遠い未来ではなく
- 2006/07/17
■引っ越しが終わり、気が抜けた。生活に必要なものを書き出し買い物に行く。布を11m買った。11mとは思い切ったな自分、と思った。
■義理の兄にテレビを買ってもらった。今まで14型を観ていたので目が慣れない。21型のブラウン管です。昨日「笠木家のデジタルボーイ」である弟に「地上デジタル対応について」の講義を受けたのだが、さっぱりわからない。現代社会について行けない。
■心を落ち着けてオールツーステップスクールの舞台について少し考えたい。まず、スタッフを募集しようと思う。うーん。制作の吉岡くんとミーティングしなければ。
■ブリの照り焼きを作りながら、ふと「一日が終わること」がとても愛おしいことのように思えた。例えば、「明日から仕事かよ」とか思うと「今日が終わって欲しくない」「朝なんて来なければいい」としょっちゅう思う。しかし今日はゆっくり一日が終わるのだなとからだが感じた。からだの言葉に頷く脳がいる。
■今日は駅から自宅までの道のりの間、数を数えてみた。駅からウチまで、286歩(雨、大きな荷物持って、の場合)。
■今日の昼とあるテレビ番組を見ていたら、光浦靖子女史が出ていた。彼女はこう言った。「私は会話の中で他の人の名前を5人以上言った人は信用しない。例えば〜さんと仕事したとか〜くんと友達だとか。そういうひとはだいたい口ばかり。他人のふんどしで相撲を取るな!自分のふんどしを見せろ!」ーその通りだと思った。そしてやはり他人とは思えない容姿だった。
皆のおかげで引っ越しできた
- 2006/07/17
記念日
- 2006/07/09
■引っ越しの準備。本をまとめてもまとめてもまだある。埃だらけだしさ、重いしさ、もうイヤだよ、本。今まで散々お世話になったので感謝の念も込めて、少しだけブックオフに売ってみた。42冊で1250円。安いな。川原泉を売った罰が当たったよ。まあ、ダブってたから、売ったんだけど。持っているのに、買ってしまう、そんなに漫画が好きか!ああ、好きだ!
■そう言えば現在発売中の「ダ・ヴィンチ」に川原泉さんのインタビューと顔写真が載っていた。ご本人がお描きになる「カーハラ」にそっくり。最近は顔を見せる漫画家さんが増えたけど、昔はそんなにいなかったよね。トキワ荘チームと楳図かずお御大は別として。ずっと顔を見せなかった漫画家の顔を見るのって、何だかドキドキするんだよなあ。川原さんは、何というか、本当に「予想通り」のお顔で嬉しい。
■金曜日、空いた時間になんちゃんとお茶。そしてメガネを買い替えた。コンタクトレンズが、何故か目にしみるのだ。アレルギーだと思う。
■ナフルは元気になって来ました。
■そして今日はナフルが我が家に来てから一年です。我が家の大切な記念日です。
さようなら、ヌール
- 2006/07/07
■「マツクラとヌール」のライブを観に、吉祥寺へ。久しぶりの吉祥寺はやっぱりちょっと苦手。この街は何だか難しい。
■「マツクラとヌール」がスタートして10ヶ月。友人松倉如子と幼なじみの弟である吉岡光晶という二人の出会いを渋谷のやけに高級な喫茶店でセッティングし、その時はまだ二人ともぎこちなくて、大丈夫かなあと心配したものだったが、今日二人の終わりを見届けることができて感無量だ。幸福な二人の音楽。いつの間に二人はこんなにも自由な光を放てるようになったのか。よかった。友情と感謝に溢れた、素晴らしい歌声と情熱的なギター。素晴らしかった。
■ヌールとは、アラビア語で「光」。光晶くんの名前から決めたのだろうか、それにしてもいい名前だ。マツクラが「紹介します。ヌールさんです。今日は東京ではヌールさんと最後のライブになります。ヌールさんは9月30日にクラシックのコンサートをやるので皆さんよかったら見に行って下さい」と客席に声をかけた。マツクラさんは最後の曲の中でいきなり「ヌールのバカヤロー!!」と叫んだ。ヌールはギターを弾きながら苦笑い。二人とも超かっこ良かった。
■演劇ライターの中山亜弓さんに声をかけていただいた。「マツクラさんを見に来た」とのことで、とても嬉しい気持ちになった。中山さんは中野ブロードウェイの本屋さん「タコシェ」の店長としても知られている方だが、タコシェのアルバイトを体調不良で一日で辞めた最低な私、あれからもう10年になる。中山さんには一生頭が上がらないであろう。
■お疲れさまヌールくん。これからは「neophilia」代表として、そしてオールツーステップスクールの制作として、頑張って下さいね。私と共に働いてね。
■北朝鮮のことを、皆も考えているのだろう。憂鬱になりながらそれでも日々は続くので、私はとにかく忘れないようにしようと思う。すぐ近くに迫っているかもしれない不穏な死の予感を。歴史が繰り返されることだけは、本当にごめんなんだ。何の為に私たちは歴史の勉強をしているんだよ。二度と不幸を起こさない為じゃないのか。私に出来ること?そういうことを考えだすと何が何だかわからなくなるけど(バカだからなあ)、まずは、丁寧に日々を生きる。自分の隣を見る。耳を澄ます。「見ること」「聞くこと」で初めて見えるものがあるんじゃないかと思ったりした。まあ、北朝鮮の事はなかなか見ることが出来ないけどなあ、と思いながら私は皿を洗った。皿は毎日洗うものだ。毎日、毎日、毎日、毎日。それが生きることだと思う。
光
- 2006/07/03
■自転車に乗って多摩川を渡った。空は曇っていてどんよりしていたが、その隙間から光が溢れている。川面に光がうつる。素敵な光景だったので、しばらく眺めた。
■帰り道、もう夜になっていた。自転車を走らせている、その目の前に遠く見える山の陵線がくっきり映える。空も山も黒だけど、濃さが違う。そして私の住むこの町の灯りは小さく、少ない。ラブホテルのけばけばしい明かりがちょっと浮いている。電車が通るとその光が水面に揺れる。窓から様々な色の光が零れるあの高い大きなマンションから子供は突き落とされた。
■この2年間緩い勾配のあるこの橋を渡ることで日々の喜びを思い出せた。しかし私はまたここから消えるのだ。もうすぐ引っ越しする。
なんちゃん
- 2006/07/01
■写真はオールツーステップスクール「ラブストリームス・ノートブック」より。
■南波典子とは遊園地再生事業団で知り合った友達である。とてもおもしろい役者であると同時に私にはないイノセントさを持ち合わせる年上の女優である。彼女と話をしているとたまに真理をつかれてどきっとさせられる。のんびりしている人だが、実はものすごく貪欲で、自分の生理に忠実で、そして真っすぐに思いやりを信じているのだ。私は彼女と話すと自分が汚れているのではないかと考えたりもする。実際汚れておるのじゃ。まあ、それはそれで、いい。いいんだと思う。で、私はこれから長い人生の中で彼女に出会えたことがとても大切なターニングポイントとなった気がしてならない。そんな中、なんちゃんから少しだけいい知らせがきた。嬉しかった。あ、急に思ったことだが「これからなんちゃんって呼んでみよう」と。南原清隆さんとダブるため、本人は嫌がるであろう。容易に想像できる話だ。
■私はシャーマンでもイタコでもないが結構無意味な勘はいいほうなのだ。結構な確率でゲゲゲの鬼太郎並みに髪の毛がピンと立つ。妖気じゃ!江原並みだぜ!今回もそれで、なんちゃんの喜びは前々から信じていた。毛が立ったもの。見せてあげたかったぜ。
トルコ行進曲で紅白狙います
- 2006/07/01
■何故かわからないが、急に皆の昔の日記が読みたくなって、ネットサーフィン(って言葉がもはや古い)。
■それぞれの人生に思いを馳せる。友人の日記にはたまに私の名前が刻まれていて、それだけで不思議と感謝の念がこみ上げて来た。
■引っ越しの準備。小学校の時に音楽の授業で使っていた「みんなのうた」という冊子が出て来た。「ウンパッパ」、「手のひらを太陽に」、「トロイカ」、「すいかの名産地」、「勇気一つをともにして」・・どれも超名作じゃないか!私は密かな野望として、いつか童謡を歌ってみたい。合唱したいのだ。そう、由紀さおり姉妹のように。実姉を誘ってみようかな。意外と乗って来る可能性あり。
■「みんなのうた」裏表紙には直筆の名前、あれー、字が汚い。しかもいろいろ書き足したみたいになってる。汚いなあ。しかもS-Dと書いてあるが、私は小学校でも中学校でも「2−D」クラスに所属したことがない。何だろ、これ。・・・でも何だかかわいいじゃねえか、自分。
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