のことがあまり好きではない人に向いている職業なのではないだろうか。

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