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わたしの新宿


「ある光」



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こうじ屋のおばあちゃん、さようなら

  • 2月 24, 2007

子供の頃からずっと大切にしてくれた親戚のおばあちゃんが亡くなった。忙しくて葬儀に行けない。もちろん用事をキャンセルして行ってもいいが、母が「大変だろうから来なくていいよ」と気を使って言ってくれた。

そのおばあちゃんはいつも母方の実家である自転車屋の家にいた印象だ。どういうことかというと、ものすごく近所に棲んでいて毎日のように自転車屋の我が実家にお茶を飲みに来ていたのである。私がおじいちゃんの家に遊びにいくと必ず会う。宿泊して朝起きるともう居間でお茶を飲んでいる。ものごしのやわらかな、優しい人だった。小さい頃から私たち姉弟のことを自分の孫のようにとても大切にしてくれた。

もう長寿だ。私の祖母が亡くなってからもほぼ毎日のように自転車屋には来ていたらしいが、今年の夏にあったときはもうすっかり耳が遠くなっていた。言葉が間違っているかもしれないが、とても小さくなってかわいくなったなあと思った。

彼女が亡くなったと知らせを受け、姉に電話した。お香典の話等々。その中で話題になったのは「いったいどんな親戚だったのか?」ということだ。よくよく考えてみると関係がイマイチわからないのだ。名字は一緒だし、親戚なのはわかるが、一体どのような血のつながりになっているのか私も姉もよく理解していないことにびっくりした。「おじいちゃんのおねえちゃん?」「いや、それはない」
「本家?」「え、うちは分家なの?」と全くもってわかっていないバカふたり。そんなことはどうでもよくて、ただ昔から近くにいた人なのだ。ただただ、寂しい。私が31歳にもなれば年寄りが死ぬのは当然のことであったとしても、やはりただただ今は寂しい。

親戚マップは母に聞けばすぐにわかることだが、田舎のお葬式は都会の方が思っている以上に派手で大変な行事だ。母は今頃ものすごい勢いで福島県いわき市泉地区を仕切っていることだろう。私の仕切り魔は母譲り。仕切りだすと睡眠もとらないところまで似ている。そんな彼女にエールを送りたい。全身全霊で頑張って欲しいのでその質問はまた後にする。

田舎の親戚事情は思ったよりも奥深く、面白い。

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名のない日

  • 2月 23, 2007

是非見に来て下さい。

某スタジオで某撮影。N水さんに久しぶりに会う。N水さんはほぼコスプレの私に気づかず、しかしこちらはN水さんにどんどん近づいていくためちょっと引いた形での再会となった。気づくなり「かさぎだ!」と叫んでいた。嬉しかった。

夜、秘密の特訓。稽古なのかなんなのかもはやわからないがとにかく面白かった。癖になりそうだ。

家で「とにかくからだにいいものを食べればいいんだ」という強迫観念のもと、「なんちゃってサンラータン」をつくる。お酢がどくどく入っていて酸っぱい。トマトも入っていてもちろんしょうがは山盛りだ。「食物繊維だってこの通りだ」といわんばかりにレタス(残り物)もたくさん入っている。もう何が何だかわからない味になっていたが、お酢は体に染み込むなあ、こういうとき。本来はあんまり好きじゃないのだけど。

倒れるように眠ったが猫に起こされる。頭が芝居から離れないので変な夢ばかり観る。

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からだを暖めろ!

  • 2月 22, 2007

「アデュー」の稽古日記はこちら→★「ADIEUが始まる」

今度出演していただく本多麻紀ちゃんの出演するク・ナウカ「奥州安達原」を観る。壮大だった。話を理解するとかそういうことを放棄したらぐんと面白くなった。とにかく、すげえんだな。とにかくいろいろでかいんだよ。ク・ナウカはこの公演をもって休止へ。いろんな意味でこんなでかい舞台を見せてくれる劇団は私にとってはない。また観たいです。

新宿を歩いていたら急に胃とお腹が痛くなって、それからすぐに喘息のように息苦しくなり、汗がじわじわ出て来て座り込んでしまった。実はその30分前に足裏マッサージをしたもらったのだった。たったの15分である。疲れている体に沁みたのか、体中の毒が一気に出た、という瞬間だった。しばらくしてそれらの症状は落ち着いたのだけど、なんというか、とにかく疲れているのだなということがわかったので、たくさん寝る。こういうとき人は「体の正直さ」に驚き感心したりするのだろうけど、私は「いっぺんに具合が悪くなるのは迷惑だ」と自分の体にむかっと来た。ひとつなら対処出来るが、複合で来られるともうかなわん。とにかく寝たい。たくさん寝たい。

風邪も怖い時期なので、しょうが中心の食事。中心、っていうか、何にでもしょうがを入れる。ま、あるある情報なんですけどね。

足裏マッサージの人に、「こんなに冷たい足もめずらしいです」と言われた。そうなんだ。

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松村邦洋のモノマネは似ている

  • 2月 19, 2007

私は今年カズの試合に出来るだけ足を運ぶつもりだ。

友人の井苅くんと電話したのだが、気がついたら貴乃花光司さんの話になっていた。ごくごく自然な流れだった。

腱鞘炎になってから、右手が使えないことがこんなに大変かと思う日々だ。左手が全く使えない私は、両ききの人間に今もっとも憧れている。それはもしかして「バランスのとれた人間」ってことなのか?バランス、100パーセント右側。

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生活/さすらい

  • 2月 18, 2007

今日はいろいろな人に会った。打ち合わせや企画会議やいろいろだ。

雨が降ると寒くてかなわないので、家でもコートを着用している。今風邪を引いたら一巻の終わりである。

いろいろな人の中の一人にロリータ男爵という劇団の加瀬澤拓未くんがいる。偶然会った。加瀬沢くんは昨年舞台上で大きな怪我をして入院した。心配していたので、その後の経過を聞くと「元気になりました」と笑顔。よかった。加瀬沢くんの笑顔はいつ見てもいいなあと思った。

私は正直言って家事が苦手だ。片付けることが苦手なのである。でもとにかく片付けると頭がすっきりする。私は料理が嫌いではないが手際がよくない。いつも「普通」としかいいようのない料理しか作れない。それでも作らない日々を過ごすとやっぱりリズムが狂うことに気がついた。それは体のリズムというよりも、時間のリズムや、甘えや、淋しさやいろいろな感情が狂うということだ。どんなに忙しくても、家の中のことを私なりに大事にしようと思った。それがたぶん、すごく自分にとって大切なことなんだと思う。ま、全体的には不得手なんですけどね。

芝居のために音楽をいろいろ聞いているのだが、芝居のためというよりそれこそリズムを持つためだとやっとわかって来た。昨日偶然見た奥田民生のドキュメンタリーの話だけど、奥田民生がデビュー当時のPUFFYに言ったという言葉が忘れられない。

大貫亜美が語っていた。

「ファーストアルバムを作る時に民生さんが『おれはお前達に音楽のある(つくる)生活や生き方の素晴らしさを教えてやりたい』と言って下さったことが10年間続けて来た上での糧になっている」

私はユニコーン時代から奥田民生のファンだけど、奥田民生の生き方や思想や音楽への取り組み方を偶然にも昨日見ることが出来て、とてもよかったと思う。すごいとかかっこいいとかおもしろいとかそういう言葉では語れない、人間の生き方や音楽への愛があって、私は足下にも及ばないが、彼のように芝居をする喜びを感じて生きて行きたいし、その為に努力したいと思う。真面目ですみません。

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新しい出演者のお知らせ

  • 2月 17, 2007

昨日は久しぶりに稽古の日。小田急線の東北沢にある某稽古場に集合しました。

さて、本日は稽古場に吹き荒れた新しい風をご紹介します。

まずは、ベターポーヅの渡辺道子さん!

わーわー!(誰かの歓声)

もう随分前に一度舞台で共演させていただき、お世話になりました。その時に「怖い顔系の私たち、いつか二人でホラー映画に出ようね!」とわけのわからない約束を交わしまして今回の共演が決定したのです。嘘です。ホラーじゃないもん。昨年高山玲子監督作品の映画でも共演したのですが、本当にかわいい女優さんです。

そして、細江祐子さん!

細江祐子さんは山下敦弘監督の映画「ばかのハコ船」や「くりいむれもん」に出演されている女優さんです。昨年、田中智章監督の映画「夜の話」で共演した時からのお付き合いです。妙に気が合います。たぶんくだらな好きみたいなところね。以前私の携帯に突然「電車でカツラが落ちてしまっても寝ているおっさん」の写真を送って来た。かつら、とれてる・・・全ズラ・・・本気で禿げてた・・・そんな愛しさと切なさと心強い写真を送ってくるようなそんな素敵な女です。最近大阪から上京して来たばかり。「いきなりなんだけどさ・・・芝居出ない?」って聞いてみたら「いいよ」って即答。即答過ぎて焦った。おいおい、大丈夫かよ。クーリングオフ派?東京は「悪の巣窟だってことをゆっくり教えて行こうと思う次第です。ちなみに私は「ゆうこりん」と呼んでおります。

二人が新加入し、「アデュー」の稽古は変化を始めました。
どんどん面白くなる(予定)!

次回の稽古から皆の紹介や稽古風景をレポートします。

それにしても、稽古場に自分の弟がいるという状態に慣れない。いろいろ手伝ってくれるので大変感謝しているのだけど、気がつくと照明スタッフの多賀くんに「イヅミちゃん家族で一人だけ血液型が違うんですよー」とか「イヅミちゃんには子供の時にずいぶんいじめられたんですよー」とか、事実とはいえどうでもいい且つ多賀くんには興味ないであろう話をしている、弟よ。気がついてくれ。姉は今まさに真剣な打ち合わせをしているのだよ。まあ、いいんですけど、あとでぶっとばすから。嘘でーす。

高山玲子、テルミン大学学長佐藤沙恵、笠木泉、本多麻紀、渡辺道子、細江祐子。

この何というか「面白いメンツ」で、舞台が始まります。スタッフも増え、私もかなりわくわくしています。楽しく厳しく、頑張って行こう。

そういえばテルミン大学学長は大学での講義が忙しいようです。それにしても、学長って・・・。いいなあ。私も学長になりたいよ。

「アデュー大学学長/笠木泉」

一体何を教える気なのだろう、私は。

てなわけで、また。

※※ってな文章を「アデュー稽古ブログ」に掲載しました。

皆さんご心配をおかけしました。
このメンバーでまた頑張りますです。

※※

そんな私は今日BankARTに舞台の打ち合わせに行きました。行く度に「何て素敵な場所なんだろう・・・」と胸がときめきます。来てくれるお客様がときめいてくれる芝居になるといいなあとか考えつつ、演出のために開場を激写激写激写して帰ってまいりました。すぐそこは海。船が浮かび、赤レンガ倉庫が見え、そして、マッスルミュージアム・・・・。

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南波典子降板のお知らせ/期待してくれた皆さんにお詫びです

  • 2月 15, 2007

実は皆さんに残念なお知らせをしなければなりません。

今回の舞台で出演者として名前を連ねておりました南波典子が都合により降板することになりました。

オールツーステップスクールの頃から私と出演者である南波典子はいつもいろいろな話し合いをしながら舞台を作って来ました。今回都合によって南波さんと一緒の舞台に立てなくなってしまいとても残念です。

今までいろんな舞台を経験してきた私たちがこのようなハプニングに見舞われお互い非常にてんぱりましたが、でも、大丈夫!超残念だけど、都合があったら仕方ないのさ!「しゃんめー!」(福島県いわき市泉地区の方言で「仕方ない」という意味、っていうかうちのじいちゃんの口癖)ってことでお互い納得の結果です。
私は基本的に超ネガティブ人間ですが、今回ばかりはこのハプニングをのりこえて行こうと思っています。淋しいけどね!

そんなことがあったもので、南波さんと共になかなかスリリングな日々だったのですが、実は新しく参加して下さる役者さんやスタッフさんが増えまして、また違った新しい「アデュー」が始まっております。新しい役者が誰かって?・・・明日発表しますね。スタッフは誰かって?・・・それは・・・私のお・と・う・と!もしかして皆興味ない?ないよね。でも面白いから今度スタッフ紹介のなかで弟とのツーショットを公表します。笑えるよ。似てるから。

そんな訳で(ってどんな訳だ)、南波典子のファンである皆様に大変申し訳なく思います。この件につきましてチケットの払い戻しやお問い合わせ等ございましたら、 alltwostepschool@yahoo.co.jpまでご連絡下さい。入金していただいたお客様には速やかにご返金させていただきます。

以上を持ちまして南波典子降板のお知らせとさせていただきます。
これからも南波典子を応援よろしくお願いします。そして笠木泉のことも、高山玲子ちゃんも本多麻紀ちゃんも新しい共演者も応援してね。あと、私の弟(27・独身)も応援してね!

私、初作初演出初ハプニング。見に来て下さるお客様に楽しんでもらえるように、演劇に可能性があるかぎり、精一杯本番まで頑張ります。

2007年2月15日 アデュー主宰/笠木泉

※このお知らせを含めて「アデュー稽古日記ーadieuが始まるー」がスタートしました。これから稽古の日々をどんどんレポートしていきますので是非お楽しみに!

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Lets豪徳寺!

  • 2月 15, 2007

私はあまり芸能人のブログは読みませんがこの方のブログは好きでいつも楽しみに読んでいます。たぶんこの方に憧れているんですねわたしは。

今日は仕事で豪徳寺に行きまして、久しぶりだったので懐かしくて写真をたくさんとりました。大学生の頃千歳船橋に棲んでいた私。豪徳寺は稽古場が近くにあったり友人が住んでいたり、思い出深い街です。その前は向ヶ丘遊園に棲んでいたし。つくづく小田急線が好きなんだなあー、私は。

知る人ぞ知る店、うわぼ。

ここで昔宮沢章夫さんにおごっていただいた記憶があります。美味しかったです。

たぶん表札屋なんですけど・・・いくら何でもねえ。

いや、かっこいいなあと思いまして激写。

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うまい生を買おう

  • 2月 14, 2007

CMのメイキングが面白い。自分でいうのもなんだが、拡声器が似合っている。

このニュースを読んで嬉しい気持ちになった。楽しみだなあ!

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スポーツ

  • 2月 14, 2007

携帯直りました。直ったというより交換しました。ドラマティックに水没してしまったので。

家にスポーツドリンクが100本ぐらいあったらいいのになあと妄想した。毎日買うのが面倒だ。

とにかく今回のノリの件に関して、私は落合博満という人間を見直した。前からいろいろな意味で好きだったが、落合の懐の深さはまさに監督の器だ。今年は楽しみだ。今年はひそかにソフトバンクを応援しようかとも思っている。

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