待つ女
- 2006/11/14
■富士山がきれいだー。今待ち時間です。今日は坂口安吾の「青鬼の褌を洗う女」を読むのです。再読だけどすっかり忘れているから楽しみです。あとウォーキング健康術の本を熟読してマジ健康になるつもりです。いいこと書いてあるんだよ、また。「あなたのホジティブボタンを押してみよう!」とか「プチごほうびで体の歪みも心の歪みも治ります」とか。プチごほうびとは、小さなダイヤモンドを買うとかオペラに行くとか。そうやって心を豊かにしてより一層体を磨くのだそう、ですよ。筆者と自分の距離感を多少感じますが、気持ちはわかります。そう、ロケは待ち時間との戦いです。寝たら夜寝れなくなるのです。だから私はこうやって朝早くからブログを更新しているのです。きっとまたすぐに更新します。だって、待っているから。
ロケ/追記など
- 2006/11/06
■今日は某ロケで静岡に来ている。昨日まで福島にいたのに。ずっと乗り物に乗っている感覚を覚える。静岡市は今雨が降っている。
■書きたいことがたくさんあるけど、忙しいからまたにしよう。何かを省くことで私はわかりやすくてんぱらないで済むらしい。これも一つの「生きやすくする術」です。本当は何でも出来る敏腕女子になりたいのですが、無理!
■今ようやく家に帰ってきた。朝始発で家を出て、今次の日の0時。疲れたね・・・。狭いながらも落ち着く我が家である。ナフルの顔を見たらちょっと泣きそうになったのは、笙野頼子さんの、これ、
を読んだからかもしれない。今年間違いなくベスト5の中に入る傑作。まず、題名がいいでしょ。かっこいいでしょ。かなり心の奥底に食い込んでくる言葉です。私の近くに笙野ファンは一人しかいないのだけど(もちろん隠れファンは知る由もないが)、その人とも笙野さんの文学について話したことがない。今度ゆっくり話がしてみたいなあ。私の意見は「笙野さんそのものが文学である」というかなり強引なものなのですが。
■で、ユリイカ「宮沢章夫総特集」、是非読んで下さい。わたくし、笠木泉の文章「宮沢章夫の変貌」が掲載されています。非常に拙い文章でお恥ずかしい限りですが、寝ても覚めても宮沢さんのことばかり考えてそれこそ死にものぐるいで書きました。誤植もありますが。間違いもありますが。でも大変光栄なお仕事でありました。書いてよかった。そして何より他の方の「宮沢章夫論」がすごいです。愛を感じます。ってまだちゃんと読んでないけど。早く三坂さんの「宮沢さんストーカー日記」を読まねば・・・・だって、面白そうだから。これ一冊で宮沢さんの全て(とまでは言わないが)が詰まっております。是非購入しよう!私も5冊ぐらい買うよ!1冊は親に送るよ(福島のど田舎に、ユリイカが売っているかどうか、・・・心配で)。「文章がせこい」「面白い」「面白くない」等個人的にダメだしのあるかたはどんどんメールください。今後何かに役立てていきます。
愛の味
- 2006/10/31
■久しぶりにジムに行く。行かない間に体が衰えていた。あっという間だなあ、衰え。また鍛えなおし。
■経済的にも脳の活性化にもいいとされる自炊をしているわけですが、楽しみつつも毎日何を作るか悩んでしまい気がつくと頭の中がそれ(献立作り)でいっぱいになってしまう時が間々ある。「何でこんなに悩むんだよ!」と自分にツッコミをいれたくなる。悩んだ末にすごくぼんやりとした名もなき料理を作ってしまうが、そういえば子供の頃から母の名もなき料理をたくさん食べてきた。たぶん冷蔵庫の中を整理するために作ったような料理なのでしょうが、もう何が何だかわからないものが入っていたり、やけに黒かったり(しょうゆ?)、何味かわからなかったりしたが、でも全部美味かったなあ。今と違って調味料の種類も少ないし、味の素かなあ。素材の味?いやいやそんないいもの使ってないはず。toshiko(母の名)マジック。私の場合、名前もなければ味もぼんやりしている。まだまだ腕もセンスも経験も足りんです。
■そう、母の料理はほとんど美味しかったのですが、憂鬱だったのはイナゴの佃煮。バッタね、バッタ。嫌でしょ?嫌だよね。父親が「配給だ!」と言ってお茶碗に盛られた白いご飯の上にイナゴを三匹並べて乗せるんです(ちなみにめざしも配給制)。有無を言わさず、食べろ、と。子供三人で反抗すると、「もうお前はご飯を食べる資格がない!」と怒られ、お箸を下げられてしまう。こんな時姉は「じゃ、いいよ」と言ってさっさとランドセルをしょってしまうが、私は父親怖さにめそめそしながら食べたくもないイナゴを食べる。生まれ持った性格の違いですかね。弟は・・・覚えてない。どんなだったっけ・・・。ああ、たぶん泣き続けイナゴを食べなかったんだ。性格が如実に・・・・。
■仙台に住んでいた頃、私が幼稚園の頃の話です。今の子供はイナゴなんて食べないのでしょうね。
■乾燥がひどく、朝起きると喉がひゅーひゅー鳴る。もうすぐ「鵺/NUE」の本番が始まる。楽しみだなあー。宮沢さんはじめ、上村くん、鈴木将一朗くん、田中夢ちゃん、出演者スタッフの皆さんが風邪引かないように三軒茶屋に向かって念を送ろう。よけい風邪引いたりして。稽古エンジョイ中の南波さんにも念を送ります。皆がんばってくださいね。
■私はオールツーの公演のことを考えねば。出演者にも公演の企画書を持って会いに行かねばなるまい。少しずつこつこつやるしかない。
流行しないで/ピューと吹く!ジャガードラマCD発売
- 2006/10/26
■おととい、ゲラチェックを終了し、とある原稿がやっと終わった。締め切りを守ったことと、超難問テーマに挑んだことは褒めてやりたいが、文章の下手さなど反省点が多々ある。もっと勉強して楽しい文章を書けるようになりたい。今回は非常に苦しみつつも幸福な仕事だった。
■編集者のYさんにはいろいろご迷惑をかけました。「何度かFAXを送ったのですが反応なしです」というメールをもらい、そんなはずはないのだが会社にいるため確認も取れず急遽コンビ二でFAXを受け取ったのだが、家に帰ってみると、何のことはない、ナフルがあらゆる方法を駆使しよじ登って玄関の上部にあるブレーカーを落としてしまっていたのだ。FAXを送ってくれようとしたのが午前中で、もうそのときには電源が落ちていて私の帰宅は夕方の6時。ごーん。おかげで冷凍庫の氷も溶けていた。「何さらすんじゃい!」と寺島進なら怒っていたところだが、ぐっと我慢した。Yさん、そんなわけです。申し訳ありませんでした。
■告知はまた後日。
■ナフルのブレーカー落とし、流行の兆し。困るなあ。
※※
■週刊少年ジャンプで大人気のマンガ「ピューと吹く!ジャガー」のドラマCD第二弾が12月に発売されます!何と第一弾は3年前。
■原作者のうすた京介さんの日記にもありますが、とても面白い作品になっていると思います。是非買ってください。私も買います。ちなみに私は白川高菜役です。
■まさか大好きなうすた京介さんのマンガのキャラクターを演じることになろうとは思っていなかった。「すごいよ!マサルさん」に涙を流して笑い、アニメも欠かさず見て、オープニングの「愛に~気づいてください~(ペニシリンさんの歌)」っていう歌詞の歌も覚えて、マニアックなキャラクターを愛し(「マ神」とかね)いろんな人に勧めて、新刊出るのわくわくしながら待ってた大学生時代の自分を思い出す。
■生きているといいことがある。好きな人に会える。一緒に仕事ができる。最高だ。それもすべては生きているからですね。もっともっと生きるぞ。がんばるぞ。
高校生だった/謝罪文
- 2006/10/22
■週末にかけて映像の仕事声の仕事。すべて楽しかった。ある原稿も何とか仕上げてメールで送信。あー大丈夫かな。全ての仕事が全く違う分野の仕事だ。私はこうやっていろんな仕事をしていくのが向いているのかもしれないとふと思った。
■諸般の事情により家にはじゃがいもがいっぱい。毎日工夫して食べているのだがさすがに飽きて来た。何か面白いじゃがいも料理がないものか。
■撮影で行った巣鴨の駿河屋のおまんじゅう。高校が巣鴨にあった私はよくこのおまんじゅうを買って家に帰り母とがつがつ食べた。懐かしいので購入。12年ぶりだー。1個につき10円の値上げをしていた。久しぶりに巣鴨駅から高校までの通学路を歩いた。千石自慢ラーメンというめちゃめちゃ濃い味で人気だったラーメン屋がつぶれていた。派手な看板を掲げ巣鴨という街のだささをより一層アピールしていて嫌だったが、なくなってみてその場所が携帯屋さんになっていると、何だか妙に淋しいものだ。
※※
追記:agariさんの書き込みでわかったのですが、千石自慢ラーメンは改装しておしゃれになったのだそうです。つぶれていませんでした。見過ごしたー。自慢ラーメンの社員の方々、自慢ラーメンファンの皆様すみませんでした。
女優について
- 2006/10/17
■昨日の夜、延滞してしまって後悔しもう眠いしこのまま返しちゃおうかなあと思いつつやっぱり見ようと思い立って見たDVD「デブラ・ウィンガーを探して」はとても面白かった。女優のインタビューのみで構成されている記録映画。表現者である上で、女性という性を持っていることが抱える様々な困難について正直に自分の胸のうちを告白する女優達は、すべてかっこよくて美しくて疲れていて、でも魅力的でした。ウーピー・ゴールドバーグだけは別の次元で話をしていたのが面白かった。神がかっているのとも少し違うのだけど・・おじさんみたい。下ネタも多いし。
■というわけで今日も気を失うほど眠い。仕事中、歩きながら寝そうになった。
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