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みやざきさん
- 12月 16, 2009
■年末、案の定ばたばたしている。twitterにつぶやいたりはしているけど、つぶやくのを忘ればたばたしていることも多い。それが師走。そんな日々の中、今家でラジオ「小沢昭一的こころ」を聞いています。
■遊園地再生事業団は来年の本公演、そして2月に行なわれるラボ公演に向けて急ピッチで準備を進めております。そういえば先日参宮橋のカフェでミーティングをしました。その折にせっかくだから宮沢さんの誕生日を祝おうと事前にお店の方に電話してケーキを用意していただいたのですが、出て来たケーキにはこれでもかと大きな文字で、
「HappyBirthday みやざきさん」
と。ああ。
■というわけで、みやざきさんの一年がいい一年でありますように。そして遊園地再生事業団は来年てんてこ舞いですは、みやざきさんと共に制作チーム・ルアプル(遊園地再生事業団の制作チームは「ルアプル」という名前になったのです)は頑張ります。
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■役者カサギは師走らしく撮影が続きます。頑張らねば。風邪を引きそうで引かないのが怖いので昨日の夜お店で「ホットワイン」を注文してみた。赤ワインにシナモンとクローブが入っていました。アルコールは程よく飛んでいるのに身体がかなり暖まりました。これはいい。ashylagoさんのブログにもありますが、これは家で簡単に作れますね。アル中にならない程度にたしなんでいこう。
ラジオ
- 12月 12, 2009
■最近テレビを見なくなりました。ラジオばかり聞いています。テレビのある居間が異様に寒いからです。ラジオだと仕事がはかどるのもいいし、狭い部屋で響くラジオの音というこの状況が懐かしい。
■子供の頃からどちらかといえばテレビ派だった私の地味なラジオ道は「エド山口のまんてんワイド」→「三宅裕司のヤングパラダイス」という流れでした。同じ部屋だった姉の趣味です。小学生の時分です。ラジオを聞くと、しょぼい社宅の六畳の部屋で布団を二枚並べて敷いて姉と寝ていた(仲は最高に悪かった)ころを思い出します。思い出すのは、ちょくちょく喘息の発作を起こしては眠れなかった夜のこと、姉の大切にしていたチェッカーズ(記憶ではモクのシール/名誉のために記すが姉はフミヤファン)のシールを勝手に学習机に貼ってしまい激怒りされ口を聞いてもらえなくなった夜のこと・・・。今思うに私たち姉妹は適当なちびまるこちゃんと真面目なお姉ちゃんという感じだったかと思います。
■今日諸作業を黙々こなしながら、ラジオから相対性理論の「さわやか会社員」が流れて、マッチさんの渾身の新曲らしい「MOTTO」が二回も流れて、リスナーのおっさんが電話で「オバマ大統領のノーベル平和賞演説はひどい」と怒っている。いろんな言葉が詰まっているね。あの頃私は一体何を聞いていたのだろうか。思い出せない。きっとあの頃はラジオよりもっと面白いことがいっぱいだった。日々があまりに新しかったのだろうな。諸作業で目が疲れた。休憩は読書、で、目は休まることなく充血三昧。
■いつかラジオの仕事がしてみたいと最近思います。
...いくつかのこと
- 12月 06, 2009
■某映画のスピンオフの撮影に行っています。
■大変だけど楽しい。自分の仕事をしている充実感ってやつだろうか。勉強の日々です。で、共演させていただいている前田健(マエケン)さんが私の似顔絵を描いてくれました。
■とても似ている、っていうか本人より可愛く描いてくれた・・・。嬉しい。着ている服は衣装です。
■昔共演したことがある動物電気のコバケン(小林健一)も一緒です。コバケンはどこにいってもコバケンと呼ばれるんだなあと確認しました。マエケンさんもだろうなあ。
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■水曜日は夜、渋谷TSUTAYAの6階にあるWIRED CAFEでミーティング。素敵な人に会った。私と同い年、同じ時期に演劇を始めた人だということでそこにも大きなシンパシーを感じる。一緒に仕事ができることになりそうでとても嬉しい。
■いきなりなんですが、林郁夫「オウムと私」を読んでいます。あまりのことになかなか読み進められず。自分の中でひっかかっているいくつかのことの一つがこの「事件」なのだが(というか、私と同年代の方なら皆そうだと思う)、本を読んだからといって何か理解できるわけではない。でも読まずにはいられない。
...「トウキョウソナタ」について
- 11月 29, 2009
■映画「トウキョウソナタ」を観た。
■監督の意図とはちょっとずれるのかもしれないけど(実は黒沢清監督の作品を見たのは「ドレミファ娘の血が騒ぐ」一本だけで、それはすごく面白かった記憶があるけど、それももう何年も前のことになるのか・・・)、私はほとんどのシーンをにやにやしながら見ていた(後半、役所広司さん登場からはもうギャグとしか思えなかったし)。それとは別にカメラと被写体の距離がどのシーンも絶妙で、何というか私の中で正解だったのだ。どのシーンもカメラの位置や映像に映り込む光が作る世界があり、それによって見るべきものがはっきりする。「ああ、ここはこういう気持ちで見ていいんだな」と安心した。そしてこの映画は丁寧に作り込まれた「ウソ」なんだとはっきり教えてくれる数々のともすれば不自然な演出や人物配置がさらに私を安心させる。こんなことはきっとないけど、似たようなことは転がっている、その小さな距離感が、正直ありがたかった。
■俳優さんも全てがぴったりだと思った。今まで見た香川照之さんの中で一番よかったし、小泉今日子さんも今まで見た中で一番よかった。二人の存在にいちいち心動かされたし、最後近くになって二人が違う場所で同じセリフを(正確には全く同じじゃないけどほぼ同義の)言うシーンはまるで夢のようだった。
■見てから一日経過した今も、何度も何度も映画のことを考えている。いい映画だった。面白かった。素晴らしかった。変な映画だった。・・・どの言葉でこの映画を大切に思えばいいのかまだ考えている。とにもかくにも見てよかったです。あ、あるシーンで号泣してしまったのだが、自分の人生に起きたあることを思い出したからだ。直接的に思い出したというより、遠回りしてたどり着いた記憶の端にあるような些細なことではあるのだが、何故それを?というようなことで、不思議な体験だった。
■語弊を恐れずに言えば、キョンキョンにうちの母を思い、香川照之さんにうちの父を思ったのだ。・・・いや、もちろんいろんな意味で間違ってますが、この感想は。小泉今日子さんが、あるシーンで、目の前に広がるあまりのことにただぼんやりするしかないって時の顔をしていて、「あ、いつだったか母もこんな顔していた時があった」と思っただけのことなんだけど。顔自体は全く似ていません。
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■相変わらず体調不安定でして、今週は頭が痛い日がやたら多かったです。不安定具合がいつも違う気がしてちょっと怖いです。病気、嫌だ。身体を大切にして、今もこれからもしっかり生きたい。こんなことを考えるとは、年をとったのです。
髪を切って
- 11月 24, 2009
■髪を切って鏡に映る自分の姿にまだ慣れない。
■ナレーション、朗読・・。こんなに楽しいとは思わなかった。もちろん前から好きだったけど、今日原稿を読んで、身体の底からじわっとこみ上げるものがあった。体温が少し上がった感じがした。声に出して読むという行為に俄然興味を持つ。手始めに家で雑誌を読んでみた。BRUTUSを声を上げて読む。何て楽しいのか。歌うのとはまたちょっと違う・・・何だろうか。
■twitterをやっているけど、日記を書くこともやめないようにしようと思っています。日記は日記で、PCに向かって思案しながら書く自分にとって大切な時間だと思うからです。twitterはiPhoneからの書き込みが主。書く気持ちが全然違うなあと思います。
...もっそり/休日
- 11月 23, 2009
■寒い一日だった。お昼にはアボカドとトマトのパスタを作った。私はパスタを作るときいつも作りすぎてしまう。今回こそは適量でと思うのに茹で上がったらもっそりだ。パスタ感覚が研ぎすまされてないのである。
■髪を切ったり、古本屋に行ったり、喫茶店で読書をしたり(武田百合子「日々雑記」、飼い猫玉の死についての記述、玉を火葬してくれた人が「しっかりした骨だ」と褒めてくれたというところがとてもよかった)、DVDを借りたり、充実した休日の中、いろいろなことを考えていた。実際には昨日の夜中から、友達の言葉、仕事のこと、困っている人のこと、家族のことなんかをずっと考えていた。書き出してみれば実に普通だ。ごくありふれた日のごくありふれた考え。だけど今日はいつもと違う気がした。本当の意味で、自分の間違いや失敗に気がついた気がする。明日になればまた考えが変わるかもしれないが、今日はなんとなくそう思ったから、うーん、何というか、自分にほっとしたのだった。ともかく普通の休日が過ごせてよかった。
...横光利一
- 11月 15, 2009
■紅葉の季節、皆様いかがお過ごしですか。紅葉見に行きたいなあと思っていたんだけど無理だなあ。何だか忙しくて心に余裕がない。このまま12月、忘年会、そして年明け34歳になるのか。困ったぞ。日々ただ真面目にあるいは適当にこつこつ積み重ねよう。
■宮沢さんの新刊「時間のかかる読書」を買いました。これ、ゼッタイ面白いよ。だって横光利一の「機械」という1時間で読める短い小説を11年もかけて読むっていう勝間和代もひっくりかえるのんびりさ。贅沢な読書です。私も覚悟してゆっくり楽しんで読むつもりなんだけど、せっかちなのですぐ読み終わっちゃうだろうな。とはいえ私には「高校生の頃は横光利一の顔が嫌いだった」問題がある。
ところでその帰り道だったか、「わたしはむかし、文学少女ならぬ文学史少女だった」という笠木さんの告白があって、つまり、学校の国語教材のなかでもとりわけ文学史の資料集的な本が当時の笠木さんの心を捉え、それを熟読していたという話だけれど、そこに載っていた近代日本文学の作家たちの顔のなかで、唯一、生理的に受け入れられなかった顔というのが横光利一のそれだったという。(相馬称くんの日記2009年4月1日分から引用)
・・・・しかし今や「むしろ好き」だ。あんなに嫌いだったのに、今は好みでさえある。まあ、結論から言えば「男性の趣味が変わった」という、史上まれに見るどうでもいい話である。
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頑張るナフル
- 11月 02, 2009
■病院に行き、二種類の飲み薬を処方されたナフル。
■以前同じ病気になった時も確か抗生物質を処方されたのですが、これが飲まない飲まない。薬の時間には錠剤を放り込む私→吐き出すナフル→ねじ込む私→吐き出すナフル→突っ込む私→その手を噛むナフル、と延々戦い続けた記憶が蘇り頭を抱えていましたが、猫と生活している友人たちから「喉の奥まで突っ込んでしまえば吐き出さない」という助言をいただき実行にうつす。
■初めのうちは私もうまく喉の奥まで突っ込んでやることが出来ずにナフルも苦しそうに吐き出していましたが、何回か繰り返すうちに慣れて来て飲んでくれるようになりました。必ずといっていいほど私の手は噛みまくってますが・・・。傷だらけ。血尿も止まったようです。あとは膀胱炎と結石が治っていることを祈るのみ。
■初めて行った動物病院はとても感じのいいところだった。何より歩いて3分、夜8時までっていうところが素晴らしい。待合室に置いてある雑誌はディアゴスティーニの「週刊昭和タイムズ」全シリーズのみ。その選定に先生の思い切りの良さを見た。パラパラめくって読んでみたが、これ、意外と面白いのである。一年一冊。毎月どんな事件事故があったかが書いてあって、もうすっかり忘れさられてしまった出来事が新聞記事により蘇るという感じでしょうか。たまたま手に取った昭和47年の特集記事は「浅間山荘事件」。日本を揺るがした大事件だ、特集は言わずもがなである。しかし次に手に取った昭和55年の特集記事は「ウォシュレット登場」だった。・・55年よ、他になかったか?
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■昨日は「究活」に参加。皆でいくつか戯曲を読んでみた。笑いながら読む。
■今日は高校の同級生の結婚パーティ。初東京ミッドタウン。あまりにシャレすぎてて居心地悪いよ。でも深沢直人展やっていたので見たいなあ。ただまた自分がこの土地に来るイメージが湧かない・・・。結婚パーティは華やかで楽しかった。泣かないで乗り切った自分に拍手。大人の階段を登っていると感じるね、こういう時。ね、ってこともないけどね。
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