移動
- 2007/03/23
■バスで病院→電車で美容院→BankART→登戸→家。薬さえあればこっちのもんだい。
■今日はとにかく一日眠くて病院の待合室で寝て美容院で寝て東横線で寝て乗り過ごし、そして馬車道駅で矢内原美邦さんにばったり会う。「いらないよ」と言われつつ無理矢理お菓子をあげた。「かさぎさん、がんばってました!」と言ってくれたので、「またがんばります!」と答えた。
■その後BankARTで所用を済ませ、登戸で松田アキちゃんとお茶。もちろん用事があって会ったんだけどそれが済んだら9割くだらない話をしていたのだが、その中でアキちゃんに「来年アデューやりましょう」といわれビックリする。「とにかく三回はやりましょう」と。「私の一人芝居じゃダメ?」と聞いたら、「淋しい」という返答。その通りである。まず客が来ないだろう。それにしてもそんなことを言ってくれる人がいて私は本当に嬉しかったのでした。
■受け取るものがあって吉岡家に行く。私の心の友である吉岡くんのお母さんが出してくれたのは「うまい生」。さすが大人は気配りが違うね。出していただいたコーヒーと「うまい生」を交互に飲んで帰宅する。
■今日驚いたのはスタッフの松田アキちゃんも、その後に会った制作の吉岡くんも私がパーマをかけたことに気がついていなかったことだ!そんなばかなことがあろうか。
アデューアデューと言われるとこそばゆい
- 2007/03/03
■ついアデュー稽古日記に力を入れてしまいなかなか自分の日記が書けない。そんなに毎日書かなくてもいいじゃないかとは思うのだけど、やっぱり書きたくなるのだなあ。手が書きたくなる。
■さて、最近の私はめっきり眠い。いつも眠いのだ。睡眠時間が足りないのかといわれたらそうでもないと思うのだが・・・。頭がパンクし始めたか?もう稽古のことしか考えられなくなって来ているしなあ。沸点過ぎると眠くなるだけ。
■公演とはちょっと違う話。現在私は重度障害者介助資格を取得中だ。この資格をとったら、重度障害者の方の介助の仕事をしてみる。このことが自分にどのように影響するのか、楽しみである。
■しごとの話。先日、次回出演させていただく某劇団のチラシ撮影に行く。自分の生きて来た中で最高に可愛くしていただき、可愛い写真を撮っていただいた。自分比較級。ネイルも綺麗にしていただいて、幸福を味わったよ。それにしても、ああ、モデルさんっていうのは本当にすごい職業だ。シャッターの音と同時に自分を創り上げるのだから。一瞬でもいい、カッコつけることができたらいいのに。この発言がもはやカッコわる過ぎる。
■宮先さんに描いていただいた絵。何て可愛いのだろう!
南波典子降板のお知らせ/期待してくれた皆さんにお詫びです
- 2007/02/15
実は皆さんに残念なお知らせをしなければなりません。
今回の舞台で出演者として名前を連ねておりました南波典子が都合により降板することになりました。
オールツーステップスクールの頃から私と出演者である南波典子はいつもいろいろな話し合いをしながら舞台を作って来ました。今回都合によって南波さんと一緒の舞台に立てなくなってしまいとても残念です。
今までいろんな舞台を経験してきた私たちがこのようなハプニングに見舞われお互い非常にてんぱりましたが、でも、大丈夫!超残念だけど、都合があったら仕方ないのさ!「しゃんめー!」(福島県いわき市泉地区の方言で「仕方ない」という意味、っていうかうちのじいちゃんの口癖)ってことでお互い納得の結果です。
私は基本的に超ネガティブ人間ですが、今回ばかりはこのハプニングをのりこえて行こうと思っています。淋しいけどね!
そんなことがあったもので、南波さんと共になかなかスリリングな日々だったのですが、実は新しく参加して下さる役者さんやスタッフさんが増えまして、また違った新しい「アデュー」が始まっております。新しい役者が誰かって?・・・明日発表しますね。スタッフは誰かって?・・・それは・・・私のお・と・う・と!もしかして皆興味ない?ないよね。でも面白いから今度スタッフ紹介のなかで弟とのツーショットを公表します。笑えるよ。似てるから。
そんな訳で(ってどんな訳だ)、南波典子のファンである皆様に大変申し訳なく思います。この件につきましてチケットの払い戻しやお問い合わせ等ございましたら、 alltwostepschool@yahoo.co.jpまでご連絡下さい。入金していただいたお客様には速やかにご返金させていただきます。
以上を持ちまして南波典子降板のお知らせとさせていただきます。
これからも南波典子を応援よろしくお願いします。そして笠木泉のことも、高山玲子ちゃんも本多麻紀ちゃんも新しい共演者も応援してね。あと、私の弟(27・独身)も応援してね!
私、初作初演出初ハプニング。見に来て下さるお客様に楽しんでもらえるように、演劇に可能性があるかぎり、精一杯本番まで頑張ります。
2007年2月15日 アデュー主宰/笠木泉
※このお知らせを含めて「アデュー稽古日記ーadieuが始まるー」がスタートしました。これから稽古の日々をどんどんレポートしていきますので是非お楽しみに!
なんだかわからないけれど
- 2007/01/24
■現状では1番いい結果が出たと思う。とりあえず、なんだけど、ほっとした。とにかくまた次回から稽古を頑張ろうと思う。マイペースでいい舞台を作ろう。
■今日は和食にした。ぶりの塩焼き等。最近おいしい魚をたくさん食べたい気分なんです。
■玉子のだし巻きがイマイチ美味く作れない。少しぱさぱさしてしまうのは何故なんだろう。油もたくさん引いたのだけど、まだまだ母の味にはたどり着けない。母は本当に料理がうまいのだ。将来何らかの店を出して欲しい。
■「富士山」が世界遺産候補になったそうだが、今年の夏こそ南波典子と久保優子と三人で富士山に登ろう。そして頂上で久保優子と漫才するのだ。もう何年も前からの女の約束である。ああ、いつか異才・久保優子とも一緒に芝居がしたい。でも彼女は群馬にいるからなあ。
■幸福な仕事がしたいんだ。でもそれも自分次第。もっともっと台本を書き直そう。
■「志村大爆笑」って・・・。台湾で買って来たDVDです。200円ぐらいでした。よくわからないで買って来たが、犯罪なのだろうか。
ひこうき雲
- 2007/01/08
■本を読む。
■松本清張「わるいやつら」下巻を読了。松本清張の推理小説は初めから犯人がわかっている場合が多いので、一体誰が本当に悪いのかを考えながら読むことになる。殺人を企てた人間の弱さもさることながら、その弱さを利用するずるがしこい人間を冷血に描写しているのが面白い。で、「わるいやつら」上巻は何だか乗り切れなかったんだけど、下巻はやっぱりどんどん引き込まれていって、1番悪い人が最後のページまで明かされなかったのが凄かった。それにしても本当に「わるいやつら」ばっかりで、困っちゃうな。皆自分のことしか考えてないから、面白いです。
■向田邦子「きんぎょの夢」を読む。シナリオかと思ったら、シナリオを元に書かれた小説だって。不倫をしている小料理屋の女将の物語。小説にすることで何か新しいものが生まれたのだろうか。小説にする必要があったのかなって考える。
■手塚治虫「ワンサくん」を読む。絵がまだ初期の雰囲気。お金を掘り当てるという才能がある犬のワンサくんが、とてもかわいい。しかしまだ何も物語が語られていないその導入部分で、いきなり「完」!つまり途中でほおり出された未完の作品だった。そんなこととはつゆ知らず読み始めた私はあまりの唐突な結末に、よだれをたらす。一体何を書こうとしていたのかも、わからない。手塚先生、罪作りな巨匠・・・。しかもこの作品はアニメ化されているらしい。えー。何でこんなマンガがアニメに?って素朴な疑問が生まれる。こんな中途半端な終わり方ではさすがに消化不良なので、アニメ版では一体どんな話になっているのか気になるところだ。
■あとは「なんじゃもんじゃはかせ」を少しずつ読み進める。時間が止まってしまうのではないかと思う程のゆるやかさだ。
■ニュースを見ると「爆弾低気圧」という聞き慣れない言葉が。言いたいことはわかるんだけど、何だか改名して欲しい気持ちだ。それからこのニュースについて考えているのだけど、兄妹という関係が特別なものだということを改めて考えさせる。特別だということは、他人であり自分でもある曖昧な存在だと錯覚を起こす存在だということなんだけど、ここは一つすっぱり「他人」だと思えたなら楽だっただろうなと考える。それにしても、私には計り知れない部分があって、何故兄は遺体をどうにかしないまま予備校の合宿にいってしまったのだろう。彼においての本当に勝手な推測なんだけど、日々いろいろな嘘をつき過ぎて本当に苦しかっただろうなと思う。
■荒井由美「ひこうき雲」のアルバムを買いました。台本を書く時に聞いてみました。いろいろ迷走しながら書いています。本当に書けるのか不安でならない。気弱になってるのかもしれん。最近の夢は常に演劇関係でちょっとばかり悪夢の雰囲気である。舞台で転ぶ、舞台で埋まる、舞台で眠る、稽古で泳ぐ、舞台で農業、台本をなくす、共演者に追われる、共演者に髪の毛を引っこ抜かれる、共演者に告白される、共演者と山に登る、芝居を観に行き寝る。本当にこんな夢ばっかり見るんですけど、うなされているのだろうか。悪夢って程でもないけど、目覚めはよくない。しかも初夢はカンニング竹山と一緒に舞台にあがる夢だった。下北サンデーズだ!
オメデトウゴザイマス
- 2007/01/05
■3日、友人が結婚するのでお祝いを兼ねて新年会へ。この友人とは高校時代からのおつきあいで、となると出会ってもう16年か!随分長い時間を共有した友達の笑顔は、見ているだけで嬉しい。おめでとう!
■友人のパーティなのに、何故か私もたくさんの人からプレゼントをもらう。何故?
■何故ではない。とぼけても仕方ないのだが、4日は私の31歳の誕生日だ。1月4日という覚えやすさが災いし、つい皆プレゼントを持ってきてしまう。皆はかわいそうだが、私は至って幸福であります。ありがとうございます。
■4日。4日は世間でいう「仕事始め」で、私も例年は「仕事を始める」日だった。毎年4日は稽古開始日。誕生日はいつも稽古場で迎えていたのだが、今年は何の予定もなかった。自分の誕生日に家にいることの違和感を感じる。別にわーいわーいと祝うものでもないが、正月の延長線上にある私の記念日はやはり「ハレ」の気分で突っ走りたい気がするのだ。「あけましておめでとーたんじょうびもおめでとーことしもよろしくー」という軽いノリでうやむやに年を重ねて行きたい。そんなわけで31歳になりもした。今年も地道に生きていこう!と思っておりもす。
■松本清張「わるいやつら」を読む。まだ上巻しか読んでいないけど、ちょっと冗漫な気がするなあ。超長編で面白かったのはやっぱり「けものみち」なんだけど、あの真っ逆さまに堕ちていくスピード感が欲しい。下巻に期待。
■長新太「なんじゃもんじゃ博士」を読む。あまりに面白過ぎて読み終わってしまうのがもったいない。一日5ページぐらいいしか読み進めないことに決めた。なんじゃもんじゃはかせとゾウアザラシのあてのない旅を描いた童話マンガなんだけど、あまりのでたらめっぷりに腰を抜かす思いです。計算された大人のでたらめさではなく、本物の輝きがある気がします。
■そんなわけで私は3月17日18日のオールツーステップスクールの公演に向けて台本を書いております。ギャフン。
凍傷
- 2006/12/31
■28、29日は仕事。特に29日はふきっさらしの都内某所で凍傷にかかるかと思う程の寒さの中撮影だった。2日間に及ぶ撮影はとても過酷でありつつ、楽しいものであった。共演者からも監督からもスタッフからも勉強できる事だらけで、びっくりする。どこにいっても本当に勉強することばっかりだよ。
■撮影で生まれて初めてピンヒールを履く。歩けなかった。普段はスニーカー生活の私だ。足は私自身に甘やかされていること間違いなし。残念な結果(こけたり脱げたり内股になったり)に終わったのである。仕事で履くことがあるかもしれないのだから、もっと訓練しなくちゃな。女グッズが少なくて少なくて・・何だか可愛そうね、私。
■30日、映画が観たくなり下高井戸の映画館へ。フランス映画社の映画祭最終日。テオ・アンゲロプロス「旅芸人の記録」を観る。始まってから5分ぐらいで睡魔に襲われ前半ところどころ記憶なし、なので話がよくわからなくなってしまった。がっかりして休憩を迎え自分の睡魔の強さに腹立つもロビーに置いてあった上映当時のチラシ裏コメントのコピーが私を救ってくれた。それを読んで後半の上映に挑む。随分すっきり観ることが出来た。それにしても3時間50分という超長編で、そしてものすごい労力を惜しまずに作られた傑作で、年の瀬にこういう映画を観るのは、来年の自分を頑張らせるためにもとてもいいことだと思った。
風邪は治ったようだ/第六回
- 2006/12/16
■風邪は治ったっぽいが、今はとにかくノロウィルスが怖い。皆さんも、是非、うがいと手洗い、しましょう!
■散歩して、買い物した。バス停でバスを待っている間にいちょうの葉がひらひらと落ちてきた。雨のようでとても綺麗だった。
■防衛庁が防衛省になることが決まった。ということは、防衛庁長官が、防衛大臣になるということだ。今まで日本に防衛大臣は存在しなかった。少しずつ少しずつ皆が気づかないように決めるやり方が気にくわない。いいのかそんなんで。
■「エプロンメモ」はSさんに「エプロンメモ2」はHさんにそれぞれ頂いた本で、なんと、何度読んでも飽きない。何故ならメモの内容をすぐに忘れてしまうからだ。何度読んでも新鮮です。眠れない夜に布団の中で読みます。いい気分で眠れるのです(その真逆が楳図かずおのマンガ)。しかしながらこんなにもこの本を愛しているのにメモの内容ほとんどが私の生活に全く生かされてないというではないか。いうではないかって、私が言ったんだけど。うーむ、奥が深い本である。
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