ジャガーさん祭り/麦の穂
- 2008/01/10
■週刊少年ジャンプで連載中「ピューと吹く!ジャガー」のアニメDVDがコンビニエンスストアで発売中です!コンビ二に行くとレジ近くに並んでいますよ。私も楽しんで参加させていただきました。高菜役をやるときはワタクシ「裸足の歌姫」よろしく「裸足の声優」。スリッパを脱いでレコーディングブースに入るのです。冷え性の私が何故って、足の裏に力が入らないと声が出ないんですよ、彼女の激情の叫び声が。
■今週は電車の中刷りも「ピューと吹く!ジャガー」。いつの間にか公式ファンブックまで発売してる!そうだ、もうすぐ実写版「ピューと吹く!ジャガー」も1月14日公開だ。是非みなさん観に行こう。要潤=ジャガーさんってすごくぴったし。あと影千代=板尾創路って、そっくりじゃないすか?マンガ読んでいる方にしかわかんないけど、まあそれはそれはナイスキャスティングです。
※※※
■ケン・ローチ「麦の穂をゆらす風」を観る。イギリスとアイルランドの遺恨、分裂するアイルランドの同志達がやがて戦いを始めるところがとても丁寧に描かれていて、それはとても残酷な画だった。イギリスがアイルランドと紛争を繰り返していたこと、イギリスがアイルランドの独立を認めたがそれはアイルランド完全独立ではなく、英連邦の自治領としての「不完全な独立」だったこと、そんな決定に賛成するものと反対するものでIRA分裂し内戦がはじまったことなどは高校の世界史で習った程度の知識として頭にあったが、内戦が結局仲間同士血を流す結果になるというその経過がこの映画ではっきりわかるのは、主人公の兄弟が初めはアイルランド独立のために戦い、やがて袂を分つというストーリーに凝縮されている。一貫して非情な描き方がつらく、時になんてひどい映画なんだと思わせる。観ながら思ったのは、この負の流れは生活のどこにでも存在するということだった。
■友人のHくんが「ケン・ローチは山田洋次だ」と言っていたのだが、それは一体どういう意味なのか考えている→考えたけどわからなかった=私はHくんのことが理解できない、ということか?