風邪
- 2006/10/08
気分が落ち込んでいる時に何かをかきとどめておきたくなるのは何故だろう。
風邪のせいで気持ちが落ちてしまった。一人でぼんやり静かにしていると自分が誰からも祝福されていない存在なのではないかと勘違いしてしまう。それは誰もが陥る可能性のあるひとりよがりの大きな勘違いだ。子供の時からそんなことに悩まされていたが大人になるにつれ笑っていれば何とかなるものだと知った。
しかし、分裂しそうだ。どうしたんだろう。ダメだなあって落ち込む。いろんなことが重なったのだよ。そう。ただそれだけの話。
天気がよかったので近くの公園でごはんを食べた。尺取虫が草をよじ登っていたので頑張って生きろと応援した。天気がよいのでナフルも連れてきたいと思ったが、一度も振り返らず走り去りそして二度と私のところには戻ってはこないだろう。そういう男だ。
ナフルにも秋が来た
- 2006/10/03
■土曜日neophiliaClassical#1に行く。主宰・吉岡くんに事前に頼まれていた受付や照明や雑用を手伝うもうまくいかなことが多くて、ちょっと反省。スタッフワークはお客さんが心地よくコンサートを鑑賞するために行われるべきだなあと考える。もっと吉岡くんとミーティングすればよかった。でもいろいろ考えさせてもらうきっかけをもらい、オールツーステップスクールの公演にも繋がるいい経験になった。コンサートを鑑賞することは出来なかったけれど、参加させていただいたという喜びが強い。いい経験をさせてくれた吉岡くんに感謝。
■日曜日、「鵺」の稽古に代役として参加させていただく。一瞬たりとも見逃せないほど面白い稽古場だった。毎日でも見学したい。細胞に水が染み込んでいくのが自分でもわかる。私は舞台稽古が好きだ。面白い人達が試行錯誤したり話し合ったり耳を傾けたり体をゆすったり迷ったり変化したりする。その瞬間瞬間を見られることが、私の幸せだ。もっともっと、もっと見たい。
■月曜日、悪夢。眠れず、体調を崩す。だるい。胃が痛い。会社では朦朧。とある書類、計算した数字をを書くべきところに「ソウル」と書いていた。意味不明。一瞬の眠りの中でソウルの夢でも見ていたのだろうか、しかしまったくもって記憶なし。それから印鑑を押すべきところに「YO」と書いてあった。何なの自分。吐き気もひどく会社を早退して家で眠るもまた悪夢。自分を苦しめたくないのに、無意識でなにか起こっているか?防御、防御が必要だ。あと、時間がない。もっと時間が欲しい。眠る時間と何もしない時間が。そして考える時間が欲しい。
生活
- 2006/09/25
■ナフルがお風呂のふたの上から動かなくなって来た。さむいのだね。
■仕事中何度も倒れてしまうかと思ったが、倒れない。週休一日、やっぱり少し無理があるかもしれないなあ。もう少し様子を見よう。友人みんな栗ごはんを作ったと日記に記してあったので負けじと作った。塩が足りなかったみたいで、会社の上司からもらった天然塩をふって食べた。美味しい塩って、嬉しいよねー!
■今私は自分の中の女の子部分を楽しんでいる。秋はそんな季節だ。編み物、縫い物、今年は何を作ろうかなと妄想中。つうかそんな暇あるのか、おれは。なかろう。わかっておるのだそんなことは。妄想だけは自由のはずじゃ。
ナフルに初めての友達が出来る
- 2006/09/24
■ああ、年をとったなあとふと思いました。そんな気持ちに襲われるのもいいものです。
■天袋が住処。
■昨日、岩崎裕司くんと九段下で会ってとあるモノを受け取った。そのついでに靖国神社へ。岩崎くんは10年ぶり?ぐらいらしい。鳥居のでかさに驚いていた。私はこの近くで働いていたことがあるため、一時期しょっちゅう来ていた。茶店で焼きそばを買いお昼休憩をとっていた。私は外でご飯を食べるのが大好きなのだ。確か初めて内田百間の文庫を読んだのはこの靖国の茶店ではなかっただろうかと思い出しつつ、歩く。
■お茶を飲みながら、話をする。いつもながら岩崎くんの冷静さに驚かされる。ナイスアドバイス!彼に人生ナビしてもらいました。そして、ナビタイムの広告の笑顔にもほぼ毎日助けられている。電車に乗ればいつもどこかにハイ!ナビタイム!
■急いで移動。岩崎くんから受け取ったものを吉岡くんに渡す。のりしろの女大活躍である。その後Kさんと三人で飲む。吉岡くんの話してくれた「ベートーベンの人生」には思わず泣いてしまった。女にまったくもてなかった悲しい人生。聴覚を失ってから生まれた「第九」の歓喜のフレーズ!だって。かっこいいじゃないかベートーベン。そしてその話を私に聞かせてくれる吉岡くんがかっこいい。
■そういえば幼なじみの吉岡くんの家には私たちが子供の頃からいつも音楽が溢れていた。ご両親が音楽を愛していたのだろう。それがクラシックであろうと、OTであろうと、サディスティックミカバンドでも、いつも音楽があった。狭い(失礼!)居間にピアノも置いてあって、誰かが弾いていた。ちなみに我が家の父はゴルフを愛しているので壁には青木功のボスターやジャック・ニコラウスのカレンダーがあふれていた。みんな思いっきりスイングしている写真である。いやだー。廊下は人工芝が弾かれ、ボールが散乱。父は暇されあればパットの練習をしていたのだ。しかし私は吉岡くんに「青木功って本当にすごいのよ!」と話が出来る程興味がない。
■クラシック音楽に情熱を傾ける吉岡くんの事務所、neophiliaの主催公演はもうすぐである。当日券が多少あるようなので、興味のある人は是非!
■ちなみに前も書いたかもしれないが、ナフルは雰囲気がベートーベンに似ている気がする。家に寄った吉岡くんにナフルが寄り添った。人間嫌いのナフルに初めての友人ができたようだ。
マーチ
- 2006/08/30
■土曜日、好きな人たちと自由が丘でご飯を食べる。その席で初めて会った小学校二年生のMちゃんと仲良くなった。Mちゃんの可愛さと仲良くなれた嬉しさのあまり、この人形をおそろいで購入。「Mちゃんはピンクで私は水色ねー」なんつって舞い上がってつい買ってしまったがよく見るとなんだか微妙な人形ではないだろうか。タイの「ブードゥー人形」というもので、「人を災いから守ってくれる」らしいが、この人形がかわりに災いを引き受けてくれているといったような可愛そうな表情をたたえている。目がバッテンだし。そもそも名前からして業の深い人形を小学生にプレゼントしてしまいちょっと後悔しているも自分としてはそのヤバさも含め気にいっている。
■日曜日、父に誘われて都市対抗野球を観戦する。JR九州(北九州市)対西濃運輸(大垣市)。私にはどちらもゆかりのない会社であり都市であるため何を応援したらよいかわからなかったが、応援合戦の凄さに目を奪われ、気がつけばオーバーワーク気味の応援団を熱く応援していた。チアガールさんたちってすごいんだなあ。笑顔がえらいよ。父が「あの子は(南海キャンディーズの)しずちゃんに似てる」と評したムチムチガールさんのチア具合が圧倒的に面白く、何事もエンターテイメント性は大事だなと考える。
水色
- 2006/08/24
昨日の夜、ナフルが大脱走した。
玄関から飛び出し、その後姿が全く見えなくなってしまった。
引っ越して来てから初めての脱走。
近くを探したが全くみつからない。
道が分からずに迷子になってしまうかもと不安になる。
何度も何度も名前を呼ぶが気配がない。
急遽懐中電灯を買いに行き、不法侵入まがいの捜索をした。
遠くには行っていないはずだとは思っても、ヤツのことだ、暴走したかもしれない。
こういう時意外と冷静に考えている自分がいるなと思いつつ、懐中電灯の電池を逆に差し込んでしまいなかなか明かりをつけることができない。
冷静じゃない。
隣に住んでいる石井苗子おばさん(仮名:石井苗子に似ているだけ)が一緒になって探してくれた。おばさんは引っ越した時から何かと声をかけてくれる優しい方で、昨日も一緒になって「ナフルー」と声を出してくれたり、「こういう時は落ち着いて」と巨峰を一房くれたり、その暖かさに泣きそうになった。
脱走して4時間後、彼は一階の下総さん(仮名:役者の下総源太郎さんに雰囲気が似ているだけ)宅の庭にいた。ブロック塀から外の道路に顔をのぞかせていたのだ。お留守の下総さん(下総さんはタクシーの運転手である。ナフルを探し始めた時にちょうど夜勤に出かけた)に悪いと思いつつ、塀をよじ登り、対面した。初めて触れた外の世界にすっかり怯えているようだった。その後多少の駆け引きがあり捕獲。暴れるナフルを片手にかかえフェンスを登ったときは「あたし、なんでもできる」って思った。胸に抱えられたナフルは私の胸をひっかき続けた。ついに二階の家にたどりついた時には何と私の片方の胸が出ていたのだ。ナフルを抱いたまま、何というか、こう、授乳のような?格好。カットソーの襟ぐりが伸びて、まあ、いわゆるひとつの「ポロリ」である。びっくりした。真夜中に猫抱えて片胸出した女、妖怪以外の何者でもないよね。そういう意味でも、「あたし、なんでもできる」なのである。
何もなかったかのようにナフルはソファで寝てしまった。
静かだった。夜中の1時半。私は眠れなかった。
そして朝が来た。また見たこともないような新しい一日が始まる。胸騒ぎがする。足が疼く。心が沈んでは浮かぶ。そんな風に思う日もある。
これから病院。
愛と猫
- 2006/08/21
■金曜日、おささなじみが大阪からやって来た。彼女の実家でごはんをごちそうになる。牛テールのシチューなどなど。彼女のおかあさんが漬けた「らっきょうの塩漬け」がびっくりするほど美味い。塩味のみで、やさしい辛みが素敵!市販のらっきょうなどもう口にするのもかとさえ思った。
■土曜日、女の子で集まって焼鳥を食べる。レバーが、つくねが、とりわさがびっくりするほど美味い。皆キャーキャーうめえーうまーいと声をあげて食べている姿は端から見て異様な光景だったろう。オーバーリアクションは皆に久しぶりに会えた喜びから来たものかもしれないね。
■肉で血の気が上がったのだろうか、カラオケにまで行く。後輩Tや後輩Iはとても歌がうまいが、うまさの質が全く違うので驚いた。そんなこんなで、何も考えない時間は本当に楽しい。
■日曜日、家の近くにある洒落た美容院に行ってみようと思い立ち足を運んだらそこは美容院ではなく理容院だった。よくよく看板を見てみると「顔そりセット」とあった。しかし店外観はまるで恵比寿かどこかにあるアジアンテイストのヘアサロン・・。「絶対ここに行こう!」と決意していた私の心はぽきっと折れた。店を覗いたら客が太ったおじさんばっかり。太っていたなあ。本当に、皆太っていたよ。
■で、電車に乗り、1年前に行ったお店に飛び込んでパーマをかけた。行き当たりばったりの人生にさよならしたいのに、予約も入れずにパーマをかける私。そして人生は続く。この美容院にいるIさんは美容師さんにはめずらしく押し付けがましくない人なので好きだ。
■幼なじみの家の猫、アーヤ。気高きシャム猫、エジプト生まれのエジプト育ち、現在は日本で老後を楽しんでいる。
■先日まで住んでいた家の近くまで散歩をした。目的は昔、家の近くで知り合った友人に会うためだ。ふと目をあげるとナフル似の猫が暑さにうなだれている。
■友人とはこの猫。地域猫の中心である「クロさん」(私が勝手につけた名前)。「クロさん」はひとなつっこくって可愛い。以前は悲しいことがあると夜中家を出ていつも決まった場所に座っている「クロさん」に会いに行ったものだ。今日はその決まった場所からちょっと離れた公園にいた。日々、成長しているんだね。
※
■おさななじみと久しぶりに話をすると、この人はいろいろなことを明解に言葉にできる人なんだなあと感心する。センスがいいんだなあー、きっと。生き方にもそのセンスが反映している。
リーディング公演が終わって
- 2006/08/08
■「無頼キッチン」、終了しました。見に来て下さった皆さん本当にありがとうございました。
■そして戯曲賞を受賞したスエヒロケイスケさんおめでとうございます。授賞式にやって来たスエヒロさんは写真の印象よりも柔らかい雰囲気を持った素敵な方でした。
■久しぶりの舞台はあっという間でした。稽古が始まって、台本を読んで、宮沢さんの演出があって、共演者の皆と話をして、本番は2回だけ。びっくりするくらい一瞬のことでしたが、非常に実のある時間を過ごすことが出来たと思っています。
■特にほぼ10年ぶりに舞台共演した戸田昌宏さんと、これまた8年ぶりの共演だった正名僕蔵さんとの新たな出会いは非常に刺激的であり、勉強になりました。私の初舞台である遊園地再生事業団「知覚の庭」で正名さんに出会って私は随分いろんなことを学びました。演技に対する姿勢や「面白さ」について。あれから歳を重ねましたが、今、出会えて、またセリフをあわせることが出来て、ちょっと感動してしまいました。本当によかったと思っています。戸田さんは全てが相変わらずで、「あの小説の中で集まろう」の時と違うのは積極的に飲みに行かなくなったことぐらいのような気がしました。いつもオシャレでかっこいいひと。毎日見たことのない限定発売であろうスニーカーを履いて来る、その美学が好きです。
■打ち上げの前に宮沢さんと川勝正幸さんのトークショウを観に青山ブックセンターへ。川勝さんが「宮沢くん」と呼ぶのが非常に新鮮でした。私の知らない80年代の地下文化について話されているのに、いろいろなことが現在の文化に繋がっている気がしてよく理解できた。とても面白かった。川勝さんは昔から好きな人で、遊園地再生事業団の舞台を見に来られて楽屋で宮沢さんと話をしている姿を見て緊張したりしていました、そんなことを思い出しながら、二人の楽しい話に耳を傾けていました。
■打ち上げは渋谷で朝まで。この感覚も何だか非常に懐かしい。宮沢さんと共演者の皆と、デニーズでコーヒーを飲んで朝を迎えるこの感じ。今回は宮沢さんはじめ共演者の皆に非常に多くのことを教えてもらった。非常に大切なことをたくさん。そのことを整理するだけで時間がかかりそうだけどそれはきっと楽しい時間のような気がする。
■朝、家に帰り眠った。体が栄養を欲しがっているようですぐにお腹がすいて起きた。それを見計らってすぐさまナフルが膝の上に乗るので、横になれなくなった。夜渋谷へ、再び。姉弟父と会う。ささやかに、あまりに小さな存在の4人で、大きな祝杯をあげる。
ナフルその後、その愛
- 2006/07/27
■たくさんのコメント、そしてメールをありがとうございました!!
■ナフルは今「レトルトのごはんにいつの間にか水を注がれてしまって気がつくと水分補給」作戦で何とか水分を取っております(バカ、つくづくバカ)。これから皆さんから教えていただいた情報をもとにいろいろ工夫してみたいと思います。本当に多くの方からメッセージを頂き感激しております。ありがとうございます。
■リーディング公演の稽古が始まった。稽古は久しぶりなので緊張するも、やっぱり楽しいんだ、これが。声出すだけでもう嬉しいもの。人の真剣な顔を見ているだけで面白い。稽古していると、ふと、稽古だけで他には何もいらない気になる。
■客観的に。ごくごく客観的に。今現在自分自身に様々な種類の振動があってそれに呼応して調子が良くないみたいだが、頑張ります。まずは自分と自分の表現を信じることから始めてみます。
■今日は久しぶりに暑かった。天気がよかったので太陽の光を浴びた。肌からじりじり音がした。
皆さん、お知恵をお貸し下さい。
- 2006/07/24
我が家の雄猫ナフルがほとんど水を飲まなくなりました。
いろいろ試しました。
「またたびウォーター」でも飲みません。
「だしの匂いをさせたぬるま湯」でも飲みません。
液体に興味を示さないのです。
興味のなさに比例して尿が減って来ました。それではまずいんです。ヒジョーに厳しいのです。
原因は、引っ越しのストレスかもしれんのです。
どうも落ち着かないし、外の音に過剰に反応しては押し入れに走り込む。まだこの家に慣れていない様に見えるのです。異常なナイーブさ、どこで身につけた?君は、孤独かい?哲学者かい?捨てられた日のことをまだ覚えているのかい?といろいろ質問してみるも完全無視。
つい最近も結石になったばかりなので心配でなりません。
猫をお飼いの皆さん、何かいい解決方法があったら教えて下さい。メール下さい。コメントでも結構です。どうぞよろしくお願いします。
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