妄想
- 2006/11/09
■いろいろあって来週一週間家をあけることになった。そのせいかわからないけど、微妙に心が落ち着かない。あんまりいろいろありすぎる生活は難しい。だって人間は仕事だけで生きているわけではないから。家事だって人間関係だって睡眠だって食事だって私たちは存分に謳歌すべきなのだ。でも仕事がなくては生きていけない。そして前記のどれもおろそかにしては淋しい。やりたいことは口から出てくる。しかし本当のところはどうなんだ、と、自分に問いたい。
■ナフルがキーボードの上を歩く。ナフルが突然死んだらどうしようかと考えてしまう。どうしたらいいのだろう。これは笙野頼子の本を読んだから。
■「何も考えないっていうのはどう?」と先日知人に言われた。考え過ぎる私への忠告だと思うが、何も考えないというのは不可能なことで、考えの重さを軽くする、ということならば出来る気がする。
私信
- 2006/11/01
■Lちゃんに。
■照れくさいから言ったことないけど私はあなたのことが大好きなんだ。かわいいから。若いから。聡明だから。悩んでいるから。歌が上手いから。エクステンションのことを詳しく教えてくれたから。キスシーンしたから。雪の日一緒に舞台に立ったから。目がかっこいいから。大胆だから。繊細だから。気にしいだから。・・・本当はそれだけじゃない。そんなことじゃない。いっぱい理由があって、同じ時間を過ごしたこと、あの時間がきっと濃密だったんだねえ。だからやっぱりあの冬参宮橋にいた皆が私は大好きだ。
■こんな時に変な話だけど、あなたにプレゼントを持っていこうと思う。近々OL会をしようと思ってて是非また参加して欲しいよ。そう、ゆっくりその長い手足を伸ばしてのんびりできるお店にしよう。それで私はあなたに野菜の料理を食べさせると思う。「もっと野菜食べなくちゃダメだよ!」って言うだろうな、私。でもあなたはきっと食べないのです。それでもいいや。また皆で会えるなら。
■前に「かわいいー」と誉めてくれたナフルも、あなたのことを応援しています!
愛の味
- 2006/10/31
■久しぶりにジムに行く。行かない間に体が衰えていた。あっという間だなあ、衰え。また鍛えなおし。
■経済的にも脳の活性化にもいいとされる自炊をしているわけですが、楽しみつつも毎日何を作るか悩んでしまい気がつくと頭の中がそれ(献立作り)でいっぱいになってしまう時が間々ある。「何でこんなに悩むんだよ!」と自分にツッコミをいれたくなる。悩んだ末にすごくぼんやりとした名もなき料理を作ってしまうが、そういえば子供の頃から母の名もなき料理をたくさん食べてきた。たぶん冷蔵庫の中を整理するために作ったような料理なのでしょうが、もう何が何だかわからないものが入っていたり、やけに黒かったり(しょうゆ?)、何味かわからなかったりしたが、でも全部美味かったなあ。今と違って調味料の種類も少ないし、味の素かなあ。素材の味?いやいやそんないいもの使ってないはず。toshiko(母の名)マジック。私の場合、名前もなければ味もぼんやりしている。まだまだ腕もセンスも経験も足りんです。
■そう、母の料理はほとんど美味しかったのですが、憂鬱だったのはイナゴの佃煮。バッタね、バッタ。嫌でしょ?嫌だよね。父親が「配給だ!」と言ってお茶碗に盛られた白いご飯の上にイナゴを三匹並べて乗せるんです(ちなみにめざしも配給制)。有無を言わさず、食べろ、と。子供三人で反抗すると、「もうお前はご飯を食べる資格がない!」と怒られ、お箸を下げられてしまう。こんな時姉は「じゃ、いいよ」と言ってさっさとランドセルをしょってしまうが、私は父親怖さにめそめそしながら食べたくもないイナゴを食べる。生まれ持った性格の違いですかね。弟は・・・覚えてない。どんなだったっけ・・・。ああ、たぶん泣き続けイナゴを食べなかったんだ。性格が如実に・・・・。
■仙台に住んでいた頃、私が幼稚園の頃の話です。今の子供はイナゴなんて食べないのでしょうね。
■乾燥がひどく、朝起きると喉がひゅーひゅー鳴る。もうすぐ「鵺/NUE」の本番が始まる。楽しみだなあー。宮沢さんはじめ、上村くん、鈴木将一朗くん、田中夢ちゃん、出演者スタッフの皆さんが風邪引かないように三軒茶屋に向かって念を送ろう。よけい風邪引いたりして。稽古エンジョイ中の南波さんにも念を送ります。皆がんばってくださいね。
■私はオールツーの公演のことを考えねば。出演者にも公演の企画書を持って会いに行かねばなるまい。少しずつこつこつやるしかない。
私の高校は私服だった
- 2006/10/30
■とある仕事で、久しぶりに「人をモノのように扱う人」に遭遇した。えらい人らしいが、そんなことはどうでもいい。「ああ、こんな品のない人間にはなりたくない」と心から思えたので、この人に出会えたこともいい事だったように思えてくる。
■それはさておき、高校の同級生Oちゃんに会った。出席番号が連番で入学してしばらくは席が前と後ろだった。私にとって彼女は「ああ、こんなにシンプルに考えられる人がいるのか」と思わせるほどのプラス思考で、何事においても決断も早ければ、そこからの努力も惜しまない人だった。二人で会うのは何年ぶりだろう、でも会った瞬間から二人は大爆笑で喋りっぱなし。楽しい時間だった。お互い年齢を重ねたこともあり、高校生の時は音楽の話とか男子の話ばかりしていた二人の口から出る言葉は「出産ってさあ〜」「この先の人生をよほど計画的に生きないとさ〜」「人生ってさあ〜」とかかなりの重みあり系ばかり。そして相変わらず超プラス思考の彼女に感動した。私は高校生の時分から(いやもっと昔から)うじうじ悩む自分が嫌いだ。しかしOちゃんに相談するといとも簡単に結論を導き出してくれる。頭もいいし、かっこいい子だった。そして31歳の彼女は今でもかっこいい。私は彼女に憧れていたなあと素直に感じた。何事も一刀両断なので実に気持ちがいいのだ。それにしても、私が全く消息を知らないクラスメイトの現在情報を聞くと、何故だか笑ってしまう。結婚している人も多くなった。「え、あの男子が?」という驚きも手伝い大爆笑してしまう。いいんだけど。
■私たちは高校生の時から教室で大爆笑していた。くだらないギャグを言いながら椅子から転げ落ちてまで笑った。彼女の他に4人と仲がよく、いつも一緒にお昼を食べた。くだらない話ばかりしていた。今思えば、Oちゃんはその頃からずば抜けて「話すのがうまい」人だった。エピソードを相手に伝える場合構成の力と言い方と間が重要な鍵になる。彼女の話はいつも最高に面白かった。そして昨日もやっぱりえびそって笑わせてもらった。でももうそれだけじゃない。何故なら私たちはもう30歳と31歳だから。女だから。真面目な話もそこそこして、あっという間に別れた。
■皆私の友達は幸福になるように、念を送る。誰にって言われてもわかんないけど。
■吉野朔実「瞳子」を読む。好きな漫画家さん。とても面白かった。相変わらずの世界観でありながら(「少年は荒野を目指す」に近い気がした)、でもそれが熟成している。以前のマンガより若者の悩みがよりリアルに変化している気がした。80年代の話なんだけどね。それにしても皆真面目だなあ。真面目な人しか出て来ないよ、この人のマンガ。
■「アエラ」のコミック特集も買ってしまった。高野文子、5年ぶりの書き下ろしが収録されているとのことで。インタビューもあった。くー、かわいいなあ、高野文子さんって人は。他の特集もいろいろあって読みごたえある雑誌でした。
■おめでとう!
やさしいひと
- 2006/10/28
■姉においしいご飯をごちそうしてもらう。ほら、また写真とるの忘れた。
■通りがかりのペットショップに入った。子猫がそれぞれ小さなケースに入れられている。一匹10万円ぐらいかな。かわいーかわいー言っている人間を見て怯えている猫、小さな砂トイレの中にすっぽり入って寝ている猫、妙に慣れていて腹見せて寝てる子(古参者と見た)。どの猫も可愛かったけれど、何だか泣きそうになってしまいすぐに店を出る。皆、やさしい人に巡り会えるといいね。
流行しないで/ピューと吹く!ジャガードラマCD発売
- 2006/10/26
■おととい、ゲラチェックを終了し、とある原稿がやっと終わった。締め切りを守ったことと、超難問テーマに挑んだことは褒めてやりたいが、文章の下手さなど反省点が多々ある。もっと勉強して楽しい文章を書けるようになりたい。今回は非常に苦しみつつも幸福な仕事だった。
■編集者のYさんにはいろいろご迷惑をかけました。「何度かFAXを送ったのですが反応なしです」というメールをもらい、そんなはずはないのだが会社にいるため確認も取れず急遽コンビ二でFAXを受け取ったのだが、家に帰ってみると、何のことはない、ナフルがあらゆる方法を駆使しよじ登って玄関の上部にあるブレーカーを落としてしまっていたのだ。FAXを送ってくれようとしたのが午前中で、もうそのときには電源が落ちていて私の帰宅は夕方の6時。ごーん。おかげで冷凍庫の氷も溶けていた。「何さらすんじゃい!」と寺島進なら怒っていたところだが、ぐっと我慢した。Yさん、そんなわけです。申し訳ありませんでした。
■告知はまた後日。
■ナフルのブレーカー落とし、流行の兆し。困るなあ。
※※
■週刊少年ジャンプで大人気のマンガ「ピューと吹く!ジャガー」のドラマCD第二弾が12月に発売されます!何と第一弾は3年前。
■原作者のうすた京介さんの日記にもありますが、とても面白い作品になっていると思います。是非買ってください。私も買います。ちなみに私は白川高菜役です。
■まさか大好きなうすた京介さんのマンガのキャラクターを演じることになろうとは思っていなかった。「すごいよ!マサルさん」に涙を流して笑い、アニメも欠かさず見て、オープニングの「愛に~気づいてください~(ペニシリンさんの歌)」っていう歌詞の歌も覚えて、マニアックなキャラクターを愛し(「マ神」とかね)いろんな人に勧めて、新刊出るのわくわくしながら待ってた大学生時代の自分を思い出す。
■生きているといいことがある。好きな人に会える。一緒に仕事ができる。最高だ。それもすべては生きているからですね。もっともっと生きるぞ。がんばるぞ。
力
- 2006/10/24
■雨の日。夕方気温が低いので完全武装して神楽坂へ。松倉如子のライブを観る。表現の強度のようなものについて考える。幸福だけでも不幸だけでもいけない。生きていくうえで必要な感情はそのまま表現にもあてはまる。つまりは人生と一緒で客観的な姿勢がものすごく大切なのだ。とか考えながら家に帰った。
■ライブハウスの会場であるギャラリーでおいしいご飯を食べる。食べ終えた後友達がしまったというような顔をして「私、いつもご飯の写真を撮ろうと思うのだけど、つい食べちゃうんだよね」と言った。私もそうだ。ブログに載せようとか思ってもすぐに食べちゃう。その友人に至っては「一度たこ焼きを作ってそれを写真に撮るのを忘れたのでもう一度作ったがまたもやすぐに食べてしまった」とさえ言う。何ということだ!でも料理は熱いうちに食べたほうがいいぜ!
※※
■さかのぼって土曜日、声の収録後、新宿でSAKEROCKの星野源ちゃんにばったり。旧友。最近は音楽活動(大人気!)や舞台の稽古で忙しいみたい。昔、源ちゃんの家で一緒に宅録していた時期が懐かしいわーとか思った。源ちゃんには心からがんばってほしいなあと常々思っている私なのである。世間話の中で「最近疲れててさー」と言ったら、「これ聴いて元気出して下さい!」とSAKEROCKのCDをくれた!なんていいやつなの!皆SAKEROCKを応援するように。頼むよ。
■下北沢で作家のHさんに会う。私にとっては何故かいつも手厳しい評価を下してくるのだが本当は優しい兄貴のような存在の人で、久しぶりに元気な姿が見れてうれしかった。
■同席していた兄貴でもなんでもない某男友達に「女の全盛期は過ぎたんじゃねえ?」と言われ冗談とはいえひどくブルーになる。「馬鹿じゃないの?あんた女は30からよ!これからだよ!これから!!」と桃井かおりのような強気さで挑んでみたが虚しさは否めなかったであろう。マジでこれからである。20代なんて若いだけ。たいしたことねえよ。みんなも期待してほしい。ドモホルンリンクルだってSK2だってクレドポーだってまだまだ未使用なんだし何とかなるよ。そう内面を磨いて・・・美しい女になるわ。きっと、たぶん、ね・・・・そして期待を裏切ったらごめんなさいという他にない。
■さかのぼって日曜日。急用で大阪から幼なじみがやってきたので噂の激ウマ中華に行き、その後多摩川でひなたぼっこ。暖かくメシはうまく話はくだらなく、最高の時間だった。何の話をしたのかほとんど覚えていないが、とにかくいい休日になった。
■というわけで友達のおかげで幸福な日々を送っている。それから声の仕事に関して早速問い合わせが来た。みんな情報早いなあ。そのうち情報を公開しますのでお楽しみに!
■原稿のゲラ届く。改めて読んでみると、まったくもって下手な文章だなあ。情熱は買うけど。
高校生だった/謝罪文
- 2006/10/22
■週末にかけて映像の仕事声の仕事。すべて楽しかった。ある原稿も何とか仕上げてメールで送信。あー大丈夫かな。全ての仕事が全く違う分野の仕事だ。私はこうやっていろんな仕事をしていくのが向いているのかもしれないとふと思った。
■諸般の事情により家にはじゃがいもがいっぱい。毎日工夫して食べているのだがさすがに飽きて来た。何か面白いじゃがいも料理がないものか。
■撮影で行った巣鴨の駿河屋のおまんじゅう。高校が巣鴨にあった私はよくこのおまんじゅうを買って家に帰り母とがつがつ食べた。懐かしいので購入。12年ぶりだー。1個につき10円の値上げをしていた。久しぶりに巣鴨駅から高校までの通学路を歩いた。千石自慢ラーメンというめちゃめちゃ濃い味で人気だったラーメン屋がつぶれていた。派手な看板を掲げ巣鴨という街のだささをより一層アピールしていて嫌だったが、なくなってみてその場所が携帯屋さんになっていると、何だか妙に淋しいものだ。
※※
追記:agariさんの書き込みでわかったのですが、千石自慢ラーメンは改装しておしゃれになったのだそうです。つぶれていませんでした。見過ごしたー。自慢ラーメンの社員の方々、自慢ラーメンファンの皆様すみませんでした。
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