ウキウキウォーキング
- 2009/03/27
■ここ最近ものすごくバタバタしていますが、2つ。
■18日のムーンライダーズ(対バン:相対性理論)のライブは最高だった。ライブって、こんなに楽しいものなんだって思った。ムーンライダーズに行くといつも思うんだけど、今回特に。ロマンティックさが絶妙で、あのおじさんたちはとてもかっこいい。相対性理論は激売れのようですね。先日某ディレクターさんにも「笠木さん、地獄先生?」と聞かれました。「はい、地獄先生です」と答えました。意味がわからない方に説明すると、相対性理論の「地獄先生」という曲のPVに出させてもらっているのです。監督はミスターシャーリー冨永昌敬です。相対性理論は「シャーリー」のイベントにも出演されるそうなのでみんなで行こう。ヴォーカルのやくしまるえつこさんの存在感はすごい。目が離せなかった。最後に慶一さんとやくしまるさんで名曲「マスカットココナッツバナナメロン」を歌って、それがすっごいよかった!シャンパン差し入れて歌舞伎町をウキウキウォーキングして帰りました。WBC楽しかった。バタバタで試合ほとんど見れてないけど。
■朝目覚めたら奇跡的にキャパシティが広くなっていてくれ自分と毎日祈りながら、目覚めると何にも変化なく、ぽつぽつと歩いておる日々です。しかし、きっと一ミリ、広がっているのです。自分が気がつかないだけで、人はそうやってどんどん広くなっているのです、心も体も。体は困るか。
■そういえば、世田谷文学館で「松本清張展」が始まるらしいぞ!皆で行こう!ああ、清張の生き様を堪能したい。心の中では今すぐ清張イズムに触れたいぐらいの勢いだよ私は。
「ぐるりのこと。」/アートチャンネルTV
- 2009/03/23
■映画「ぐるりのこと。」を家で一人で見て、「うーん」と唸りながら何日か経ち、いろいろ思うところはありつつも非常に心に残っています。「鬱病の妻とそれを支える夫」という図式は映画であれ小説であれ今までもあったと思うんですが、ここ何年かはそういうものにちょっとした嫌悪感もあるのは正直なところで、何でかというと、その図式は簡単に美化できるものじゃないんだということだと思うのですが、いや・・・これは映画の問題ではなく、自分の変化の問題なのかもしれませんが、メンタル問題は簡単に書こうっても書けないと私は思っていて・・・・。まあ、とにかくね、この映画はその「美化」がないし、「簡単」に書いていないなと思いました。
■あと、女性にとって大きな問題「妊娠」「子供」についての描き方もそれこそ様々で、映画によっては「これは完全にセクハラだろ」と思わせたり、まるで妊娠という出来事を道具にしか扱っていないような表現も存在すると私は日頃思うのですが(何をセクハラと思うかは人それぞれだし、道具に使うことが一概に悪いと思っている訳ではありません。ただ、自分だったら向き合う以上は大事に扱いたいと思うし、少なくとも私には「不快」だと思う表現もあるというぐらいのことです)、この映画は乱暴なところがなく、とても優しいなあと思います。監督自身の持っている優しさなのかもしれません。そんなわけで、素敵な映画をみたなあといい気分。
※※
■TVK(テレビ神奈川)の「アートチャンネルTV」という番組でナレーションをしました。
3/29(日)PM 7:55 ~ PM 8 : 25放映です。
横浜は今年開国150周年なんです。それに伴いもうすぐ始まるテーマイベント「開国博/Y150」にリンクする横浜のアートシーンを、アーティストのインタビューを通して考える番組です。日比野克彦さんや建築事務所みかんぐみ、そして我らが矢内原美邦さんのインタビューが面白い。是非見てください!
■ナレーションの仕事は難しいけど、最高に面白い。あと個人的に嬉しかったのは、人生初「この番組は〜の提供でお送りします」コール。静かに興奮しました。
畑/富士
- 2009/03/17
■日曜日、相馬君が家に来る。先日購入したMacをグレードアップしてくれる為。ありがたい。
■しかし結論から言って「彼がやりたいことの何ひとつもできない」という哀しい結果に終わった。
■何故か。ひとえに私の責任である。いろいろ説明すると長くなるので割愛するが、簡単にいうと「私が日頃ソフトウェア・アップロードをしていなかったために、何も出来なかった」ということだ。相馬君がやりたいことが出来る土壌が出来ていなかったのである。畑を耕してなかったのである。Macさんはことあるごとに内蔵しているいろんなソフトウェア(例えばiTuneとか、IPhotoとか)を「バージョンアップできますけど、します?」と親切に表示してくれるのに、私ときたらその少しの時間が面倒でついつい後回しにしてしまうのである。相馬君に指摘された後の時間はほぼ「ソフトウェア・アップロード」に費やされたのだった。それが終了してからでないと、作業ができないってこと。
■これは私の根本的な性格の問題だと思った。面倒くさがりやなのである。畑を耕さず苗を植えてくださいとお願いしてしまう自分が情けない・・・。
■相馬君は私のMacを操作しながら、「なんでだろ?」「あれ?」と小さな声を上げる。私はその声の持つ意味もわからない。すなわち相馬君が何で頭を抱えているのかわからないので、横で眺めたりケーキを食べたり相馬君を盛り上げる為に歌を歌ったり踊ったりしているだけだった。
■時間切れで二人で家を出る。宮沢さんの家に向かう。遊園地再生事業団ミーティング。私は制作を手伝っている。いろいろ話し合い。公演までまだ時間はあるが、いくつかのことを少しづつ進めていく。何回かミーティングをしているが毎回緊張するも、同じように興奮もしている。話し合いが終わり、「宮沢家はみんなつぶあんが好き」という話が出る頃にはいくらか緊張も解けた。
※※
■武田百合子「富士日記」の上巻を読み終えた。とても面白いので明日中巻下巻を買ってしまおうと思う。毎日食事を記録したり、購入したものを金額と共に記したり、そういう記述だけで何故こんなに面白いのだろうね。もちろん自然の描き方や近所の人たちへの観察眼なんかがすごく豊かな感じがして、しかもかっこいい人だなあ、さらにいうと「本物のかっこいい人」なんだろうな武田百合子さんって、と伝わってくる日記だ。
■私は憧れます、日々をきちんと記録できる人に。でも無理だと思います。畑を耕さずに苗を植えよという人間です。日々の食、使ったお金はなるべく早く忘れたい。むしろ食べてないよ使ってないよという顔をしていたい、自分自身にも。
私を検索して下さい
- 2009/03/14
■すごい久しぶりにアクセス解析ページを見てみた。
■ページビュー数は以前と変わらず。いつも読んでくださっている皆さん、どうもありがとうございます。さて、注目ししたのは「検索フレーズ」。つまりなんという言葉を検索した結果このブログにたどり着いたかということです。
■一位は「笠木泉」。二位が「ツイノスミカ」。当たり前だけど、ほっとしますね。その他、最近PVに出演した「相対性理論」や、ピューと吹く!ジャガーの劇場版「いま、吹きにいきます」等、その他友人の役者たち「岸潤一郎 ブログ」「青山麻紀子」「瀬戸夏実」「細江祐子」の名もあります。うれしいねえ。それから私が好きな漫画「摩利と真吾」とかね。まあ、その辺りは想定内として、私が楽しみにしているのは少数派、以下はまじりっけなしの一票モノである。
■「上唇 いきなり 腫れた」・・・こんなフレーズを私がいつ書いたのだろう。なぜこのページがヒットしたのだろうか。謎だ。あ、なんか思い出してきた。確か唇が腫れた時があった気がする。
■「宮沢章夫 富士山日記」・・・ちょっと間違っているが、なぜか私のページにたどり着いてしまったらしい。
■「笠井泉」・・・誰だろう。
■「alsok CM メイク」・・・これには覚えがある。私と同じ気持ちの輩が一人はいるということがうれしい。
■「15人姉妹 ヤナイ」・・・これも何か違いますよ。
■「男だったら痛風」・・・このフレーズだけ聞くとなんだかかっこ良くないですか?
※※
■今日は所用で国立近代美術館フィルムセンターへ。非常にいい日でした。行きの電車の中では武田百合子「富士日記」。武田百合子さん、ものすごい量食べてません?
予告/おめでとう
- 2009/03/12
■映画「聖歌隊物語」より。「何なのこの写真」と心がささくれ立ったアナタは金曜からnibroll white studioでやっている高山玲子監督の映画上映会に行ってみよう。とにかく行ってみるといいと思いますよ。面白いから。
※※
■明日3/12の23:58〜OA「リセット」に出演しています。見てくれる人、ありがとう。これからもがんばります。予告御礼。
■今日は姉の誕生日なので居酒屋でお祝いした。プレゼントにリップグロスをあげたら、開口一番「わー、アタシ口紅が欲しかったのーありがとう」と言われた。口紅じゃないじゃん。男性にはピンとこないかもしれないが、口紅とグロスは微妙にしかし全然違う。
■私たち姉妹は、その微妙にしかし全然違うという言葉がしっくりくる。気がつくといつもやはり近くにいる。姉に助けられて今の私がある。0代も10代も20代も30代も姉がいなければ私はこんなふうに飄々と生きてはこれなかった。ありがとう。そんな姉に感謝の意味をこめて、姉の大好きなレモンサワーをがんがん飲んでもらった。ここが銭湯だったら頭から浴びてほしいぐらいの気持ちだ。縁起でもないがもし遠い未来お互いに年を重ね姉が先に天寿を全うしたら墓前には誰に反対されようともレモンサワーを手向けよう。もし私が先に逝ったら誰に反対されようとも餃子を供えてほしい。
「P/W」/更生してくれ
- 2009/03/11
■昨日、THE ガジラの「P/W」を観た。12年前に読売演劇大賞を受賞した作品の再演。
■壮絶な話である。戦争時の壮絶さを表現する役者さんの演技には胸が熱くなるものがあり、またとてもハードな戯曲と演出に反作用するかの様な照明の美しさが印象的だった。作品の持つ迫力、本当にすごかったなあ。観れて本当によかった。
■出演者の小田豊さんとコーシーを飲みながら(小田さんは下戸なのであります)稽古の話を聞いたりして・・・どんな風にあの張りつめた空気が出来上がるのか知れるのは興味深かった。それからいろんな話をして・・・。小田さんは本当に優しい素敵なおじさん、いや大先輩なのです。ちなみに私たちは今秋公開予定「パンドラの匣」に出演しておりますパンドラーなのであります。
※※
■いい気分で帰ってきて、最寄りの駅に降りたら、気分直滑降。自転車が・・・ない。撤去か盗難か、天罰か。何の?ってことでとぼとぼ徒歩で帰宅。
■朝起きて某区自転車撤去係に電話したところ「撤去してない」とのこと。ああ盗難かあ。盗んだ人が悪いのに自分が悪い気がしてくる。自分しか恨めない。もう一度近辺を探してなかったら警察に行こうと駅に向かう途中、「インドマグロの美味しい店 寿司 築地日本海」というどっちつかずの名前の店の前を通る。するとまるで「私は日本海の店員の自転車です」というような顔をして我が自転車が置いてあった。自転車には目がないが、目が合った瞬間ビビビと来ました。これ、・・・あの私のなんですが。
■駅から500メートルほどの場所に乗り捨ててあった自転車。チェーンが外れていた。電動自転車なので、電源キーを入れないとペダルは異常に重い。鍵がなくちゃ使い物にはならないわけで、盗人に何でこんな面倒なもの盗んだんだよと言いたくもなるが、「はい、面倒でした。すみません」と言わんばかりの中途半端な乗り捨て。
■予想するに、「盗む→ペダルが重い→坂道だ!→重いよ・・・→何とか登りきった!→チェーンが外れた!!→もう嫌だ・・・→面倒なもの盗んじまった→もうどうでもいいや→・・・はあ・・俺の人生一体なんなんだろう・・・→このまま盗みを続けていって果たしていいのだろうか→生きるってそんな簡単なことじゃないよな→明日、バイト探してみるか」みたいな、そんな感じで乗り捨てられたんだと思います。一人の不良少年の人生を変えたかどうかは別として、まあ、そんなこんなで本当によかったです。
高山玲子の映画が
- 2009/03/07
■高山玲子の作った映画が三本同時に上映するらしいですよ。高山玲子っていうのは私の長年の友人であり役者でもありますが、私の長年の友人や役者のほかにいろいろやっているようです。その一つが映画監督です。
■私は二作品に出ていますけどね、なんというかまあもう二度とやらないような役をやらせてもらったので、撮影は非常に楽しかったです。もうずいぶん昔のことだけど。「聖歌隊物語」なんて2004年だって。5年前ってこと?計算間違ってる?
■あ、「聖歌隊物語」の撮影の時に皆で西荻窪を歩いていたら乱一世とすれちがったんだった。懐かしいなあ・・・・しみじみしたところで乱一世を知らないアンファンテリブルたちも是非nibrollのスタジオに足を運びましょう!私は土曜日に行きます。まだチケット予約してないけど。
「Pimple Traveling」上映会
★同時上映「聖歌隊物語」「漫画家の話」
★2009.3.13(fri)〜15(sun)
★19:30〜
(各回定員30名)
★¥500
★NIBROLL WHITE STUDIO
京急日ノ出町駅より徒歩5分
※※
「Pimple Traveling」(2009/26min/miniDV)
出演:柳沢茂樹 細江祐子 有馬尚悟 高山玲子
撮影・照明:熊倉良徳
撮影助手・監督助手:福井琢也
撮影助手:東心平・谷口和寛
特殊メイク:矢野愛
音楽:SKANK (NIBROLL,MEXI)
監督:高山玲子
※※
★「聖歌隊物語」(2004/10min/miniDV)
出演:笠木泉 南波典子 渡辺道子 小松梨乃 三浦美保 足立智充 矢野愛
★「漫画家の話」(2005/15min/miniDV)
出演:柳沢茂樹 南波典子 鈴木将一朗 いせゆみこ 本多麻紀 足立智充 関寛之 笠木泉
買った!
- 2009/03/04
■雨の秋葉原。ものすごい人が。
■そうです。思い立ってMacを買いにいったのです。久しぶりのアキバの駅前はすごいおしゃれなことになっていて、でもすぐに電気街が連なりメイド喫茶のティッシュを配る女の子が寒そうに立っていてメガネくん達がドネルケバブをほうばっているという光景。秋葉原通り魔殺傷事件の交差点に立って、ニュースのこと、「さあ、時間です」という最後の言葉を思い出していた。
■友人のMac博士(2人いる)とメールで何度も何度も何度も連絡を取り合い、見事予算内で理想的、いや理想以上なマシンを購入。清水の舞台から飛び降りて着地成功です。MacBook、intelMac、core2duo。Mac博士、本当にありがとうございました。二人がいなかったら私はどうなっていたことか。きっと5時間ぐらい彷徨った挙句に何も買わないという徒労感100%の一日だったことでしょう。感謝します。
■「わわわわわたしごときがこんないいものを買っていいんですか・・・?」(←ソフマップMac館レジでの私の心の声)
■起動、早っ!Youtube、止まらず!
※※
■家に帰り映画「JUNO/ジュノ」を観る。高校生の主人公の妊娠を巡る物語だが、主人公をとりまく人間の描かれ様が面白かった。まあ、人生そんなにうまくはいかないぜってことを描いているのだと思うのですが、その描き方がいいなあと思ったのです。妊娠を扱う物語はたくさんあるけどその中でもよくありがちなストーリーではなかったように思い、見終わった後なぜか清々しい気持ちにもなったのです。あと、音楽がよかった。
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